キュウシュウフクロウ 暗色型

「森の中の木に、顔の黒いフクロウが止まっているよ」と、鳥仲間のOさんから電話を貰い急いで駆け付けました。宮崎市の海岸林です。

彼が指さす森の中、木の枝に黒いものが。

フクロウは白っぽいはず。双眼鏡で見るとなんと本当に顔の黒い鳥。

見たことのないもの。

私にはそれがフクロウなのかどうかも現場では分かりませんでした。

大きさはフクロウ位でした。大きい鳥です。

 

とりあえず、どきどきしながら写真を撮りました。

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なんにせよとてもかわいらしい顔です。目を開けたりつぶったり。

 

家に帰って図鑑で調べても出てきません。 

私の鳥仲間のメーリングに写真を送って聞いてみました。

するとすかさず、たまたま一緒にいたKさんとTさんから

「キュウシュウフクロウの暗色型。山階に標本があるはず。とても珍しい」との回答。

ネットで調べると出てきました。そういわれてみるとぴったり一致します。

キュウシュウフクロウ暗色型・・・納得。

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日本鳥類目録第7版によりますと、フクロウには5種の亜種があるようです。

1 エゾフクロウ

2 フクロウ

3 モミヤマフクロウ

4 キュウシュウフクロウ

 5 亜種不明のフクロウ

この4番目のキュウシュウフクロウの暗色型ということのようです。

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発見者のOさんのおかげで、とても珍しい鳥を見ることができました。

そして世の中には、人間に余り知られていない不思議な世界があるものだと再認識しました。

 

友人のMH氏から、「このような暗色型も、クロージャーの法則が適用されるのだろうか?」とメールをいただきました。鳥類では南方に行くほど羽の色が黒っぽくなるものがいます。沖縄で見たヒヨドリやシジュウカラ、ヤマガラなどの黒っぽさにはびっくりした記憶があります。その説明はクロージャーの法則といわれるもので説明できるそうです。

それは
「同種の恒温動物では、寒冷・乾燥地にすむ個体のほうが温暖・湿潤地に住むものよりも、メラニン色素が少なく明るい色調となる傾向がある現象。一部、昆虫類にも同様の傾向が見られる」

グロージャーの法則。出典:デジタル大辞泉(小学館)

というものです。亜種の中でもキュウシュウフクロウにだけ暗色型があるとすれば、その法則が適用されるのかもしれないな・・・とまだまだ勉強中です。

 

 

ナツトウダイ 真上から見ると面白い

大きな川沿いの道を登っていましたら道路脇にナツトウダイがいっぱいありました。

100m位に渡って。

あるところには固まってあるものです。

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葉の緑がさわやかです。

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ナツトウダイの一番面白いところは、真上から見たところです。輪生状の葉がなんだか幾何学模様です。

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上部で対生する葉の間から杯状花序を出します。
杯状花序は雌しべが1本ある雌花1個と雄しべが1本だけある雄花数個でできています。
雌しべの子房にくっついて4個の腺体があり、三日月形をしています。

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なんだかかわいくておもしろい花です。

ナツトウダイは夏灯台のようですが、春に咲く花にどうして夏が付くのか分からないそうです。

 

 

 

 

 

ヒクイナとクイナ  夏は来ぬ ♪

「夏は来ぬ」という童謡があります。

 

卯(う)の花の、匂う垣根に
時鳥(ほととぎす)、早も来鳴きて
忍音(しのびね)もらす、夏は来ぬ

この5番の歌詞は

 

五月(さつき)やみ、蛍飛びかい
水鶏(くいな)鳴き、卯の花咲きて
早苗(さなえ)植えわたす、夏は来ぬ

(佐々木信綱作詞・小山作之助作曲)

です。この水鶏(くいな)がクイナです。

所がややこしいのは、古くはヒクイナのことをクイナと呼んでいたようです。ですから古い歌や文に出てくるクイナは殆どヒクイナのことのようです。

上の童謡の「夏は来ぬ」のクイナもヒクイナというわけです。

昔の人は、もしかしたら同じものと思っていたのかもしれません。同じくらいの大きさで、同じようなところに住んでいるからです。オスとメスと思っていたのかな。

 

今回も小さな池に両方一緒にいる所を見ました。

しかしよく見れば色が違うし、そして大きな違いは鳴き声です。

ヒクイナの鳴き声が独特です。

コッ・コッ・コッ・コッ・コッ・コココココ

コッ・コッ・コッ・コッ・コッ・コココココ

最後のココココは尻すぼみに小さくなって消えます。

このコッ・コッ・コッ・コッ・コッが戸を叩くコンコンコンコン
に聞こえるということでクイナが戸を叩くという言葉が生まれたようです。
文学的表現です。


五月菖蒲ふく頃早苗とる頃水鶏の叩くなど心ぼそからぬかは  兼好法師 の徒然草


水鶏啼き高野は真夜も杉匂ふ  神尾久美子
雨となりて背戸の水鶏の鳴き止みぬ  寺田寅彦

 

それではまず、ヒクイナの写真です。 

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緋色がきれいです。だから緋水鶏です。
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次は同じ池にいたクイナです。クイナの鳴き声は文学にするほどきれいではありません。ギュッ、ギュッというような声です。
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ヒクイナは宮崎では1年中見ます。繁殖しているようです。

それに比べてクイナはなかなか見ません。多分、冬鳥として渡ってきて、繁殖期になると北に帰っていくのだろうと思います。

 

 



オオルリ 輝くルリ色の羽

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夏鳥の代表のキビタキとオオルリ。

私が行った海岸林には、同じ所に両方がいました。

オオルリはなんといってもそのルリ色の体。

お腹の白色との対比が見事です。

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この後山に入って繁殖しますが、キビタキとの違いは、オオルリは目立つ木の枝の上できれいな声で囀ることです。

日本三鳴鳥の一つです。(他はウグイスとコマドリ)

今から先、山に行くと、美しい声が聴かれます。

ピーリーリーピピリーリージィジィ、ピーリーリーピピリーリージィジィ

と山中に響き渡ります。

それに比べてキビタキの方は木の梢で囀るよりも、暗い林内で囀ります。

 

オオルリのメスもキビタキのメスと同じようにとても地味です。

そのうえ素人目には似ていてなかな区別がつきません。

下はオオルリメスです。(写真倉庫から)

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キビタキ オスは目立ちますがメスはとっても地味です。

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海岸林の少し薄暗いところにキビタキがいました。オスです。

今は春の渡りの季節ですから、ほかの夏鳥同様、東南アジアでの越冬が終わって日本に帰り着いたところです。今から山に入って繁殖します。

 

背中の黄色が目立つので、暗いところにいても見つけやすいです。

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前の方はまだ派手です。

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喉の橙色がきれい。

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この海岸林で囀ることはほとんどありませんが、山に入るときれいで複雑な囀りをします。

ピュウーピティピティピイッピピッピティ・・・

なんだか複雑すぎて書けません。

時々チョットコイチョットコイという言葉が私には聞こえます。

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早く山に入って、いい樹洞を探して、子育てをしてね。

この派手な方はオス。

メスはとても地味です。下の写真。(写真倉庫から)

オスと全く違います。

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目立たないから、メスはなかなか見つけにくいのです。

サンショウクイは森の貴公子

海岸林を歩いていたらサンショウクイが木の上に止まりました。

見とれてしまうほど端正で、気品がある鳥です。

ダークグレイのタキシードに真っ白のウイングカラーシャツ。

それを長身の体に纏っています。

森の貴公子。

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体長は20センチ位です。f:id:tonji44:20190413203201j:plain

ヒリヒリヒリと鳴きます。

山椒を食べたらヒリヒリします。だからサンショウクイ。

山椒の実を好んで食べるわけではありません。

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南から渡ってきます。そして山に入って繁殖します。もっと北の国に行くのもいるかもしれません。

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私は春のこの時期に海岸林で見ていますが、これが亜種サンショウクイです。

 

宮崎にも1年中いるサンショウクイもいます。亜種リュウキュウサンショウクイです。亜種サンショウクイ程真っ白ではありません。

下の写真がリュウキュウサンショウクイです。写真倉庫から。

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胸に灰色が入っています。額も真っ白ではありません。

亜種サンショウクイの方が貴公子です。

 

 

センダイムシクイは焼酎1杯グィーッ」と鳴きます。

今の季節、小鳥たちが東南アジアなど南から帰ってきます。

日本で卵を産んで子育てをするためです。

その途中どういうわけか海岸林に立ち寄ることがあります。

 

そういうことで私たちは今の季節…4月中…海岸林にその鳥を探しに行きます。

オオルリ、キビタキ、、クロツグミとかその他ムシクイ類など。

今回も早起きして海岸林に行ってきました。まだちょっと早すぎて少ししか見られませんでしたが、ムシクイを見ました。。

センダイムシクイです。

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小さい上に動きが早くてなかなか写真が撮れません。やっとこれだけ。

下の写真若葉がきれいです。その真ん中少し右にいます。

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ムシクイ類は色々いますが、姿が似ているのでなかなか見分けられません。

これがセンダイムシクイと分かったのは鳴き声です。姿は似ているのに鳴き声が違うのが面白い。

この時は「焼酎1杯グィーッ」と鳴きました。それがセンダイムシクイの鳴き声だから覚えやすいのです。

 

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その海岸林の近くに友達が住んでいて、時々見回って「・・・が来ているよ」と教えてくれますからそれから見に行きます。今回もセンダイムシクイが来ていると教えてくれました。



フデリンドウ 見つけたらうれしくなります。

尾鈴山麓の山道を車でゆっくり走っていました。

土手に何やら紫の小さい花。

車を止めてみると小さなフデリンドウでした。

春になると、なぜかこの花が土から顔を出しているのを見たくなりますので、とっても嬉しかったです。

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その小さいこと。計ってみたらほら4センチ。

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日が照っているときは花が開いていますが、陽が陰ったり曇りの日は花が閉じています。下の写真のつぼみのように。

その閉じた姿が書道の筆のようということで名付けられたようです。ぴったりの名前。

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咲いていたのはこんな土手。

小さいから、平地では他の草に埋もれて生育できないのだと思います。

土手のフデリンドウ。

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ナガバサンショウソウ 宮崎県と長崎県対馬だけとはどういうこと?

ナガバサンショウソウを見に行ってきました。

宮崎県中部にありますが、私が知っているのは数か所。

1か所目行ったところは、昨年の台風の被害か育ちがよくなかったので、2か所目で見ることができました。

ほんの少しだけしかありませんでした。

ここでは崖に沿って這っていました。

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葉の表面に白い班が入るのが特徴だそうです。

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地味な花。

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雌雄異株だそうです。これは雌株でしょうか。

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これは宮崎県の固有種だったようですが、長崎県の対馬でも見つかったそうです。

そこが面白いです。1か所だけならそこで独自に進化したと考えられますが、そんな離れたところに同じものがあるというのがなんとも変だと思います。

 

 

キンクロハジロ 目が金色

大きな溜池の巨田池に行ってきました。

カモがずいぶん少なくなりました。

それでも枯れた蓮の茎の間を、餌を獲りながら元気に泳ぎ回っているカモがいました。

オスがとてもきれいです。

キンクロハジロ。

目が金色に輝いています。頭の後ろには飾り羽そして白と黒のコントラストがいい。

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それに比べてメスは地味です。

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夫婦仲よく泳いでいました。

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キンクロハジロのほかに残っているものは、カルガモは1年中いますから当然して、ホシハジロ、マガモ、ヒドリガモ位でした。

 

コゴメカラマツ 細い茎、小さな花、なんと繊細な!

【 タマカラマツで載せたのですが、コゴメカラマツではないかとご指摘がありました。    調べてみましたらコゴメカラマツのようです。よって4月11日コゴメカラマツに訂正しました。当方素人でただいま勉強中です。間違いがあったら今後ともよろしくご教示ください。コメント欄に非公開と書いてもらえば公開しません】

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渓流を遡っていくと、岩のところにたくさんの小さな白い花が揺れています。
今頃なんだろうと思いながら近づいてみるとコゴメカラマツのようです。
この日は4月8日。予想していない花なのでびっくり。

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線香花火みたいな小さな花。

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横を水が流れています。とてもきれいな水です。

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花もですが、コゴメカラマツは葉が特に爽やかな感じの葉です

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茎が細すぎて、風も吹いていないのに常に揺れています。繊細な花。

 

「キブシが咲きました。 これが咲くとほら夏ですね」

「キブシが咲きました。これが咲くとほら夏ですね」

これは以前、植物博士と呼んでる方と一緒に歩いていたと時、咲きだしたキブシの花を見て口にされた言葉です。

その時は、まだ春なのに…と思いましたが、今キブシが咲いているのを見ると、にわかに暖かくなるその空気がなんとなく夏を感ずるのだなと思いました。

 

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キブシの木は山道を走ると所々で出会います。今の季節だから分かる木です。

淡い黄色の花をたくさんぶら下げていますから。

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キブシは漢字で書くと木五倍子と書くのだそうです。

実が黒色染料として使われるヌルデのフシ(五倍子)の代用として使われるからだそうです。

 

f:id:tonji44:20190407140404j:plain雌雄異株で雄花と雌花があるそうですが、これはどちらだろう?

雄花かな。

確かにこの木五倍子の花を見たころから、光が夏を感ずるようになりました。

 

ダイサギの婚姻色  目元がコバルトブルーになって・・・

田んぼにダイサギがいました。

ダイサギのオスが婚姻色に変わる季節です。

 

見つけました。亜種チュウダイサギの婚姻色。
繁殖羽(夏羽)の時季でも、ある短い期間、婚姻色と呼ばれる鮮やかな色の出る時期があります。
嘴は非繁殖時期は黄色でしたが黒くなりました。腰のレースの飾り羽。
そして婚姻色と呼ばれる、目先がコバルトブルーに変わりました。
 

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下は別な田んぼのダイサギです。こちらも婚姻色。

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それでは繁殖時期ではない、非繁殖羽(冬羽)はどのようなものかというと。

11月16日撮影です。

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今の季節サギを見たら婚姻色になっているかどうか、一羽一羽見るのも楽しみです。

真冬は見向きもしないのですが。

この時期のサギは白色がより白くきれいに感じます。

 

近くにはコサギもいました。

少しだけ婚姻色が出ています。目先の黄色がピンク色に。

足も黄色だったのが、赤みが入りました。

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こっちのコサギはレースの飾りがおみごと。

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さて、チュウサギの婚姻色は、虹彩が赤いのだそうです。

今度探してみます。





 

うちのシロハラ  まだいます。

毎年うちの庭にシロハラがやってきます。

輪切りのミカンを庭に置いて、大きな鉢に水をためて置いています。

今季もやってきました。しかし、もうそろそろお別れの季節です。

 

何年も何年も同じ個体と思われるシロハラが来ていたのです。

私に慣れていて、2m位まで近づくことができていたのですが、去年から代変わりしたようで、今はとても神経質なシロハラです。写真を撮ろうとガラス戸を開けただけで逃げるのです。

ですからまずガラス越し。

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そーっとガラス戸を開けます。

気付いて鉢の上へ。逃げる準備です。

 

今頃の羽衣はきれいですね。

背中です。

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次は横向きです。

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逃げて隣のおうちのフェンスへ。

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多分今年11月ごろになったら、また来てくれるはず。

その時はもうすこし仲良くなろうね。

 

ハルザキヤツシロラン 地味すぎてどこにあるか?

そこにあると分かっていても、目を離すと分からなくなるくらい地味な花です。

これ植物?

これ花?

真中に写っています。

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落葉と比べてもこんなに小さい。

探すときもしゃがみ込んで探します。

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踏みつけてしまいそうで怖い。

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花の拡大です。

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ハルザキヤツシロランは腐生ランといわれています。

自分では葉緑素を持ちませんから栄養が取れません。それで菌類に寄生しているのだそうです。

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探しにくいですが、受粉すると茎がひょろひょろと伸びます。そして実をつけます。
その時が探す狙い目。場所を覚えていて次の年探すのです。

以前6月に撮ったひょろひょろ伸びた実です。これならわかりやすい。

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今回ハルザキヤツシロランを探していたら、また変わったのがありました。

まん丸いキノコ。

ホコリダケでしょうか。

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下の写真のように常緑樹林内の落葉だらけのところにも、結構生物がいるものですね。

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