シュスランの花と葉

林の中を歩いていると小さなシュスランが何本も咲いていました。

ちょっとピンクが入ってきれいです。

この葉が何とも趣があります。下は花の咲かなかった株です。

別の山に行ったらそちらでも出会いました。

高さは10センチちょっとくらいです。よく見て歩かないと踏みつけてしまいそうです。

 

ソウシチョウと・・・

山の中を歩いていたら、ソウシチョウの喧しい声。

チーフィリチチョビフィリフィリ、チーフィリチチョビフィリフィリ

何羽も鳴き交していました。

今山の中で一番元気です。このかわいい顔・

近くで「なんだこの騒々しい人たち・・・」とあきれ顔で見ているのは在来種のヤマガラです。

そうです。ソウシチョウは在来種ではなくて、元来日本列島には棲息していなかった外来種です。江戸時代に飼い鳥として中国などから輸入されたのが逃げ出して、今では在来種も負けるほど宮崎のどこの山に行っても鳴き声が聞こえます。

 

シモバシラの花

山の中にシモバシラが咲いていました。今咲き初めです。

目をを寄せると一つ一つの花がとてもきれいです。

下は昨年12月です。シモバシラが枯れて、その根の所から霜柱が立っている写真です。名前の由来です。

今年も12月の寒い日、シモバシラの霜柱を見に行ってみようと思います。

ウドカズラの気根

川沿いの道を歩いていると谷筋に奇妙なものが垂れ下がっていました。

赤っぽい紐。長い長い。木の上から地面に着くくらい。

ウドカズラの気根だそうです。

ウドカズラ本体は、数10メートルになる大きな蔓がほかの木に巻き付いているのです。それの気根。

気根の一番上にウドカズラの本体が見えます。

気根が赤っぽくてきれいです。

ネットで調べていると面白いものがありました。

本年2月9日、鹿児島県姶良の教育委員会の発表によると、姶良の前田遺跡からウドカズラの気根で編んだかごが出土したそうです。写真も載っていますが、編まれたかごの形が残っています。縄文時代中期(45000年前)・・・昔々の人々の生活が頭に浮かんできます。何を考えながら誰が編んだのでしょう。かごに何を入れたのでしょう。





 

アリノタイマツと・・・

川沿いの道の崖に初めて見るものがありました。

がけ崩れしたむき出しの崖です。細い黄色の棒がニョキニョキ。

高さは2~3センチ位。小さい。細い。

アリノタイマツです。

私の持っている古い「きのこ図鑑」に載っていますが、今はキノコでははなくて、地衣類に分類されているそうです。

地衣類というのは菌類と藻類の共生体だそうです。

なるほど「蟻の松明」いい名前です。

もう一つ、下の写真は変わったキノコです。こちらはキノコ。

こんなに小さい。

調べたらシロヒメホウキタケのようです。間違っているかもしれません。

白姫箒茸。

不思議なものに出会った日でした

 

ヒガンバナの彼岸

今年は9月20日が彼岸の入りでした。

23日の秋分の日が中日(ちゅうにち)、そして26日が彼岸明けです。

田舎の道を歩きました。畑に下りる道沿いにヒガンバナが満開でした。

モンキアゲハが何羽も来ていました。

下はカラスアゲハです。

彼岸は向こう岸です。三途の川の向こう岸です。西にあるお浄土の世界です。

今は太陽が真西に沈みます。だから西にあるお浄土が分かりやすいのです。

私はまだ此岸(しがん)にいます。こちら側は欲や煩悩や戦いの世界です。

西の方角の空には時々きれいな夕焼けができます。夕焼けの向こうはお浄土です。

 

ハヤブサ飛来

宮崎市佐土原町の海沿いにKDDIの鉄塔があります。国際電話のマイクロ波通信タワーです。光ファイバーの海底テーブルもここから海に出ていると聞きました。

タワーは高さは90m、とても高いです。

この鉄塔に毎年ハヤブサがやって来ます。もう来る頃だと思って双眼鏡で望いたら、一番高い所に米粒のような黒い影。

望遠レンズで写真撮って拡大しました。

ハヤブサでした。

今年もタカ類やハヤブサ類で賑やかになります。まもなくノスリも来るでしょう。

 

岩の上にヤクシマアカシュスラン

小さな川を遡って行ったら、川の真ん中の苔むした岩の上にヤクシマアカシュスランがありました。赤い落ち葉の右側です。

↓ここです。気持ちのいいところに居を構えたものです。

近くに何本かありました。

まだ咲き初めの季節のようです。

川沿いは暑くもなく快適でした。のんびりしたヤマガラの声が聞こえていました。




 

 

田んぼのメダイチドリとトウネンと・・・

田んぼにもシギチが入っていました。

かわいいメダイチドリの幼鳥?

下もメダイチドリの幼鳥。胸がほんのり橙色。

メダイチドリと一緒にいるのはトウネン。

こっちのトウネンと一緒にいるのは誰?

顔が赤っぽく、嘴が長くて下に反っています。

ハマシギ?サルハマシギ?

どっちだろうねとトウネンのひそひそ話。

トウネンは休憩してはみんなでエサ探しです。

ヒバリシギがちらっと出て来て直ぐ隠れてしまいました・

田んぼには色々います。

今年も海岸に来たチョウゲンボウ

今年の秋はどこでチョウゲンボウに出会うか楽しみでした。

私が出会ったのは海辺でした。毎年1羽のチョウゲンボウが来て、縄張りにしているところです。

田んぼを縄張りにしているチョウゲンボウが多い中で、この海岸にいつも来ます。

私がチョウゲンボウならやはりこの海岸に来たくなると思います。

余り草が生えていないので、バッタは少ないですが、海の向こうに水平線が見えていいところです。

だけど時々ハヤブサがやって来ますから、人生いいことばかりではありません。

 

アズチグモの顔

今は耕作されずに荒れてしまっている丘の上の畑道を歩きました。

変なクモがいました。

これ何?どうも上と下は別物のようです。

上のクモが下のチュウガタシロカネグモを獲っているみたい。

上のクモだけ拡大。

帰ってから調べたらアズチグモみたいです。

この顔とっても面白い顔。人間の顔。

近くにいた黄色いクモ。

これもアズチグモみたいです。アズチグモの顔は色々あるみたいです。

う~ん、初めて見た変なクモ達!