クロマダラソテツシジミ  ソテツが危ない!

都井岬でヒオウギの次に目に付いたのはこれ。

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この可愛い小さなシジミチョウ。

どこに行ってもこの小さなチョウが舞っていました。

このシジミチョウは大問題。

ソテツを枯らすのです。

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葉が枯れかかったソテツがあちらにもこちらにも。

遠くから見てもソテツの葉の色が随分変わっています。枯れ葉色。

このシジミチョウの幼虫が、ソテツの若い葉を食べ、葉の基部まで入り込んで食べてそこで蛹になるのだそうです。

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このクロマダラソテツシジミはやはり南方のチョウで、1992年に沖縄で発見され以来北上を続け、今では関東でも見られるとか。

ソテツの自生地はこの都井岬が北限ですけど、公園に植えられたソテツなどが被害にあっているようです。どうなっていくのでしょう。

しかし、都井岬にはまだ元気なソテツもあり実を着けていました。

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この中にはソテツの実がいっぱい。

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都井岬のヒオウギ

宮崎県南部の半島、都井岬に行ってきました。

日本在来の馬「御崎馬」の生息地です。

 

岬に着いて、一番目についたのはヒオウギ。

道路わきにも馬の草原にもいっぱい。

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ヒオウギというのは、昔宮廷の人が持っていた扇・・・檜扇・・・に似ているから。

花ではありません。葉の付き方。

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都井岬は馬がいっぱい・・・いるはずだけどきょう見たのは道路に出ていた1頭だけ。

皆さん、どこかで休んでいるみたい。

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だけど草原は広々。

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海も気持ちがいい。

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結局、馬がいっぱいいるところには出会えませんでした。

だけどいつ来ても気持ちのいいところ。

 

 

おにぎり君  君は誰?お名前は?

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変わった花があると思って、カメラを近づけ、大きさを見るために私の手をその葉に置いたところ、手に何か白いものが。

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車の中に入って、写真を右手で撮っていたら、カメラのレンズに移動。

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なんだか三角おにぎりみたいな顔。

もちろん初めて見ましたが、何蜘蛛?ハナグモの1種かな。

ところで最初に戻って分からなかった花・・・おにぎり君がいた花・・・はこれ。

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田んぼの中の道端にありました。

ヒメマツバボタンかな。

ダイサギソウ  幻の野草

晩夏です。

家にいてもつくつくほーし

野原に行ってもつくつくほーし

 

そう、野原に行ってきました。

そして幻の野草といわれるダイサギソウを見てきました。

ダイサギソウは晩夏に咲く花。

 

ダイサギソウってサギソウの大きいの?

まあそんなとこです。

大きさはサギソウが30センチ位。ダイサギソウは50センチ位。

やはりダイサギソウのほうが大きいし頑丈そうに見えます。

だけど全然違うといえば違います。

サギソウは湿地にありますが、今日見たダイサギソウはカラカラの野原でした。

難しいことをいうと植物分類学上の「属」が違うのです。

サギソウはラン科サギソウ属

ダイサギソウはラン科ミズトンボ属

ということは、どう違うかというと・・・たぶんだいぶ違う。

まあ私には難しことは分からない。

 

そこで写真。

まず花だけ拡大。

きょう撮ったダイサギソウの花

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次は以前撮ったサギソウの花

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ダイサギソウは男の子の天使。サギソウは女の子の天使。

 

これから後の写真は、きょうのダイサギソウ。

まず全体。葉が大きい。

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次は花。

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この姿、宇宙から地球に背中を下にして下りてきているよう。

次の写真も。

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そう本当は天使じゃなく、シラサギに似ているからサギソウでした。

私には天使に見えました。

 

 

ナンバンギセル  カヤの根に寄生している?

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宮崎は朝夕涼しくなりました。タオルケットだけで寝るのは風邪をひきそう。

だけど日中は相変わらず暑い。

 

山道を歩いていると、ナンバンギセルが何本も出ていました。

ギンリョウソウと違って色鮮やかだし日向にあるし。

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南蛮キセル・・・西洋人のキセルのようだということのようです。

この植物は寄生植物。

カヤなどのイネ科の植物の根に寄生して、そこから栄養や水分を取っているのだそうです。

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今頃の季節に、山道でも畑の道でも、道端のカヤの根のほうを注意深く見れば比較的容易に見つけることができます。カヤが元気だったら隠れて見えないかもしれませんから、ちょっと屈んでみた方がいいかも。。

 

花はとってもきれいです。

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所がカヤのないところにもありました。全長30センチ位ののっぽさん。

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下の写真の右下にナンバンギセルがありますが、下にも上にもそれらしいイネ科の植物がありませんでした。

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だけどこんなに大きくきれいに咲いています。

カヤの葉がないから、日が当たって元気です。

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どうしてカヤがないところに育っているのか分かりませんでしたが、もしかしたらカヤの根が残っていて、カヤの葉だけがなくなっているのかもしれません。

 

 

メダイチドリ  広い浜辺の小さな千鳥

ミサゴを見た後、その砂浜を歩いて北上してみました。

砂浜というのは面白い。

昨日人が歩いた跡や、車を乗り入れた後も、夜のうちに風が吹くと、その跡に砂が風で運ばれ、朝には何もなかったようにきれいになります。風紋ができています。

昨日は昨日、今日は今日。

人の心に着いた傷も、夜の間に全部消されればいいのですが。

 

昼間風が吹く日は、私が歩いた足跡も瞬く間に消えてしまいます。

面白いです。

風に背を向けて歩かないと砂が目に入ります。

そして帰ったらすぐシャワーを浴びます。体中砂でザラザラだから。

 

きょうの砂浜は誰の足跡もありません。昨日の足跡は消されています。

 

20分くらい歩いたところで砂浜に動く影。

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チドリです。チドリの歩き方は独特です。

5、6歩歩いたら立ち止まり,また5、6歩歩いたら立ち止まります。そして胸を張ります。だから「シギではないな」と分かります。

チドリにもいろいろありますが、このチドリを双眼鏡で見たら、胸のあたりが少し橙色が残っています。そして割と小さくてかわいい。メダイチドリのようです。

もう少し早い時期なら、橙色がもっと鮮やかなのですが。

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1羽かな、ほかにもいるのかなと付近を探しましたら、合計5羽のメダイチドリがいました。家族かな。

メダイチドリは、春と秋の渡りのころ、宮崎にも休憩のため立ち寄ります。

シベリアで子育てして、秋になると東南アジア方面に渡っていくのです。こんな小さいのに大変な旅です。

メダイチドリは目の周りが黒っぽいので、目が大きいように感じます。だから「目大」なのでしょうね。

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また秋にここで会いましょう。メダイファミリー。

 

ミサゴ  大きな魚を獲った

土日雨が降ったけど、きょうは晴れ。

朝夕涼しくなりました。日中はまだ暑い。

 

水平線が見える広い砂浜に行きました。

夏なら砂浜にアジサシがいるのですが、今は何もいないみたい・・・と思って

見まわしていると、テトラポットに引っかかった木に何かが止まっています。

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双眼鏡で見たら大きな鳥です。この大きさからするとトビかな?

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飛び立って左の方に。

頭が白いようです。頭が白かったらトビではなくミサゴです。

 

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海の上。気持ちがよさそう。

水平線がくっきり。

f:id:tonji44:20180910202812j:plain方向を変えて私がいる方に近づいてきました。

おお近い!

魚の頭のほうは食べてしまったのかな。それともつついて捨てたのかな。f:id:tonji44:20180910202940j:plain

大きな魚。何の魚だろう。

f:id:tonji44:20180910202955j:plainわりと近くの砂浜の流木に止まって魚を食べ始めました。

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ミサゴは上空から魚を見つけて、ドボンと足から飛び込んで魚を捕まえます。

小鳥は襲いません。

魚大好きのワシです。ワシタカ類だけあって目が鋭い。

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トラノオスズカケ  鈴懸って何?

山道を走っていて、高い岩の崖に白い花がたくさん咲いているのを見つけ車を止めました。その白い花はヒュウガギボウシでした。

その崖の横に獣道(けものみち)ができていました。獣道は藪に丸い穴のような入り口があるのでわかりやすいです。それは猪の通り道に違いありません。付近で猪を見たことがあります。

そのいのしし道を背をかがめてくぐって岩場を上ってみました。

すると上の方に何やら鮮やかな青い花。丸っこい花で、あまり見慣れない色です。

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何だろうと思ってよじ登ってみました。

久しぶりに出会ったトラノオスズカケ。

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花に目を近づけてみると何んともさわやかな青。

ピンポン玉位の花が、蔓のような枝にポンポンとついています。

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ところでトラノオは虎の尾で、房のようなものに着ける名前でしょうが、スズカケが気になります。

調べてみるとなるほどと思いました。

写真や漫画で修験道の山伏の姿を見ることがあります。

独特な格好です。

鈴懸(すずかけ)を着て、結袈裟(ゆいげさ)を掛け、兜巾(ときん)をかぶり、法螺貝(ほらがい)を持っています。

その着ている法衣が麻でできた鈴懸という法衣のようです。ちょっと違いますよね。その法衣の上にポンポンが4個。それは本当は鈴懸ではなくて結袈裟(ゆいげさ)というお袈裟です。そのお袈裟にポンポンが前面4個、後ろに2個着いています。このポンポンが花のスズカケのいわれなのでしょう。

これななら分かります。まあ、鈴懸の法衣と結袈裟を一体とみて鈴懸という名前にしたのだろうと思います。ということで結論は山伏がつけているポンポンでした。

なんだか音の響きがいい感じだから鈴懸という名前になったのでしょう。

トラノオユイゲサより音の響きがいい。

 

 

セイタカシギ  足が長すぎ

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雨が降ったり止んだり。

毎年やって来るシギ類やチドリ類が来ているかどうか見に行きました。

田んぼはまだ稲刈りのすんでいない所がほとんどでしたが、少しだけ稲刈りのすんだ田んぼがあり、降った雨がたまっていました。そんなところでシギ類やチドリ類が餌を採っています。

シギ・チドリ類が2、30羽入っている田んぼを見つけました。

いいろいろの種類。大きなシギ類や小さなシギ類。

ムナグロ、エリマキシギ、タカブシギなどは大きくて目立ちます。トウネン、ヒバリシギ、ハマシギなどは小さくて双眼鏡でないといるかいないかもわかりません。

 

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他にどんな鳥がいるかなと思って見ているとどこからか大きな鳥が5羽飛んできました。

セイタカシギです。

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なんと細くて長い脚。水辺の貴婦人といわれているそうです。

体だけでいうと、くちばしの先から尾の先まで伸ばすとが37センチ位。土鳩より少し大きい位。足だけの長さは25センチ位。

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足が長くていいことは、深い水の中にも入れることです。が、今日は深くない。

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上空にトンビが来たら飛んでどこかへ行ってしまいました。

トンビは悪さしないのですが。

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宮崎では渡り鳥ですが、東京とか沖縄とか1年中いると聞きました。

ヒヨドリジョウゴ  毎年裏庭に咲きます

もう咲いているころかなと思って、裏庭に出てみると、視界が空で見づらいけれど花が咲いているようです。

花が咲く枝が高くなりすぎました。

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棒を持ってきてその一枝を手前に手繰ってみました。

綺麗な花が今年も咲いていました。

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花はバトミントンの羽みたいだと誰かが言いました。

とっても小さい羽です。

1センチくらい。

 

この花がどうして家の裏庭にあるかといいますと、かれこれ5年くらい前の12月のことです。

宮崎県の北部に延岡市があり、そこから西に行くと高千穂というところがあります。

その町を結ぶように西から東に川が流れており、五ヶ瀬川といいます。

その川の南側の山並みの上を道が走っています。六峰街道と言います。

1000m位の六つの峰の尾根を走るような感じです。だから六峰街道。

途中天文台が一つあるくらいで人家もほとんどありません。眺めは最高です。

私たちはこの道が気に入っていて、植物や鳥を見に季節ごとに訪れていました。

この道の延長は57キロ位あり、山道でスピードが出せませんから結構時間がかかります。

5年位前のその時・・・12月初旬は、もう山の上は真冬でした。植物も枯れてしまっていて、見るような植物はありませんでした。

そんな時道端に赤い小さな実をつけたつる性の植物を見つけました。

それがヒヨドリジョウゴでした。

その時撮った写真です。

荒涼とした冬景色の中でとても美しく感じました。

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土手にいっぱいありましたのでその実をちぎって持って帰り、赤い実の中の種を取り出してすぐに大きな鉢に蒔いておきました。するとそれから芽が出て大きくなりました。毎年花を着けるようになったのです。

葉がすっかりなくなる時期があって幹だけになります。

もう枯れたかなと思うとその枯れたような幹から枝を出します。

だからだんだん背が高くなるのです。

今年の冬も赤い実がなるでしょう。

そしたらヒヨドリが来て実を食べるかな。鵯上戸。

 

オオバヤドリギの花  どれが木?どこに花?

「オオバヤドリギの花が咲き始めましたよ」と植物大好きの人からメールが入りました。

ヤドリギは見たことがあるけれど、オオバヤドリギとはまたどんなヤドリギだろうと思って見に行ってきました。

だけど教えられたところ付近に見当たりません。

木の上を見上げながら行ったり戻ったり。

するとやっと変わった色のウインナーみたいなものを見つけました。

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葉は普通の緑色だけどウインナーがびっしり。これがオオバヤドリギ?

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このウインナーは何?これは花?

手が届かないような高いところです。双眼鏡でのぞいて見ました。

するとこのウインナーの中に花が!

 

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分かりますか。昔の正月の羽付きの羽みたいなものが。

ウインナーの先に花が咲くのですね。

これが花でした。見つかってよかった。変わった花だけど面白くてかわいい。

よく見ればあちらにもこちらにも。

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このオオバヤドリギが見つけにくかったのは、大きすぎて宿主の木と一体化していたからです。宿主が桜の木とわかったのは後からでした。

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オオバではなくただのヤドリギというのはよく見ますが、こんなに我が物顔にはびこっていません。一個一個が小さいです。

以前撮ったヤドリギの写真です。

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これに比べてオオバヤドリギははびこり過ぎです。

宿主に寄生して寄生根を幹に食い込ませ、そこから栄養や水分をもらって生きているのです。

宿主が死んだら自分も死にます。

オオバヤドリギ君、分かっているのかなあ。

 

ジュズダマ 昔、女の子の宝物

黄金色に色づいて刈り取りを待っている田んぼ。

その田んぼの横の小川のほとりにジュズダマが花を着けていました。

花をしみじみ眺めたことがなかったのですが、とても面白い形です。

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随分拡大しています。

丸い球は雌花。その先端から雄花が延びて花を着けています。

生えている状況は

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サトウキビ畑というか藪というか。

少し近づくと

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雌花の丸い球が実ると黒っぽくなります。

 

昔の話です。

私の住んでいた所の運動会は11月3日文化の日でした。

運動会が近づくと先生が

「女の子は玉入れの数珠玉を一人2個づつ作って持ってきて」

と言われます。

それでジュズダマが家にある子は慌てませんが、家に持っていない子は学校の帰り、田んぼや畑に行って、この黒くなったジュズダマを探し回ります。

家に帰って小袋の中にジュズタマを入れて縫い、あくる日学校に持っていくのです。運動会の時の玉入れの球です。

だから女の子はかねてからジュズダマを見つけたら、採って大事に保管しておくのです。

もちろん運動会のほかにかねての遊びのお手玉にも使います。女の子はお手玉を学校に持ってきていて、休み時間になるとお手玉遊びをしていました。

ジュズダマの真ん中を糸が通るくらいの貫通した穴が開いているので、それに糸を通してネックレスにも。

その他色々遊び道具になっていました。

 

だから、昔女の子だった妻は、年取ってもこれを見つけたら採って帰って大事にしていました。宝物です。

今でもそれが残っています。ほらね!

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ヘラサギ   今頃ここで何をしているの

ヘラサギがいるよと友達に教えてもらったのは8月25日ですからもう1週間以上前です。

まだ滞在しているらしいという情報で、その田んぼに立ち寄ってみました。

コサギ、アマサギ、チュウサギの中1羽だけヘラサギが混ざっていました。

アマサギの隣。田んぼの雑草の中のカエルでも食べているのでしょうか。

首を下げると他のサギとの見分けがつきません。

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例年、冬になるとクロツラヘラサギが10数羽やってきます。ときどきその中にヘラサギが1羽混ざっていて喜びます。クロツラヘラサギより見ることは少ないのです。

だけどどうして今頃?

詳しい人の話では「越冬した個体が1羽いたが、それがそのまま居残っているのではないか」ということらしいです。

クロツラヘラサギと似ていますが、分かりやすい識別点は「目と口嘴の黒がつながって一体化しているのがクロツラ」「目が独立して見えるのがヘラ」ということになります。

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田んぼの上を飛び回っています。とてもきれいです。といっても他のサギもきれいですけど。

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耕された田んぼに下りたら全体が見えました。ヘラがみごと!

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「ヘラさん、クロツラさんがやって来るまでここで待って居なさい」

 

 

里芋つめ放題100円

昨日植物を見に行く途中、弁当を買いに西都市の「いっちゃが広場」に寄りました。

JA西都運営の農産物直売所です。

マンゴーの時期は大賑わいです。

そこで面白いものを見つけました。

「里芋つめ放題100円」とのところで里芋を見つめるおばさん。

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なかなか詰め方が終わりません。

別な方向にはこんなお姉さん。

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なーんだ!

分かりましたか。

ところでここで買った昼の弁当

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この直売所は野菜など豊富に置いてありますよ。

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ナンゴクカモメヅル クリーム色の小さな花

いつものことで山道を走っていて、車を止められそうなところがあれば止めて、その付近を見て回っておりました。

海岸からは随分遠い宮崎県南部の山の上の道です。

眼下に遠く家並みや道路が見えます。

入道雲が沸いています。

夏の間に何回「いい入道雲」に出会えるか楽しみです。

 

そこの崖でかわいい花に出会いました。

花がびっしり。

ナンゴクカモメヅルです。

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出会うのは3回目です。

1回目は海がすぐそこの崖の上。2回目は今回のように海から遠い畑の横。

そして今回。

クリーム色の花がなんともかわいいです。

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葉の大きさはこのくらい。葉がカモメが羽を広げたように見えるから、この類はカモメヅルというのでしょうね。

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このナンゴクカモメヅルは、鹿児島県と宮崎県だけしかないみたいです。

もしかしたら貴重なのかも。