「オオバヤドリギの花が咲き始めましたよ」と植物大好きの人からメールが入りました。
ヤドリギは見たことがあるけれど、オオバヤドリギとはまたどんなヤドリギだろうと思って見に行ってきました。
だけど教えられたところ付近に見当たりません。
木の上を見上げながら行ったり戻ったり。
するとやっと変わった色のウインナーみたいなものを見つけました。
葉は普通の緑色だけどウインナーがびっしり。これがオオバヤドリギ?
このウインナーは何?これは花?
手が届かないような高いところです。双眼鏡でのぞいて見ました。
するとこのウインナーの中に花が!
分かりますか。昔の正月の羽付きの羽みたいなものが。
ウインナーの先に花が咲くのですね。
これが花でした。見つかってよかった。変わった花だけど面白くてかわいい。
よく見ればあちらにもこちらにも。
このオオバヤドリギが見つけにくかったのは、大きすぎて宿主の木と一体化していたからです。宿主が桜の木とわかったのは後からでした。
オオバではなくただのヤドリギというのはよく見ますが、こんなに我が物顔にはびこっていません。一個一個が小さいです。
以前撮ったヤドリギの写真です。
これに比べてオオバヤドリギははびこり過ぎです。
宿主に寄生して寄生根を幹に食い込ませ、そこから栄養や水分をもらって生きているのです。
宿主が死んだら自分も死にます。
オオバヤドリギ君、分かっているのかなあ。