マメヅタランの花 大きな木に着生

マメヅタランというのは、大きな木とか岩などにくっついいている着生ランです。

なかなか見ることができない花です。

 

今回、家から車で1時間半以上走った山の方の木に着いているのを教えてもらって、見ることができました。

それも手の届くようなところにも。

感動の一瞬。

なかなか見れないのは、花の咲く時季に出会えるか、そのタイミングが難しいからです。

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小さな黄色の花が着いています。

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葉の大きさはこのくらい。本当に大豆の大きさ。1センチ無いくらいです。

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唇弁は肉眼では見えないくらいですけど赤みがついています。

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ミヤマムギランと一緒に。

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マメヅタランという名前が付いたその元の植物はマメヅタです。

シダ植物です。

着生しているところもほとんど同じ環境です。マメヅタはどこにでもあるというくらい山にも里にもあります。

下の写真がマメヅタです。。

このように胞子葉が残っていれば分かりますが、そうでないときは見分けにくいです。

マメヅタの葉の方が少し大きいみたい。

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今回でなんとなく葉だけでも見分けがつきそうな気がしてきました。

 

レンリソウ  連理の枝のような夫婦

 

レンリソウが咲いていました。

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レンリソウのレンリとは何でしょう。 

「連理の枝」という言葉があります。

結婚式の祝辞などでも聞きます。

「順境にあっても逆境にあっても、連理の枝のように、二人寄り添い支えあって生きてください・・・」という風に。

 

連理の枝とは、古代中国・紀元前の春秋戦国時代、宗の時代の話。

ある国の大臣の中にとても仲のいい夫婦がいました。その妻はとても美人でした。

その国の悪い王様が、仲のいい夫婦の仲を裂き、夫を牢屋に監禁し、妻を城中に囲ってしまいました。

その境遇に悲嘆した妻は、王様に従っていた時高台から身を投げて自殺してしまいました。

それを聞いた夫も自殺してしまいました。

悪い王は、二人を同じ墓に入れることを許さず、夫の墓は妻の墓の隣に作らせました。

すると二人の墓から木の芽が出て、やがて木が育つと枝と枝が連なって、1本の木のようにになってしまいました。理とは木目のことです。それが「連理の枝」の物語です。


その後時代がずっと進んで唐の時代。

詩人・白居易の有名な叙事詩「長恨歌」の一説です。上に書いた物語からとった連理の枝が最後に出てきます。

 

絶世の美女楊貴妃に溺れた玄宗皇帝は、国政を顧みることなく、庶民の不満が充満していました。そして安碌山の乱がおきます。安碌山というの反乱軍の大将の名前です。

都を追われた玄宗皇帝の部隊は、途中で身内の兵の不満が爆発して、部隊が動かなくなります。このようになったのは皇帝が楊貴妃にうつつを抜かし過ぎたためだとして、楊貴妃を殺してしまいます。その時皇帝もそれを止める力を失っていました。

その後安禄山の挙兵は失敗し、長安は皇帝の手に取り戻されたため、皇帝は元の楊貴妃と暮らした長生殿に戻ります。しかし、そこには楊貴妃がいません。空しい毎日が過ぎます。いつも楊貴妃のことが頭から離れません。

その後いろいろありますが長恨歌の最後に出てくるのが連理の枝です。

天上の楊貴妃が地上の皇帝に送った詞です。

 

七月七日長生殿
夜半無人私語時
在天願作比翼鳥
在地願為連理枝
天長地久有時盡
此恨綿綿無絶尽

  七月七日長生殿

   夜半人無く私語の時

   天に在りては願わくは比翼の鳥と作らん

   地に在りては願わくは連理の枝と為らん  

   天長地久時有りて尽くるも

   此の恨みは綿綿として尽くること無し

 

最後は恨みで終わります。だから長恨歌。

私が高校1年の時、この長恨歌の一部を漢文の時間に習いました。

ついでに比翼の鳥とは、雄と雌が各々翼と目を一つずつ持つ鳥で、雌雄一体となって飛ぶという鳥のことです。

 

そこでこの写真のレンリソウですが、小葉が対生しています。

葉の根元がくっついているようにも・・・見えます。だから連理草なのですね。

深い意味のある名前を貰いました。

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連理の枝ではなく、連理の葉。

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花はカラスノエンドウのような感じです。

 

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花の拡大です。

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チガヤなどがびっしり生えている所。よく生き残っているものだと感心します。

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いつなくなるのかと心配しながら毎年見ています。

今年も沢山咲いているところを見れました。

案外逞しい。

 


 

 

 

 

 

 

今年もブッポウソウがやってきました。

毎年やって来る赤い橋。
今年ももう来ていました。

幸せの青い鳥。


橋の上側と下側のケーブルに1羽ずつ。
まだ抱卵はしていないようです。

下の写真が川下のブッポウソウ。A個体とします。 

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そして下が川上に止まっていたブッポウソウ。B個体とします。

ペアだと思いますから、どちらかがオスでどちらかがメスだと思うのですが、雌雄同色。今のところ私には識別が付きません。

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1時間位して帰りには1羽しかいませんでした。さてさてこれはAor B ?

 

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ゲッ、ゲッと鳴きながら飛び回っています。

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今からこの赤い橋の穴の開いたところに巣作りするのでしょうが、ドバトも巣を作っています。うまく抱卵できますように。

 

 


 

 

ユキザサ  雪の笹・・・いい名前を貰いました。

六峰街道に車を止めて脇の小道を入ったら、きれいな花に出あいました。

ひょっこり出会うとうれしいものです。

 

これは開き始め。

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2~30センチ位の背丈です。

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ユキザサは雪笹です。

花が雪のように白く、葉がササの葉に似ているからだそうです。

運よくいい名前を貰いました。

割と珍しい花でなかなか出会いません

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葉は斜めに倒れます。

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1回で覚えられる名前がいいです。

 

 

 

ツクシシオガマ 白花もありました。

五ケ所高原を歩いていると、ツクシシオガマがいっぱい咲いていました。

年によって植物の種類の咲き具合もだいぶ違います。

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葉4枚が茎を取り巻いています。葉もきれい。

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遠くを歩いていた孫が「ツクシシオガマ白花がある」と叫びますので近づいてみたらほんとに真っ白の花。初めての出会いです。

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純白の花との出会い。野原歩きも楽しいものです。

サイハイラン 黄色のサイハイランがありました。

 

霧島山麓の道沿いにサイハイランが何本も咲いていました。あまり日の当たらないところです。高さは50センチ位。

サイハイランはなかなか出会えませんが、こんな道端に?という感じで咲いていました。

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サイハイとは采配のことです。

「采配を振る」という言葉があります。

「上司の采配の振り方がよかったので、仕事がうまくいった」というような使い方をします。

もともとの采配は、軍隊などで指揮官が手に持つ指揮棒のようなもので、後ろの隊員にも見えるように、その指揮棒の先に白い紙を細く切って房のようにしたひらひらをくっつけたものです。采配を前に振りながら「突撃ー」と叫ぶのです。

 

このラン、なるほど采配に似ています。名付けた人の気持ちが分かります。

 

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一つの花を見るとランの花だなあという気がします

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いくつかの株の中に、下の写真のような色のサイハイランがありました。

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黄色っぽいサイハイラン。初めて見ました。

サイハイランの花は黄緑色から紫色まで変異が多いそうです。

それにしても珍しい。

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来年もこのキバナサイハイランが出てくれますように。

 

サクラスミレ  華やかなスミレ

土曜日に諸塚村、高千穂町を大学生の孫と巡ってきました。

その時標高の高い草原で見たサクラスミレです。

以前はたくさんあったのですが、今年はほんの数株しかありませんでした。

花が大きいそうですが、びっくりするほど大きくはありません。

だけど花が華やかな感じがします。

スミレの女王と呼ばれているそうです。

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サクラという名前は花びらの先が窪んで、桜の花のようにあるということらしいですが、必ずしもそうではないようです。

 

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大きくしてみました。

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距です。

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葉脈に沿って紅紫色が入るのは、亜種のチシオスミレですが、これを入っているというのかどうなのか?

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今年のサクラスミレの出来はよくありませんでしたが、過去に同じところで撮ったサクラスミレです。

これならサクラスミレの華やかさが分かると思います。この年は100株くらいあったのですけどどうしたのでしょう。

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オオミズアオは若緑色の美しい蛾

土曜日、美しいガに出会いました。

10センチ位の大きいガです。

オオミズアオ(大水青)です。

この翅の色、なんともきれいです。薄い黄緑色。

大日本インキ化学発行の「日本の伝統色・第6版」を取り出して色を比べてみました。「若緑色」が一番近い色でした。

 

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翅の縁取りは、赤褐色。足も赤褐色。

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山の上の渓流沿いのクマザサに止まっていました。

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下側の体は、白くてモフモフ。

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ヤママユガの一種ですから、この蛾も成虫になったら口がありませんので食事をしません。

1週間ぐらいの命ですがその間に繁殖の仕事をしてしまいます。

自然界は不思議なことがいっぱい。

 

 

ウスギムヨウラン   ムヨウ・無葉・葉が無い。

ウスギムヨウランとは薄黄無葉蘭・・・薄い黄色の花が咲く、葉の無いランです。

それが咲いているという林の中を探して回りましたが、何しろ葉がなくて細い茎が30センチ位伸びたひょろっとした植物です。なかなか見つからなくて帰ろうとしていたら、偶然友人に会いました。

それで教えてもらって見ることができました。ラッキーでした。

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葉がないということは、光合成しないということですから。ギンリョウソウやハルザキヤツシロランと同じく、腐生植物・・・菌従属栄養植物です。

近くに、固まって咲いている株がありました。

黒っぽい枝は昨年の枝で、上部に籠のようなものがついているのは、種子を飛ばした後です。

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花はなかなか小さくて写真が撮りづらいです。

赤紫の縞が入っています。これが唯一花らしいところです。

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まだ蕾だけの株もありました。

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暗い林内も、よく見ればいろいろの植物や虫がそれなりの人生?を生きています。

 

 

ルイヨウボタン 花ではなく葉がボタンに似ています。

これも六峰街道で出会った植物です。

ハシリドコロと同じ森にありました。

 

なかなか出会わない珍しい植物です。

そこにはたくさんありました。花が咲いているのはところどころ。

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背丈は70センチ位。結構背が高いです。

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花のように見えるのは萼片です。花の直径は1センチくらい、小さいです。

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ルイヨウボタンといいながら花はボタンに全然似ていません。

葉が似ているのだそうです。

ルイヨウは類葉(るいよう)で、葉が同じ類という意味のようです。

 

だけどどうして鹿が食べていないのでしょうか。毒草ではなさそうです。一つ考えられるのは、毒草のハシリドコロがいっぱいあるから、それで鹿も用心して食べないかもしれません。もしかしてここのルイヨウボタンは賢いのかな。

ほら下の写真のようにルイヨウボタンとハシリドコロが並んで生えています。

左下の小さいのがハシリドコロです。

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次は写真倉庫から。

8月中旬に撮影したルイヨウボタンの実です。

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ブルーベリーの実みたい。






 

ハシリドコロ 食べたら幻覚が来て走り出します。

六峰街道の植物です。

林の中にこんな植物がありました。

左の黒っぽい花を2個付けた植物です。

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これは全長30センチ位でした。

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この黒っぽい花。

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ハシリドコロという植物です。

名前が面白いですが、トリカブトと同じように猛毒植物です。

全草が猛毒ですが、特に根塊に強い毒があるそうで、食べたら錯乱状態になり、走り回るので走りドコロだそうです。トコロというのはヤマイモ科のオニドコロに似ているからだそうです。

 

大きさはこのくらい。

f:id:tonji44:20190510112329j:plain鎮痛剤などに利用されているようです。

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鹿が多くて植物が食べ尽くされている山でも、これは残っています。

鹿はどうして見分ける・・・嗅ぎ分けるのでしょうか。

 

 

早朝の草原 草の芽生え クサグモの巣

高千穂町の五ケ所高原で車中泊しました。

 

誰もいない。

灯りが見えない。

真っ暗。

無音。

満天の星。星ってこんなに多かった?

 

早く眠りについたので目が覚めたのは6時。

寒い。真冬みたい。

寒くて目が覚めたのかもしれません。

そんなに早い時刻なのに、外は少し明るくなっていました。

じっと待っていると6時半、祖母山の方から日が昇り始めました。

真中に写っているのは私の車です。

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ぐんぐん明るくなってきました。

 

7時になったので外に出て散歩。

草原は野焼きがしてあります。

野焼きの土からいろいろの植物が芽を出し始めていました。

野焼きの黒い土から出ていますから新芽の緑がとてもきれいです。

それを見て回りました。

 

ゼンマイ。

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こんなところです。

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気の早いワラビも目を出しています。

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これはフキかな。

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若芽のほかにきれいだったのはクモの巣です。

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クモの巣だけならそんなに目につかないのでしょうが、早朝の水滴がいっぱいついて白っぽくなっていますから目立ちます。

多分クサグモの巣だろうと思いますが、朝早すぎてクモは下の方で睡眠中。

 

真中にクモの入り口があります。ここから出たり行ったりするのです。

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拡大です。水滴がいっぱい。

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散歩している間に、世の中が明るくなって、日常が戻って来ました。

さて今からどこに行こう?



 

クロフネサイシン よく見ないと花が分かりません。

高千穂町の林道を登って、クロフネサイシンを見てきました。

見たのは10年近く前ですから、今でもあるのかどうか確認したかったのです。

やっとそこに到着して、前見つけた時と同じように橋の上から双眼鏡で川岸の岩をのぞきました。

葉がありました。真中の朝顔の葉のような葉です。岩の隙間に生えています。

花が咲いているのかどうか近づかないと分かりません。

 

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崖を下り、藪をかき分けてやっと川辺に下りることができました。

葉をよけて、根っこのところを見てみると花もついていました。

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花は黒いからよく見ないとわかりません。

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いわゆるカンアオイ属の1種ですから、サンヨウカンアオイとかオナガカンアオイなどの花と外見は似ています。しかし黒っぽいです。

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下が今回見た花の拡大です。 

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しかし本当はもうすこし綺麗だったはず。


それで前回同じ場所で見た時の写真です。
この時は4月10日でした。今回は5月に入っていますから花を見るには遅すぎたようです。ここから下が前回の写真です。花の盛りでした。

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この時はとても綺麗でした

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クロフネサイシンとは黒船細辛ですが、黒船はこの花の舷部が黒いところを船に見立てたようです。細辛とは漢方薬の薄葉細辛に似ているからのようです。






 

オグロシギ 繁殖羽できれいになっています。

稲が植えられたばかりの田んぼに鳥が2羽下りてきました。

やや大きなシギです。オグロシギです。

今繁殖期に向かっていますから、きれいな羽になっています。

今の時期にシギ・チドリ類に出会うと、冬と違ってきれいに装った羽が見れてうれしいです。

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オオソリハシシギに似ていますが、オオソリハシシギは嘴がすこし上に反っています。

そしてオオソリハシよりはこちらの方が小さいです。

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冬の間東南アジアなどに行っていたのですが、今からシベリア方面に渡って繁殖します。

宮崎の田んぼは一時休憩場所で、次の日はいなくなることが多いです。

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今度は稲をまだ植えていない田んぼに移りました。稲を踏み荒らされても困りますから、ここの方が見る方も安心です。 

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オグロシギは尾黒シギです。

英語でもBlack-tailed Godwit です。

下の写真、尾が黒いです。

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お腹いっぱい食べたら、行ってらっしゃい!

 

コミヤマスミレ  卵型の葉がびっくりするくらいきれい

延岡市北方町から五ヶ瀬町までの6つの峠を結んだ延長57kmの林道が六峰街道です。

標高が高い峰を結んでいますので、とても眺めのいい林道です。

 

この林道の途中で小さな沢があったので登ってみました。

するととっても綺麗な葉のスミレがありました。

葉は卵型で、分厚くて模様が入り、ビロードの布みたいです。

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このスミレがあった沢です。

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岩陰にあってとても感じがいいです。薄暗く日が当たらないところが好きみたい。

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その付近にあちらにもこちらにもありますが、葉は全部斑入りの卵型。

大きさはこのくらい。

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花は葉に比べて目立ちません。

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帰って友人に写真を送って名前を教えてもらいました。

コミヤマスミレ。

一番の特徴は、下の写真で分かるように萼片(がくへん)が反りかえっているところだそうです。

そこが、似ているフモトスミレとの違いのようです。

そして、毛が多いのも特徴のようです。これはぴったりコミヤマスミレ。

 

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だけど図鑑等で見てみましたが、こんなに綺麗に揃った卵型は載っていませんでした。

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そういうことで、このスミレに私が付けた名前「六峰卵葉コミヤマスミレ」