霧島山麓の道沿いにサイハイランが何本も咲いていました。あまり日の当たらないところです。高さは50センチ位。
サイハイランはなかなか出会えませんが、こんな道端に?という感じで咲いていました。
サイハイとは采配のことです。
「采配を振る」という言葉があります。
「上司の采配の振り方がよかったので、仕事がうまくいった」というような使い方をします。
もともとの采配は、軍隊などで指揮官が手に持つ指揮棒のようなもので、後ろの隊員にも見えるように、その指揮棒の先に白い紙を細く切って房のようにしたひらひらをくっつけたものです。采配を前に振りながら「突撃ー」と叫ぶのです。
このラン、なるほど采配に似ています。名付けた人の気持ちが分かります。
一つの花を見るとランの花だなあという気がします
いくつかの株の中に、下の写真のような色のサイハイランがありました。
黄色っぽいサイハイラン。初めて見ました。
サイハイランの花は黄緑色から紫色まで変異が多いそうです。
それにしても珍しい。
来年もこのキバナサイハイランが出てくれますように。