宮崎市清武町の山際を走っていたら、ツワブキの大きい若葉が目につきました。
それを見たら「おいしそう」と思うのです。
1か所にたくさん生えているというよりも土手に点々とあります。
(左下はスミレ。何スミレ?)
今は、ツワブキの若い葉が出ているので食べ頃です。
といっても葉を食べるのではなく、今年出た新芽の茎を食べるのです。
若い程柔くて食べやすいそうですが、生まれ育ちが鹿児島の私にとっては、若すぎるのよりも、葉っぱがしっかりしている方が歯応えもあるし、ツワブキの味がするので好きです。
ツワブキと言わず「ツワ」と呼んでいます。宮崎でもそうです。
採ろうと思って林道を歩けば一杯採れます。
本当は海岸に近い道路の方がたくさん生えていますけど。
今回の林道はこんな林道です。杉の木が植わっています。杉林の中にもツワは生えています。
収穫!
そこにはいっぱいありましたので10分くらいで採れました。これ以上は食べきれません。
家に持って帰りました。
ツワの一番大変なところはここからです。
葉を落として、そこから下に向かって爪をかけて薄い皮を剥いていきます。
剥いたツワを食べやすい大きさに、ポキンポキン折って水の中に放り込みます。
しばらくすると水が黒ずんできますから2,3回水を取り替えて終わり。
今回は、その昔ながらの方法でしましたので、、料理してもアクが抜けきっていなくてアク臭くて色黒です。だけど私にはそのアク臭さがツワの味そのもので、懐かしいのです。
ですが今はネットで見ると、皮を剥く前に30秒くらい茹でると皮が剥きやすいそうです。そしてその後も、何回か水を取り替えた後、一晩水につけておくのだそうです。
そしたらアクが殆ど抜けるそうです。
初めての人はその方が食べやすいでしょう。
しかし私のツワは色黒。
ツワと油揚げとこんにゃくをゴマ油でいためて、醤油やみりんなどで味付けしました。
私のおふくろが作っていたツワの味。あの頃は貧乏だったから・・・。
しっかりツワの味がして満足。
見た目より味!