今はタケノコを収穫する時期はちょっと過ぎてしまいました。
最近はタケノコの需要が少なくて、取らないでそのままになっている竹山をよく見ます。
私が小さいころはタケノコは貴重な食糧で、大切に取っていました。
うちにも竹山があったのですが、タケノコが生えだすと、私の父は、残して竹にする立派そうなタケノコには、目印に木の棒を立てて掘らないようにしていたものです。
タケノコは芽を少し出して、本体はまだ土の中の頃掘った方が味がいいのです。
大きくなると、固くて苦いので食べべられなくなります。
タケノコは大きくなる前に掘ってしまいますから、このようにタケノコが林立した光景は見たことがありませんでした。
これはこれでとても絵になるなあと思いました。
下の大きくなったタケノコはもうすぐ竹の皮がむけて落ちます。
その竹の皮は昔は貴重な包装紙でした。
南九州では、竹の皮1枚でアクマキを作ります。粽粽(ちまき)みたいなのだと思います。粽をよく知りませんけど。
遠足のおにぎりも竹の皮に包んでありました。おにぎり2個にたくあん。
竹の皮は生活必需品だったのです。
下の写真、これくらいならまだ掘って食べられます。
竹が適当な数残してある竹林というのもいいものです。