宮崎市を流れる大淀川のに少し上流に高岡という町があります。
私は昔そこに住んでいました。散歩をするところは大淀川の川原や土手。
春になるとハマダイコンが咲き始めます。
ハマダイコンの花は大好きです。
もうそろそろかなと思って行ってみましたら、咲き始めていました。
川に近づいていくとそこには随分と咲いています。
その向こうにマガモの夫婦。
ハマダイコンと一緒に菜の花も咲いています。
ハマダイコンの花はとても感じがいい。
白い花と言っても、なんだかほんの少し紅が入っているような気がします。
調べてみるとほかの県では宮崎とちょっと違うなと感じました。
関東など北の方では、「ハマダイコンは浜に生えていて薄紅色の花を咲かせるてもの」というのが一般的なようです。名前からして浜ですね。
所が私が見る所では、浜ではあまり見かけず、大きな河川の河原や土手に多いこと。そして薄紅色よりも白花が多いことです。
薄紅色もあることはありますが、とても少ないです。
下はハマダイコンの葉。栽培種に比べて棘が硬くて触ると痛いくらいです。
ハマダイコンは、栽培用の大根が逸出したと考えられていましたが、遺伝子を調べたら、栽培種とは別物ということになったようです。
何年か前、私は食べてみようと思って引き抜いてみましたら、葉は茂っているのに大根部分はニンジンより小さいくらい。
持って帰って大根おろしにしましたら、筋が多くてなかなかすりおろせません。がんばってすって食べてみましたら苦いこと苦いこと。
だけど若い葉をちぎって食べると確かに大根の味がします。
今からはしばらく河原はハマダイコンと菜の花の競演です。