溝にミゾソバ、溝にクサシギ

ミゾソバ。

田の脇の溝や山手の溝などのどこにでもある花です。

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見向きもされない花ですがよく見るときれいな花です。

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とってもきれいです。

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チューリーという声がしてクサシギがやってきました 。

クサシギは溝にいる所をよく見ます。

ミゾソバの花を見に来たのかな?

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クサシギは花より団子で、餌取りに余念がありません。

今、野の花

串間市の山手の草原に行ってきました。

 

暦の上では冬に入ったとはいえ、野はまだ秋景色。

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ススキが陽を浴びて爽やかになびいています。 
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どこまでもススキ。
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ウメバチソウのつぼみ。

ウメバチソウは秋の花の中で一番好きです。

葉も可愛いです。

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 ウメバチソウ花拡大。

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ムラサキセンブリとヤマラッキョウ。

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 ムラサキセンブリ。

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 ヤマラッキョウの花。

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 サイヨウシャジン。

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 今の季節、野原を歩き廻っても汗はかかないし寒くないし、とても爽やかでした。

 

 

ヒナヒゴタイを見に行ってきました。

今年もヒナヒゴタイを見に串間の草原に行ってきました。

咲いていました。ススキの中に。

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背が高い。ススキに負けない。

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なんだかちょっとうすぼんやりした色です。

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満開。

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葉にはトゲトゲがありません。

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キタテハがやって来ました。

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今年も思ったよりたくさん咲いていました。

>ヒナヒゴタイは2020年、環境省が指定する国内希少野生動植物種に指定されました。(特定第一種・特定第二種には指定されていないので今後、捕獲・譲渡・販売・配布目的の陳列・広告は原則禁止) ※今後は原則、学術目的以外は捕獲・譲渡・譲渡の許可は環境省から出ないと思います。<
上記は補足です。教えてもらって知りました。2020.10.27追記
 

 

立冬を過ぎた浜辺、シロチドリとハマシギと・・・

暦の上では11月8日が立冬でした。

ですからもう冬に入りました。

 

冬の浜辺、小鳥がのんびり日向ぼっこしていました。

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嘴の長い鳥と短い鳥。

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嘴の短い方のこちらはシロチドリ。

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穴に入って日向ぼっこ。

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嘴の長いこちらはハマシギ。

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遠くにはセグロカモメも日向ぼっこ中。

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立ち上がりましたけど歩き方がちょっとぎこちない。

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足首から先がありません。

彼に何があったのでしょう。

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生きていると思いがけない出来事があります。

それでも元気に飛んで行きました。

ホシムクドリ 暗い夜空に輝く星

今年もホシムクドリがやって来ました。

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真っ暗の夜空に沢山の星が輝いています。

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田んぼで稲刈り後に落ちているモミを拾って食べているようです。

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スズメもモミを食べます。

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お腹いっぱいになったら電線でスズメと一緒に休憩です。

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ホシムクドリは、昔は少なかったのですが、近年よく見られるようになりました。






ヘツカリンドウの自生地 花弁が5枚と4枚

ヘツカリンドウの自生地に行ってきました。

昨年友人と一緒に見つけた大隅半島の自生地です。

丁度良い頃でした。

昨年は薄暗くなるころでしたので、ゆっくり見ることができませんでしたが、今年は谷川沿いの道を片道1時間くらいかけてゆっくり見て回りました。

満足する位沢山咲いていました。

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葉が独特で大きいので花より先に葉が目に入ります。

立派な厚ぼったい葉です。

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花弁が5枚でそれぞれに柔らかそうな緑の丸がついています。 

いい色です。

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 友人が、「花弁は5枚だけど4枚もあるはず」と言っていましたが、ありました4枚が。

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 ここにも。

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 ここにも。

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と言っても沢山あるわけではなく見つけたのはこの3個だけでした。

面白い。

 

谷川沿いの道は石ゴロゴロの道でしたが、気持ちのいい道でした。

だけど、歩けば歩くほどきれいなヘツカリンドウが現れるので、欲張って遠くまで歩いてしまい、とても疲れてしまいました。

それでもまた行きたいところです。

 

 

 

オオヒシクイとヒシクイのペア?

カモが少しずつ増えてきています。

どんなカモが来ているか見てみると、カモたちの中にとっても大きなカモがいました。

この大きなカモは??

 

ヒシクイでした。

やはりカモと比べたら大きくて堂々としています。

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ヒシクイは宮崎にはめったにやって来ません。

大体シベリアで繁殖して、日本では東北地方とか関東地方にやってきて越冬するようです。

たまに好奇心のあるヒシクイが、「もう少し南に行ってみよう」と思ってやって来るのでしょう。

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ところで、ヒシクイには、亜種の「ヒシクイ」と亜種の「オオヒシクイ」がありますが、これはどっちでしょうか。

友人に上の写真を送ったら「前を行くのはヒシクイで、後ろはオオヒシクイではないか」という意見が返ってきました。

よく見ると確かに形が違います。前は小さくてずんぐり、そして嘴が短い。

後ろは大きくて顔から嘴が長い。

なんだか友人の意見のとおり、前を行くのが亜種ヒシクイで、後ろが亜種オオヒシクイの仲良しペアのような気がしてきました。

 

スズコウジュ 小さな小さな鈴

今日は鐘ではなく鈴です。リンリンと鳴らす小さな鈴です。

暗い谷川沿いにありました。

 

とても小さな花です。草丈20センチ位。そして花は5ミリ位。

これがスズコウジュです。日本だけにある植物だそうです。

宮崎でもなかなか出会わない花です。

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花が小さすぎるし、咲いている場所が日の当たらない薄暗いところなので、なおきれいに写りません。

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もう種になっているものもありました。

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スズコウジュのコウジュは、中国産の薬草にコウジュというのがあって、その仲間だからだそうです。植物の名前は薬草から来たものがとても多いようです。

昔は植物は、愛でたり分類したりするものではなくて、食べられるか、薬になるか・・・ということだったのでしょうね。

タカネハンショウヅル

タカネハンショウヅルを見に行ってきました。

ちょっと遅くなったので、終っているのではないかと心配しましたが、ちょうど良い頃でした。

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まだ蕾もありました。

つぼみの方がハンショウヅルのハンショウ・・・半鐘・・・に似ています。

半鐘というのは小さな釣鐘(つりがね)のことです。

私が小さい頃は集落には必ず半鐘を取り付けたやぐら台がありました。

火事など危急の時は鐘3つのカンカンカンを繰り返し鳴らしていました。

それが鳴り始めると家の中の人は飛び出てきて、畑の人は鍬(くわ)を担いだまま、急いで村に帰ってきたものです。

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 花の拡大です。

よくこんな形と色ができたものです。誰が作ったのでしょう。

自然の世界は不思議です。

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花の色は濃いものから薄いものまでいろいろありました。

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白もありました。今年の白は去年のような真っ白ではなく、少しだけ色がついていました。

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ここに行ったら毎年会えるので安心です。

 








シマアメンボは背中に卵を載せて泳ぐ?

森の中を静かに流れる小さな川。

ヤッコソウを見ての帰り道です。

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川には時々淀みがあります。

下の写真、水を写しています。

その川底の砂に写る4個の小さな丸い影。

その周りにできる水面の波紋のその影。

思わず見とれてしまいました。

両方ともそれぞれに動いているのです。波紋は出来たり消えたり。 

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4個、小さいものまで入れると6個の黒い丸はアメンボの影です。と言ってもアメンボの体の影ではなく、足の影。

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水面の水が、アメンボの足の重さの表面張力で窪んだその陰です。

 

 アメンボはどこにいるのでしょう。右上の真っ黒のところに白く写っています。

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矢印がアメンボ本人です。 

真中がその影です。

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 水が澄んでいるので、途中が何もないように感じます。 

このアメンボ、普通のアメンボとはちょっと形が違います。 

拡大します。アメンボは右上。

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シマアメンボです。

普通のアメンボより小さくて丸っこいです。山の中の流れのある綺麗な水に住んでいます。 

 

更に拡大すると・・・確かに縞があります。縞アメンボ。

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下の写真。最初の写真と一緒ですが、左下の底に写っている影のすぐ右上の小さなもの。

よく見るとなんだか赤い色が見えます。これもシマアメンボ?

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拡大。赤い小さな丸が2個。

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まだ拡大。

やはりシマアメンボです。この小さな赤い丸は何でしょう。背中にくっつけて泳いでいるのです。

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もしかしたらシマアメンボの卵ではないでしょうか。

シマアメンボは少し流れのあるところにいます。

しかし雨が降れば相当急な流れになります。

石ころや岸の岩などに卵を産み付けると言われていますが、そうなら流されてしまいそうです。

コオイムシ(子負虫)という水中昆虫がいます。メスはオスの背中に卵を産み付けて、オスはそれが孵るまでおんぶしているそうです。

もしかしたらシマアメンボもオスの背中に卵を産み付けるのではないでしょうか。

・・・・

えっ、ダニじゃないかって!!!

アメンボにどんなにしてくっついた??

うーん、だけど可能性あり。

 

森の中の、小川の淀みで繰り広げられる昆虫の命の世界。

不思議な世界。

知らないことがいっぱい。

ヤッコソウ

朝早く山道を登りました。

小さな小川沿いの道は、木の間(このま)からお日様が道と川の水を照らしていました。

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1時間位かけてゆっくり上って行ったら、目の前にヤッコソウがびっしりでびっくりしました。

今年は豊作!

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 ここにも。

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奴さんひとりひとりのかわいいこと。

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とっても小さいです。小さいのはドングリ位。

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まだ帽子を被っています。 

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こちらは帽子が脱げました。 

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木の根にくっついています。木の根に寄生していることがよくわかりました。

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 この木は葉を見たらマテバシイかなと思いました。

ヤッコソウはここだけではなく、この日歩いた道沿いだけでも他に3か所ありました。

この山は特に多いのです。探せばたくさんあります。

京都で療養中の友達にラインでヤッコソウの写真を送ったら喜んでくれました。

以前一緒にこの山で鳥や植物などを見た仲間です。

今時のラインって便利です。

クチベニタケ 口紅茸

山道を滝まで登ってモミジバセンダイソウとウチワダイモンジソウを見た後ゆっくりと下っていました。

登るときには気づかなかったのですが、小さなまん丸いものが、道の脇の崖に何個も並んでいました。

白っぽい丸いものの上に赤い斑点。直径1センチ位です。

お菓子みたい。

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崖にくっついているのです。

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近づいてみると、それはクチベニタケ。 

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キノコです。この唇のような赤いところは胞子の噴出口です。

時季になるとここから胞子が煙のように噴出するというものです。

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クチベニタケのあった登山道です。 

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他に花はほとんどなくてツチトリモチがあったくらいでした。

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だけど殺風景な登山道でしたから、クチベニタケとツチトリモチで嬉しかったです。



 





 

モミジバセンダイソウ  滝の植物

モミジバセンダイソウが咲いているよと教えてもらって行ってきました。

山道を登って滝に到着。

その滝の瀑布のすぐ横の両岸に咲いていました。

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写真を撮ろうと近づくと水しぶきが懸る所です。f:id:tonji44:20191029213207j:plain

モミジバセンダイソウの花は何だか花が多すぎて、もじゃもじゃ咲いている様子でした。

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葉の切れ込みが大きくてそれがモミジのよう。

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同じところに別の花。花はそっくり。

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こちらはウチワダイモンジソウ。 

 モミジバセンダイソウは大きくて賑やかに繁っているのに比べ、こちらは葉も小さくてひっそりしています。

葉が小さなウチワ。

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 水量の多い雨のあとは、近づけないようです。

この日はまあまあで、少ししぶきを浴びましたが大丈夫でした。

波の高い日の砂浜

低気圧が日向灘を通る日、空は晴れているのに波高し。

そんな日の砂浜をのんびり歩きました。

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 空がきれいです。

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 いつもと違うのは波が高いこと。

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その大きな波の上を、魚を捕まえたミサゴが飛んで行きます。

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大波とミサゴ。 

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 この時化た海でどんなにして魚を獲ったのでしょう。

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南から北の方に海岸線を飛んで、見えなくなってしまいました。

波が高くて少し怖いけど、気持ちのいい砂浜でした。