きょうは暑いこと暑いこと。すっかり夏になりました。
このまま梅雨が明けそうです。
道端のアジサイはすっかり枯れてしまい、浜辺のアジサシたちもいなくなりました。
残っているのは田んぼのサギ達くらい。
アマサギとチュウサギです。
田んぼは、もうすぐ刈り取りになるくらい育った稲と、植えられたばかりの稲と、その真ん中といろいろです。
アマサギとチュウサギがいると親子みたいです。
なんだか左を向いて何か言っているみたいですね。
あなたたちもこっちにおいでと言っているのです。
きょうは暑いこと暑いこと。すっかり夏になりました。
このまま梅雨が明けそうです。
道端のアジサイはすっかり枯れてしまい、浜辺のアジサシたちもいなくなりました。
残っているのは田んぼのサギ達くらい。
アマサギとチュウサギです。
田んぼは、もうすぐ刈り取りになるくらい育った稲と、植えられたばかりの稲と、その真ん中といろいろです。
アマサギとチュウサギがいると親子みたいです。
なんだか左を向いて何か言っているみたいですね。
あなたたちもこっちにおいでと言っているのです。
梅雨の森の中の散歩は次々に珍しいものに遭遇します。
どうもこの季節は生き物が生き生きしている時期のようです。
川から急な斜面を木につかまりながら登っていました。
木につかまらないと転げ落ちそうだからです。たぶん誰も歩いたことのないところ。
上のほうに何かキノコがいっぱい着いた老木が見えます。
近づいたらこれは見事な色彩。派手過ぎず地味すぎず落ち着いた色。
橙色が基調のようです。環紋のみごとさ。
チャウロコタケのようです。
一枚一枚のキノコの傘はとても薄っぺらです。
魚のウロコみたい。だから茶色のウロコタケ。
森の中を歩き回っているとき見つけた花。
オオバノトンボソウです。
大きい葉の蜻蛉草です。
花がトンボに似ているからです。
オオバでない普通のトンボソウもあるということですが、私はまだ出会ったことがありません。
このオオバノトンボソウはどこにでもあるというわけではなく、「あらっ、こんなところに!」・・・という感じ出会います。下の写真は別な株です。
蕾の株です。
この日出会ったオオバノトンボソウは、背丈は30センチから40センチ位でした。
朝起きると梅雨の雨。
雨の日に森に入るのは、暗くて陰気で・・・と思う人が多いでしょうが、森に入ってみれば案外爽やかなものです。
朝食を済ませ、コンビニで昼食を買って出発です。
大雨続きで道路には倒木があったりして大変でしたが、目指す森に到着。
着いてからも雨が降り続いています。
車の中から森をぼんやり見ていると、風に少しばかり葉が揺れ、大きな幹を雨の水が伝わって下りてきます。オオルリのさえずりが聞こえてきます。ぼんやりぼんやりそれを眺めてそして聞いています。ほかに考えることはありません。それで時間が進むだけ。
車の屋根に降る雨音も森の中では爽やかです。小降りになるまで、昼の弁当を買うついでにコンビニで買ってきたホットコーヒー。少し冷えましたけどしょうがないです。
しばらく外を見ていると小降りになってきましたので雨靴を履いて散歩です。
森の中の植物は、雨の中で生き生きとしています。
川岸の大木の幹、真ん中付近に着生ランが着いているのを双眼鏡で発見。
梅雨の時期、着生ランが花を咲かせていることがあります。それは赤い小さな花ですからミヤマムギランです。
分かりにくいので、白の矢印をつけてみました。こんな感じで着いています。
矢印も小さすぎたかなあ。
その後、ほかの木にも着いていないかなあと思って見て回ると、なんと手の届くようなところに着いている先ほどのミヤマムギランを発見。なんだか蕾みたいですが、ミヤマムギランは咲いたらすぐしぼむのだそうです。
そのミヤマムギランの団体さんの左上にはカシノキランが1輪あります。黄色花ですがわかりにくいですね。
カシノキランを拡大するとこんな花です。
森の中を散歩しながら植物を見たり、キノコを見たり,トンボやチョウを見たり、車の中で昼食をとったり昼寝をしたり・・・そんなこんなで森の中の一日が終わりました。
森の中の小道はそこだけが風の通り道みたいでひんやりしていました。
今度は細くて黒いものが目の前を横切りました。
ひらひらとまるでチョウチョみたいな飛び方。
目で追うと葉の上に止まりました。
その静かなたたずまい。葉に止まっても葉は揺れません。
ハグロトンボはそこで翅を開いたり閉じたり。
どうも薄暗いところが好きみたい。
オオハラビロトンボに出会って晴れ晴れとした気持ちで、もうきょうはこれで満足と思いながら、森の中の小道を歩いていました。
するとどこからか大きめのトンボが目の前を横切りと、小道の上の竹の枝に止まりました。
大きさと動きからするとどうもサナエ系かなと思いました。木の上だからなかなうまく見えません。がんばって望遠レンズで写真を撮りました。
その場では何か分からず、帰ってからトンボ図鑑で調べてみましたら、どうもネアカヨシヤンマのようにあります。まだ出会ったことがなくて、1回は見てみたいトンボでした。
翅の付け根が赤味を帯びていることと、ヨシ原などに生息していることから根赤ヨシヤンマという名前になったのだそうです。「根明が良い」かと思いました。
この写真ではネアカがよくわかりませんけど。
なおこのトンボも、環境省の準絶滅危惧種(NT)になっているようです。なかなか出会わないはずです。
午後散歩しようと思って近くの池に行きました。トンボがいろいろ出て来るので写真を撮ったり。
タイワンウチワヤンマが多いですが、私の目的はウチワヤンマ。残念ながらタイワンばっかり。池側だけ見ていましたがひょいと反対側の木に目をやると、そこになんとオオハラビロトンボ。
これには10年位前出会って大喜びしたことがあり、瞼に焼き付いていました。
ハラビロトンボというトンボは普通にいますが、このオオハラビロトンボはもともと本土にはいなかった南方系です。これも少しずつ北上中です。だから本土で見ている人はほとんどいないといっていいくらいだと思います。
腹が扁平なのが分かりますか。だから腹広です。
本当はメスがいれば、いっそう腹が広いのですが、きょう出会ったのはこの♂だけでした。
近いので、また行って♀を探してみます。
日南海岸を南下していると小さな神社があり、そこには大きなアコウの木が何本もあります。アコウの木は高い枝から根が下りて地面に着き、それがまた幹のようになっています。いかにも南国的な木です。
それに蔓状の植物が巻き付き、まん丸いきれいな手毬(てまり)がぶら下がっています。
上の写真では分かりにくいですかね。緑の中に何個もあるのですけど。
ちょっと拡大してみます。
右上に何個もついています。
次は別の木の写真。
これがサクララン。葉はなんだか椿の葉を大きくしたような感じ。分厚い。
だけどどうしてこれがランなのでしょうね。
友人から、「今年もカイツブリのひなが孵っているよ」とメールが届きました。
いつもの池に行ってみるとなんと5羽の赤ちゃん。
ちょうどかわいい盛りです。
カイツブリの巣は池の中央にありこんな感じ。
これが「鳰の浮巣」です。「におのうきす」です。
五月雨に鳰の浮き巣を見に行む 芭蕉
そう、鳰とはカイツブリのことです。
このカイツブリのお母さん、巣に座っていますが、体がとっても膨らんでいますね。
そうです。子供たちが羽の下にもぐっているのです。
出てきましたぞろぞろぞろぞろ。5羽も。今年は多いです。
子供は何だか変な縞模様ですね。
もう一羽はどこ行った?
一人だけお母さんの背中におんぶされていたのですね。
今度は、お母さんは潜ってエビを捕まえてきては子供に食べさせます。
みんなに食べさせたら池の真ん中でのんびり。
来年またこの池で赤ちゃんが見られますように。
台風7号が東シナ海を北上中。
だから宮崎市の私の家も雨が降ったり止んだり。
することがないので、庭の花壇の草むしりです。雨が降ってきたら縁側に避難します。
草むしりの手の先を小さいトンボがスーと横切りました。
目で追っかけたらヨメナの葉の先に止まりました。イトトンボです。
体が紅色。多分リュウキュウベニイトトンボ。
本当はリュウキュウのつかないベニイトトンボであってほしいのですが、ベニイトトンボは環境省の準絶滅危惧種。我が家にはやってきません。
どこが違うかというと目の色・・・複眼の色が一番分かりやすいです。
このリュウキュウの複眼は黄緑色です。
それに比べてベニイトトンボのほうは複眼も体と同じく紅色です。
ベニイトトンボの写真も見てください。私の写真倉庫のものです。
リュウキュウは名前のとおり南方系だったのですが、、現在北上中で関東でも見られたとか聞いたことがあります。
宮崎では昨今リュウキュウが普通種で、在来のベニイトトンボに会うことはめったにありません。
昨日の続きです。
アジサシの休憩中に、私は広い海岸線を散歩しました。
砂浜から丘になる付近、そこにはいろんな植物が生えています。
その時出会った植物は、グンバイヒルガオです。
やっと数輪の花を見つけましたが、本当はもう少ししてからだと思います。
花にもせっかちさんがいるようです。
もう少しするといっぱいの花が咲いて見事になりますが、このようにほんの数輪のほうが私は好きです。
グンバイヒルガオのグンバイは、相撲の行司さんの軍配です。葉っぱの形が軍配です。
英語では Beach morning glory
ヒルガオではなくてアサガオというところが面白いですね。写真は昼過ぎですけど。
グンバイヒルガオは南の植物で、以前は宮崎県の高鍋町が北限と聞いていましたが、
温暖化の影響で今はぐんぐん北上中とか。
もうそろそろアジサシたちがいなくなる季節になりました。
それで昨日またアジサシ類を見に行ってきました。
午前7時に出発してセブンイレブンでサンドイッチとホットコーヒーを仕入れて浜に行き、浜の流木に腰かけて朝食。遠くにアジサシたちがいるのが鳴き声でわかります。
双眼鏡でのぞくと種類はわかりませんが、たくさん浜に下りています。
まあのんびりと朝食。
しばらくするとその中の一部が、私のいる目の前の浜に飛んできました。
そしてそこでのんびりとくつろぎタイム。私もコーヒー飲みながらくつろぎタイム。
残っていた集団も飛んで来て、右側に下りました。
目の前にたくさんのアジサシ類。
アジサシ、ベニアジサシ、クロハラアジサシ、ハジロクロハラアジサシ、コアジサシ
まあいつものメンバーです。
かわいいあんよのアジサシ見つけました。水かきがついているのですね。水鳥ですからもちろんか。
沖では漁船が波と格闘中です。
私は砂浜をずっと遠くまでお散歩。
浜に生える植物を見たり。浜の植物も面白いです。
午後2時、雨が降ってきたのできょうはこれでおしまい。
そうなんです。足がとっても長いクモです。いや厳密にいうとクモではないそうですけどまあいいか。
森の中で時々見かけます。8本の長ーい足の中央に豆粒より小さいからだ。
その体を足で支えて、体をゆらーり、ゆらーりしながら慎重に前に進みます。
その慎重ぶりが座頭市のあの座頭の足の運びに似ているからつけられた名前のようです。
英国ではDaddy Longlegs あしながおじさん・・・こちらの方が愛らしいですね。
だけど小さすぎてその体がよく見えません。接写レンズで撮影してもよくわかりません。
目があるのかなぁ。
森の奥に巨木がありました。
その根っこに抱かれるようにして生きているコクラン。
今の季節花を咲かせています。
高さは20センチ位。とっても小さいランです。花はちょっと見には黒く見えます。だからコクランかな。
だけどしゃがみ込んで花に目を近づけると紫色のようです。
別な場所にも一株。
静かな森の中で静かに地味に生きているコクランでした。
昨日行った浜には、コアジサシがたくさんいましたが、そこでは繁殖していませんでした。繁殖が成功していれば、子供が砂浜に並んだコアジサシの中にいますからすぐわかります。コアジサシの繁殖はとても難しいです。なかなか成功しません。
これは以前成功した時の画像です。この時は車の通るすぐ下の砂浜で、こんな人の通る近くで繁殖したの?という場所でした。
人がいた方がカラスの被害にあいません。