ミヤマムギラン 静かな森の一日

朝起きると梅雨の雨。

雨の日に森に入るのは、暗くて陰気で・・・と思う人が多いでしょうが、森に入ってみれば案外爽やかなものです。

朝食を済ませ、コンビニで昼食を買って出発です。

大雨続きで道路には倒木があったりして大変でしたが、目指す森に到着。

着いてからも雨が降り続いています。

 

車の中から森をぼんやり見ていると、風に少しばかり葉が揺れ、大きな幹を雨の水が伝わって下りてきます。オオルリのさえずりが聞こえてきます。ぼんやりぼんやりそれを眺めてそして聞いています。ほかに考えることはありません。それで時間が進むだけ。

 

車の屋根に降る雨音も森の中では爽やかです。小降りになるまで、昼の弁当を買うついでにコンビニで買ってきたホットコーヒー。少し冷えましたけどしょうがないです。

しばらく外を見ていると小降りになってきましたので雨靴を履いて散歩です。

森の中の植物は、雨の中で生き生きとしています。

川岸の大木の幹、真ん中付近に着生ランが着いているのを双眼鏡で発見。

梅雨の時期、着生ランが花を咲かせていることがあります。それは赤い小さな花ですからミヤマムギランです。

分かりにくいので、白の矢印をつけてみました。こんな感じで着いています。

矢印も小さすぎたかなあ。

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その後、ほかの木にも着いていないかなあと思って見て回ると、なんと手の届くようなところに着いている先ほどのミヤマムギランを発見。なんだか蕾みたいですが、ミヤマムギランは咲いたらすぐしぼむのだそうです。

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そのミヤマムギランの団体さんの左上にはカシノキランが1輪あります。黄色花ですがわかりにくいですね。

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カシノキランを拡大するとこんな花です。

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森の中を散歩しながら植物を見たり、キノコを見たり,トンボやチョウを見たり、車の中で昼食をとったり昼寝をしたり・・・そんなこんなで森の中の一日が終わりました。