夏の終わりの砂浜、遠くに釣りをする人ひとり。
7月初めから夏の間ずっと砂浜を賑やかにしていたグンバイヒルガオ、花数も少なくなってそろそろ終わりを迎えようとしています。
連日の降ったろ止んだりの天気、その中で雨に濡れています。
グンバイヒルガオの近くにいっぱい咲いている花は、ハマゴウです。
こちらは丈夫で繁茂しています。
この広い砂浜、秋の渡りの鳥たちが立ち寄って休憩しますが、今日は一羽もいませんでした。
夏の終わりの砂浜、遠くに釣りをする人ひとり。
7月初めから夏の間ずっと砂浜を賑やかにしていたグンバイヒルガオ、花数も少なくなってそろそろ終わりを迎えようとしています。
連日の降ったろ止んだりの天気、その中で雨に濡れています。
グンバイヒルガオの近くにいっぱい咲いている花は、ハマゴウです。
こちらは丈夫で繁茂しています。
この広い砂浜、秋の渡りの鳥たちが立ち寄って休憩しますが、今日は一羽もいませんでした。
今年もナンバンギセルの季節になりました。
いっぱい咲いていました。
ススキなどにに寄生しているということですが・・・ススキがない。。
下の花、横から見るとその煙管に似ているのです。
今頃は煙管(キセル)を見たことがない人がいるみたいです。
私の小さい頃は、父親が煙管に刻んだタバコ(今の紙巻きたばこの中身みたいなもの)を詰め込んで、それにマッチを擦って火を点け、うまそうに吸っていました。吸い終わったら、四角い一升ますのような箱があって、その角でポンポンと叩いて残りかすを出していました。
そのころは「ききょう」という刻みたばこが売っていました。私はよく買いに行っていました。「ききょうをくいやんせ」と言って。やはり紙巻きたばこと同じような紙のパッケージでしたがふわふわしていました。
花の中もとてもきれいです。
水が張られた広い田んぼの向こうに、大きいシギや小さなシギが動いていました。
双眼鏡で見てもなかなか種類が分かりません。
暫く待つことにしました。
10分くらいしたら、一番小さなシギが10羽位こちら側にエサを食べながら近づいてきました。
とても小さいのでトウネンと思いました。
写真を撮って拡大してみると足がちょっと黄色みがかってていますから、トウネンではなくてヒバリシギでした。
トウネンと殆ど同じくらいでスズメの大きさです。
下の写真、向こうはハマシギです。ハマシギは割と大きいです。
トウネンなら足が黒いのです。これは少し黄色が入っています。
背中にV字模様が出るのも特徴です。
小さくてとても可愛いです。
初めての山道を車で走っていたら、立派な森がありました。杉林ではありません。
自然のままの照葉樹林です。
木がとても大きいので森の中に入ってみました。
落葉でふわふわ。
しばらく進んで大きな木の根の付近を見ると小さな小さな白い棒が立っています。
マッチ棒くらいの高さでマッチ棒より細い茎。いっぱいあります。
ヒナノシャクジョウ科の植物です。
頭が黄色い。
黄色いところは外花被片だそうです。
こんなに小さい。左は中指です。
シロシャクジョウかキリシマシャクジョウでしょうが、図鑑で調べてみました。
【フィールド版 日本の野生植物 平凡社】
シロシャクジョウ→花は倒卵形で長さ7‐10mm、散状。内花被片はない。
キリシマシャクジョウ→花は卵形で長さ4‐5mm、集散状。内花被片はごく小さな円形。
下の写真は花が集散状になっているようにあります。
だから私の見立てはキリシマシャクジョウ。
だけど倒卵形とか卵形はどのことでしょうか。素人にはむづかしい。
私は白いマント(正式には翼)が丸っこいのがキリシマのようにあるのですが・・・それも素人考えです。
この木の根元に3‐40本ありました。
探せばまだあったかもしれませんが、突然雨が土砂降りになってきたので逃げました。だから木の写真はマクロレンズで撮ったので幹だけです。この幹は私が手を回しても届かないくらい大きい木でした。
またゆっくりこの森を歩いてみたいです。
雨の降らない日に。
最近の宮崎は雨がとても多いのです。
尾根道を走っていると見晴らしのいいところがありました。
反対側は急峻な岩の壁。日当たりのいい崖です。
そこ一面に白い大きな花が咲いています。
下から見上げて写真を撮っています。
ヒュウガギボウシです。
花はこのように崖から垂れています。
重すぎるのです。ですから崖でないと花柄が折れてしまうのではないでしょうか。
だから崖で生きている?
真っ白ではなくて、ちょとだけ紫が入っています。
小さな花があったと思って近づいたら、ハチの巣でした。ちゃんとハチが見張りしてます。
初めての道路を探検するのは面白いです。
いろんな«生きとし生けるもの»に出あいます。
シギや千鳥でも大きさは千差万別。
サギ位大きいダイシャクシギもいるかと思うとスズメ位の大きさのシギもいます。
きょうのシギはそのスズメ位の大きさのシギのトウネンです。
今年生まれのように見えるシギ。
当年生まれのようにみえるシギ。
だからトウネンです。
水のたまった休耕田にいました。
何しろスズメくらいの大きさですから、こんなに小さいのです。
餌をいっぱい食べたら、南の島伝いにオセアニアに向かっていざ出発!
と言ってもその小さな羽でオーストラリアまで・・・心配。
着生ランを探すのは首が痛くなります。上を見上げて双眼鏡で探しますから。
しかし見つかったときの喜びは一入。
カシノキランが大きな木の幹についていました。
何株もついています。盛りでした。
根がしっかり幹に張り付いています。
さてさてカシノキランの花はどんな顔をしているのでしょう。
この姿、何でしょう?
アヒルの飾りのついた赤ちゃん用のミルクカップ?
雨上がりの照葉樹の森の中を歩いていたら、きれいなキノコに出会いました。
手前が赤ちゃん、向こうは成人。
タマゴタケの赤ちゃんです。
きれいなタマゴ。だからタマゴタケです。
この白い外被膜は、大きくなっても根のところに卵のように残ります。
大きさはこのくらいです。
大人になるとこのように変身します。
私の一番好きなキノコですが、それはなぜかというと食べられるキノコだから、見ても気持ちが悪くないのです。
以前キノコに詳しい友達から貰って、お澄ましで食べたことがあります。
トロッとしています。ジュンサイの葉のトロッとみたいな感じでした。特別な香はしませんでした。
暗い林の中でも目立ちます。
とっても小さくて、葉が無くて、白い・・・。
ヒナノシャクジョウ・・・シロシャクジョウ・・・いえいえ今回はキリシマシャクジョウです。
えびの市からえびの高原に登る県道沿いで、数年前に見つけていました。そこに行ってみました。
今回は1本だけ咲いていました。貴重な1本の、モヤシよりずっと小さいキリシマシャクジョウ。
背丈は5センチくらい。花は3ミリくらい。
拡大しました。
白いマントを羽織っています。
指と比べてみます。
これもいわゆる菌従属栄養植物で、葉がありません。光合成しません。
地中の菌から栄養を貰っています。
これも植物だそうです。不思議な世界。
山への行き道では、コジュケイの家族に会いました。
帰り道は夕方になっていました。
また何かに会えるかなと思いながらゆっくり走っていると、道路脇に動くもの1羽。
コジュケイではありません。
今度は大きくて姿勢がいいのです。
だけどそこは1車線の狭い道。車を斜めにして窓から、写真を撮ることができません。
もたもたしているうちに、左の川の崖の方に下りて見えなくなりました。
アカヤマドリだと思いましたがメスの色ではないし、顔の縁が白くて今まで見たアカヤマドリのオスの顔と違いました。そして尻尾が長くなくてメス位の長さでした。
しばらく待っていたらまた出てきました。よかった!
今度はしょうがないのでフロントガラス越しに写真を撮りました。ですからあまり鮮明ではありません。
写真を2枚撮ったらまた下りてしまい、もう戻ってきませんでした。
その付近はコシジロヤマドリではなくて、アカヤマドリの生息区域です。
これはアカヤマドリ?
成鳥ではなくてまだ少年?
もうそろそろシギ類やチドリ類が渡ってきているかもしれないと思って、小雨の中川口や田んぼを回ってみました。
しかし、ソリハシシギなど少し見ただけでした。
本格的なシギチの渡りはもう少し先でしょうか。
そんな中、田んぼの電線に大きな鳥が2羽。トンビとカラスかなと思って双眼鏡で覗きました。
左はトビだけど右が姿勢が立っていてカラスではないようです。
車で近づいてみました。
トビともう一羽はハヤブサでした。
二人はお話していました。
ハヤブサ「トビさんトビさん、昨日着いたばかりですけどよろしくお願いします」
トビ「おうそうか、いらっしゃい。それでどこから来たのかい」
ハヤブサ「ずっと北から。どこか知らない」
トビ「君は縦じまのTシャツ着ているから若そうだけどいつ生まれたんだい」
ハヤブサ「今年の夏が来る前生まれたばかりだから、なぁーにも分からない」
トビ「分らないのによくここまで来れたね」
ハヤブサ「途中までは連れがいたけど、皆バラバラになっちゃった。今は一人ぼっち」
トビ「そうか、それは寂しいねぇ。宮崎は餌がいっぱいあるから来年の春までのーんびり過ごすことさ。私たちみたいにね」
ハヤブサ「はい分かりました」
ハヤブサは考えました。
「トビさんみたいにずーとここで暮らせたら楽だろうなあ。そんな仲間がいるかもしれないから探してみよう」
白岩山に登る途中に出会った花です。
ミヤマツチトリモチ
ツルリンドウ
キレンゲショウマ
ツチアケビ
カケスの羽が落ちていました。独特の模様です。
白岩山岩峰はネットで守られていますから花が豊富ですが、登山道はシカが入り込むので殆ど植物が見当たりません。
木の向こうにそのシカ。
悪いのはこいつ・・・と言っても彼らも必死に生きているだけです。