ミミカキグサとムラサキミミカキグサ

以前はどこの家庭にも竹製の「耳かき棒」がありました。

そんな昔の話ではありません。ほんの10年か20年前までありました。

もしかしたらうちには引き出しを探すとまだ残っているかもしれません。

 

そんな竹製の耳かきに似た花です。

ミミカキグサ。

ここは高鍋湿原です。

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上の矢印の、花後の姿が耳かき棒に似ているのだそうです。

黄色い花のミミカキグサが湿地にいっぱいありました。

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花はとても小さいです。3mmくらい。拡大してみました。

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紫色のものもありました。

こちらはムラサキミミカキグサ。

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両方とも食虫植物で、根の付近の泥の中に捕虫嚢という袋があって、ミジンコなどのプランクトンを捕って食べるのだそうです。だけど小さすぎて見えませんでした。