変わった鳥に出会いました。
宮崎市の大淀川の上流の河原に行きました。
河原には葦原があって、その中に木がところどころ。
昨年の台風の増水の爪痕が残っていて、木や葦がなぎ倒された跡。
そこの藪にぴょんと小鳥がやってきました。
スズメよりやや大きい。
場所柄オオジュリンかなと思いました。
双眼鏡で覗くとなんとアリスイ。
なかなか出会わない鳥です。私も3回目。
慌てて望遠レンズで写真を撮りました。
なんとか背中が見えます。
アリスイは見た感じもちょっと変です。小鳥というより動きが爬虫類を思わせます。
それもヘビ。
頭から背中にかけて黒い線。これも爬虫類みたい。
目は小さくてかわいいこと。
羽の色もそうですが、行動が本当にヘビの真似をするのだそうです。
例えば巣穴で子育てをしているときなど、外敵が雛を狙って近づいたら、首をクネクネさせてヘビの真似をして追っ払うのだそうです。
それと変わっていることがもう一つ。
アリスイという名前のとおり、10センチ程もある長い舌で、木の穴や土の上のありを食べます。ありを吸うように見えるからアリスイなのですね。
全身が見たいと思ったらぴょこんと隣の枯れ枝に飛び乗ってくれました。
アリスイはおりこうさん。
お腹側はいい色ですね。だけどやはりちょっと変。
アリスイはキツツキの仲間だそうですが、木はつつかないそうです。
上の写真を撮ったら藪の中に入ってしまいました。
その間ほんの1分間。あっという間の出来事でした。
また出てこないかなと思ってしばらく待ちましたが現れません。
川の中ではオシドリ達が賑やかに追っかけっこ。
そしてそして、今日は立春。