ツワブキが「初冬の花」なら、タゲリは「初冬の鳥」です。
ハトくらいの大きさです。
丁度今頃、モンゴルなど北の方から渡ってきて冬を過ごします。
宮崎では田んぼに行くとよく出会います。
10羽くらいの群れを作り餌をとっています。
初めてこの鳥を見たときは、その色と姿に感動しました。
頭の長い飾り羽に感動するという人が多いですが、私が感動したのは背中の色でした。
いったいこの色は何。一番初め見た時「これは仏教の色だ」と思ったのですが、それが何なのか今もわかりません。感じだったのでしょう。
背中の色は、陽の当たり具合によって、黒緑・緑・紫・赤銅色といろいろ変化します。
数が多いから騒がれませんが、これが数年に1度くらいしか日本に来ない鳥だったら大騒ぎになることでしょう。
今から冬鳥を探して田んぼを回りますと、「ミャー」と猫みたいな声を出して飛び立ちます。そしてチョウチョのようにふわりふわりと飛びます。