アカハシハジロ

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葦原に小鳥がいないかなあと思って双眼鏡で見ていました。

向こうのオオバンのいる葦の中に何やら赤い嘴。

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 くちばしが真っ赤。頭が赤茶色。

これなんだ???

見たことが有るような無いような。

私の頭は真っ白。

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赤い嘴(あかいはし)、まさかアカハシハジロ?

そのまさかのアカハシハジロでした。

 近づいてくれと念じたらすぐ近くに寄ってきました。

なんとお利巧さん。

とってもきれい。

 赤いちっちゃな目。 

私の車と入り江の間には葦が立っていて、うまくブラインドになっているのです。

私はカメラを上に持ち上げて撮りました。

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宮崎でこんなのが見られるなんて奇跡的。

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成鳥なら胸が真っ黒のはずなんですけど。まだ少年かも。

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 ほんの目の前。

こんなに近くで見られるなんて!

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 オオバンと一緒に逆立ちして水草を採っていました。

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 しばらくすると葦原の中に入って見えなくなりました。 

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ありがとう、アカハシハジロ君。

しばらくいてくれたらいいのですが。

 

メジロ

今の季節サザンカの花が満開です。

ここは森林公園。

サザンカにメジロが来ていました。

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 メジロは私たちが小さいころ「ハナシ」と呼んでいました。

「花吸い」がハナシになったのだと思います。

そうです。花の中に頭を突っ込んで花の蜜を吸うのです。 

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 蜜を求めてあちらの花こちらの花。

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 目の周りが白くてかわいいメジロです。

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 「 何を食べているの」とシジュウカラもやって来ました。

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メジロは集団でやって来て賑やかに花の間を飛びまわっていました。 

久しぶりに公園に行きました。

家の付近ではコロナのせいか最近子供の声を聞かなくなりましたが、公園では子供も賑やかに飛び回っていました。

ムラサキエノコログサ→【チカラシバの間違いでした。】

【 以下エノコログサではなく、チカラシバというコメントをいただきました。

ご指摘いただいてありがとうございました】

昔集落だったところで今は耕す人もいなくなった畑。

そんなところに生えていました。

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陽光が当たって輝いていました。

普通のエノコログサと違って大きくて紫色の穂。

光が当たって感動するくらいのきれいさ。

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調べたらムラサキエノコログサのようです。

エノコログサの変種だそうです。

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エノコログサのことを私たちは小さいころ「猫じゃらし」と言っていました。

その穂を猫の顔の前で振るとじゃれついてくるからです。

エノコログサという正式な名前のほうは「犬っころ草」からきているそうです。犬っころの尾に似ているから。

私の田舎では畑の周りにそこら中ある雑草でした。だけどなんだか名前といい人懐っこさを感じさせる草です。

畑に行ったまま日が暮れそうになるのに帰ってこない親。

心細くて泣きそうな時・・・猫じゃらしが夕日に輝いていました。昔々の話です。




 

ハヤブサ、小鳥遊さん。

「小鳥遊さん」という姓が和歌山県の那智勝浦町にあるそうです。

読み方は「たかなしさん」

小鳥が遊んでいるということはタカがいない証拠というわけです。

なるほどなるほど。

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本当にそうです。

私が冬が近づいたころからいつも鳥を見て廻る海沿いの広大な田んぼ。

今年はどうも鳥がいないのです。

そして「鷹有り」です。

いつもその田んぼのどこかの電柱にいるタカ。

ハヤブサです。

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悪いのは君だ。小鳥が遊べない。

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胸が縦縞ですからハヤブサの幼鳥のようです。

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このハヤブサ幼鳥のせいでさっぱり鳥が居着きません。

困った君です。

 

 

 

 

 

ムクドリのねぐら入り

ムクドリが賑やかです。

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木の実を食べています。

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こんな大きな実を丸飲み。

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「これって食べられるものか?」とカラスもやって来ました。

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夕暮れ時になりました。

しばらくするとあちらこちらからムクドリの集団がやって来て、私の見ている前を飛び回り始めました。

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すごい数。

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こちらからも。

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またまたやって来ます。

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合わせると千羽くらいかなあ。

しばらく見とれて時間のたつのも忘れてしまいました。

私のいるところの田んぼの、向こうの雑木林が塒(ねぐら)のようです。

しばらく飛び回った後、みんなここに入ってしまいました。

そしてだんだん暗くなってきました。

 

 

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静かな夜がやって来ます。

私も帰ります。

 

ツクシガモが渡って来ました。

ツクシガモが来ていました。

今日見たのは6羽。

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 今から次々に渡ってくると思います。 

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白っぽいきれいなカモだから遠くにいても目立ちます。

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 ユーラシア大陸の中部で繁殖していて、冬になると日本などにも越冬のため渡って来ます。

九州に主に渡ってくるので筑紫鴨だそうです。

近年渡来数が増えてきたカモです。

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雌雄同色だからオスかメスかが分かりません。

繁殖期になると、オスはくちばしの根元にこぶができますから分かりますけど。

 

タヒバリ

畑にタヒバリが目立つようになりました。

群れで餌をとっている姿がとても生き生きとしていてかわいいです。

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 「虫捕った」 

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 「ほらね」

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 「ぼくすごいでしょう」

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 手の届くくらいのところまで近づいてきました。

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羽の一本一本が見えるくらい。

自然の造形の不思議!

 

 

カラスウリの実

昔、私の育った田舎の村。

秋になってカラスウリの実が藪からぶら下がっていました。

食べられればいいのにと思いました。戦後の食糧難の時代のことです。

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今も町から少し離れるとよく目にします。

田舎の象徴のような風景で、見るととても懐かしさを感じます。

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明日から師走です。

カラスウリももう終盤に近付きました。

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カラスが食べるからカラスウリと考えそうですが、いつまでもこのようにきれいのまま残っているところを見るとカラスは食べないようです。

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自然に朽ち果てて実が地面に落ちるのでしょう。

 

 

大陸からやってきたミヤマホオジロ

何やら藪の中で動く小鳥。

チッ、チッと鳴いて餌をとっています。

冬になるとやってくる小鳥、ミヤマホオジロです。

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夏はどこにいるかというと日本の深山ではなく、なんとユーラシア大陸の東部・中国や朝鮮半島、ウスリー地方などで繁殖するのだそうです。

日本などへは越冬のため南下してくるのです。

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これはオスです。きれいですね。

冠羽があります。

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下はメスです。ここにはこの2羽がいました

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オスに比べたらちょと地味だけど上品な配色のメス。

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この藪にはこの2羽だけしかいませんでした。

夫婦でしょうか。

夫婦で手を取り合って日本海を越えてきた。

遠かっただろうなぁ、すご~い、感動的!

 

ルリミノキの瑠璃色の実

山で出会った美しい実。

ルリミノキの実。

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 ここには古い道沿いに何本もありました。

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いっぱい実がついていて綺麗です。

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神様はいろんな色の実を考えられたようです。

瑠璃色。

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この道沿いです。昔は村と村を結ぶ道だったようですが、新しい道ができて今はだれも通りません。

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誰も見る人のいないルリミノキの実、ゆっくり見ました 。

 

チョウゲンボウ

あちらこちらでチョウゲンボウに出会います。

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広がる田んぼの中の電柱の上。

チョウゲンボウのオスです。

バッタを捕まえて食べています。

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「さて、バッタの次は何を捕まえようかな」

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目がいいから草むらの中の動くものを見つけたら一直線。

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早すぎて尻尾だけ。

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のどかな秋日和。

コウライアイサ

「今年もコウライアイサが来ているよ」と教えてもらって駆け付けました。

いましたコウライアイサ。今年も来てよかった~。

2014年に見つけてから連続してやって来ます。

やってくる数は変わるのですが、近年メス1羽になりました。2016年はオスも来たのですけど。

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後ろ髪がおみごと~!

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ここにはいろんなカモがいます。そのカモの中にいます。

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随分遠いところを泳いでいますので、余り綺麗には写せません。

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日陰に入ると脇腹のウロコ模様がはっきり見えました。

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しょっちゅう潜ってエサ採りです。

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年末にかけてオスもやって来ればいいのですが。

時々立ち寄ってみます。

 

 

 

ノササゲの実は紫

次に出会ったのはこんな実です。

この紫の豆。なんでしょう。

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ノササゲです。

なんだか特別の色をしています。

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ノササゲは今年の10月2日にそことは別のところで花の写真を撮っていました。

黄色い花です。

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花の形も独特です。

花は黄色で、実は紫。面白い。

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今の季節、山道の花は白い菊とシラネセンキュウくらいですが、このように時々変わった実を見つけるのが楽しみです。

 

 

 

マルバノホロシの赤い実

遠くの山道を歩いていて見つけた赤い実です。今の季節赤い実に時々出会います。

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葉の形や実の付き方からマルバノホロシだと思いました。

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とってもきれいです。

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緑の実もいいですねえ。

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下の写真、すぐ近くにあった赤い実です。

これもマルバノホロシかと思って接写したのですが、帰って写真を見るとどうもヒヨドリジョウゴのようにあります。

上の写真と比べて葉柄の先端の実に着くところが広く広がっているのです。そして軟毛が密生。

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こんな葉も着いていました。

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下の写真は以前撮った10月5日のマルバノホロシの花の写真です。

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今回赤い実を見たところに来年の花が咲く10月初めころ行ってみようと思います。

マルバノホロシとヒヨドリジョウゴ花が咲くかな?

だけどその場所に行き着くかどうか心配。

 

鉄塔ハヤブサ

同じ鉄塔に毎年やって来るハヤブサが戻ってきていました。

随分前に戻って来たのですが、この鉄塔が工事中で幕に覆われていたため他の鉄塔にしばらく居候していました。工事が終わって幕が取り除かれたので戻ってきました。

このハヤブサが宮崎に戻ってきて、幕に覆われていたのを見たときはびっくりがっかりしたことでしょう。

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頬髯が太くて胸がちょっと赤っぽいハヤブサです。

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上を見上げて何か気にしている様子。

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上に何か猛禽らしきものがいます。

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写真を無理に拡大してみました。

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これは何?怪しい人相!