【 以下エノコログサではなく、チカラシバというコメントをいただきました。
ご指摘いただいてありがとうございました】
昔集落だったところで今は耕す人もいなくなった畑。
そんなところに生えていました。
陽光が当たって輝いていました。
普通のエノコログサと違って大きくて紫色の穂。
光が当たって感動するくらいのきれいさ。
調べたらムラサキエノコログサのようです。
エノコログサの変種だそうです。
エノコログサのことを私たちは小さいころ「猫じゃらし」と言っていました。
その穂を猫の顔の前で振るとじゃれついてくるからです。
エノコログサという正式な名前のほうは「犬っころ草」からきているそうです。犬っころの尾に似ているから。
私の田舎では畑の周りにそこら中ある雑草でした。だけどなんだか名前といい人懐っこさを感じさせる草です。
畑に行ったまま日が暮れそうになるのに帰ってこない親。
心細くて泣きそうな時・・・猫じゃらしが夕日に輝いていました。昔々の話です。