ルリミノキ 瑠璃色の宝石

宮崎県西都市の山の中で出会いました。ルリミノキの実。

冬の山では赤い実には時々出会いますが、こんな色の実に出会うとドキッとします。

f:id:tonji44:20191203221045j:plain

 

f:id:tonji44:20191203221059j:plain

木は低い木です。私と同じくらい。

f:id:tonji44:20191203221127j:plain

このくらいの大きさの実です。

f:id:tonji44:20191203221145j:plain

ルリミノキの写真を撮っていたら、後でガサゴソと音がしたので振り向くとシカでした。

不思議そうに私を見て

「このじいちゃん一人で何してんだか」

とひとりごちた後、ぴょんと跳ねて森の中に行ってしまいました。

 

 

スナヤマチャワンタケ

いつもの浜に行きました。日中はそれほど寒くありません。

広い広い砂浜が続いている浜のすこし丘側は砂山になっています。

その砂山の土手に変わったきのこが生えています。

 

f:id:tonji44:20191201175926j:plain

こんな砂山です。向こうに見えるのが海です。

写真の真ん中に2個。

f:id:tonji44:20191201190856j:plain

 ここには3個。

f:id:tonji44:20191201190945j:plain

 

こちらにも。

 お茶碗の形をしています。

砂山に生えたお茶碗。

だからスナヤマチャワンタケです。

近くに10個くらいありました。今年は豊作。

f:id:tonji44:20191201191000j:plain

こんなに小さいです。

f:id:tonji44:20191201191020j:plain

 不思議なことは、この中に砂があまり入っていないことです。なぜでしょう。

下の写真のキノコは砂を吹き飛ばしたりなど一切いじっていません。そのままです。

f:id:tonji44:20191201191037j:plain

 キノコの生えているところから海を見ました。

だけどこれもどういうわけか、キノコは海側でなく反対側に多いようにありました。

f:id:tonji44:20191201191054j:plain

 不思議な形をした砂浜のキノコに今年も会えました。

 

オシドリ 銀杏羽とは?

今年も近くの池にオシドリがやって来ました。うちから歩いて10分位です。

 

人の姿が見えると逃げますから息を殺して歩き、木の葉の間から見ます。

f:id:tonji44:20191130141616j:plain

f:id:tonji44:20191130141656j:plain

 くつろいでいます。きれいですねえ。

f:id:tonji44:20191130141633j:plain

 

オスは目立ち過ぎますが、メスもいい色をしています。

f:id:tonji44:20191130141718j:plain

オスはどうしてこんなに派手になったのでしょう。 

f:id:tonji44:20191130141732j:plain

 

この後ろの両側にある橙色の羽。

銀杏羽(いちょうばね)と呼ばれています。

ただの羽でしょうか。なんだか厚みがあるように見えますが。
触ってみたいですね。

f:id:tonji44:20191130141749j:plain

 

その願いが叶いました。なんという奇蹟。


綾町の川沿いに銀杏羽が落ちているのを見つけました。

願っていると時々神様が願いをかなえてくれます。
 

これがその羽です。

厚みはなくて普通の羽でした。

f:id:tonji44:20191130175234j:plain

とってもきれいです。これも神様の作られた芸術作品です。

 

ありがとう、タシギ君

池の葦原にジシギが2羽いました。

ジシギというのは、オオジシギ、チュウジシギ、コシギ、タシギなどの総称です。

見た目が似ていて、なかなか区別がつきません。

下の写真、遠いので大きさもいまいち分かりません。

タシギなのかチュッジシギなのかオオジシギなのか?

f:id:tonji44:20191128125700j:plain

 

 そこでジシギ君にお願いしてみました。

「尾を広げてくれると、しっぽの先の模様で誰かが分かるのだけど広げてみてくれないかなあ」

f:id:tonji44:20191128130253j:plain

 

「いいよ。こうかい」

f:id:tonji44:20191128125744j:plain

 

「もうすこし広げて」

「このくらい」

f:id:tonji44:20191128130552j:plain

「いいよ。いいよ。その調子。右を向いてくれると見えやすいのだけど」


「分った。これでどうだい」

「わ、最高。ありがとう」

f:id:tonji44:20191128130841j:plain

 

「それで僕は誰だったの 」

「うーん、たぶんタシギ君だと思うよ。自信ないけど」

f:id:tonji44:20191128130855j:plain

 「それは人間がつけた名前だね。僕は僕だよ」

「そのとおり。君は君だ」

 

浜チョウゲンボウ

広い海が見える砂浜に行きました。

浜に棒が立っていました。

f:id:tonji44:20191126195338j:plain

その棒の上に鳥。

f:id:tonji44:20191126195246j:plain

チョウゲンボウです。チョウゲンボウは普通田んぼにいますが、去年から浜を縄張りにしているチョウゲンボウがいます。

 

沖には船。

f:id:tonji44:20191126195414j:plain

北に向かう貨物船のようです。

f:id:tonji44:20191126195438j:plain

 

あの船にも人が乗っているのですよね。

f:id:tonji44:20191126195456j:plain

「どんな人が何を考えながら乗っているのだろう」とチョウゲンボウが言っていました。

ノスリ到着

一ツ瀬川川口の田んぼです。

田んぼの脇のセンダンの木に何か止まっています。

そろそろノスリが来る頃ですからノスリかも知れないと思って近づいてみました。

f:id:tonji44:20191128172016j:plain

 

そうです。ノスリでした。

私は今季初確認です。

今から次々にノスリがやって来ると思います。

f:id:tonji44:20191128172120j:plain

ノスリが来るといよいよ本格的な冬がやって来ます。

寒くなります。

 

山の上のキッコウハグマ

山の上に咲iいている、小さなキッコウハグマを見に行ってきました。 

f:id:tonji44:20191119101106j:plain

 

高さ5センチから15センチくらいの小さなキッコウハグマです。
いっぱい咲いていました。

f:id:tonji44:20191119101123j:plain

 

こんなに小さいのです。

f:id:tonji44:20191119101152j:plain

f:id:tonji44:20191119101215j:plain

少し背を伸ばしたキッコウハグマ、それでも15センチくらいです。

f:id:tonji44:20191119101250j:plain

ここのキッコウハグマは葉が亀甲というより小さくて丸っこいのが特徴です。

 

 

タゲリ

今、田んぼに行くとタゲリが群れています。

ミャーと猫みたいな鳴き声が聞こえますから分かります。

f:id:tonji44:20191126112044j:plain

この色とっても奥深い色です。

f:id:tonji44:20191126112116j:plain

 

今は冬ですからこれでも地味な方ですが、夏羽(繁殖羽)はもっと輝くそうです。

f:id:tonji44:20191126112138j:plain

 

f:id:tonji44:20191126112157j:plain

 

タゲリと一緒にいるのはホシムクドリです。

上を飛んでいるのはタゲリ。

下の真ん中付近で羽を広げている、尾羽の根元の白いのはただムク。

f:id:tonji44:20191126112219j:plain

f:id:tonji44:20191126112250j:plain

ホシムクもタゲリに負けないぐらい色が奥深いです。

f:id:tonji44:20191126112303j:plain

白黒コクマルの混ざったミヤマガラス集団は、いなくなってしまいました。
大きな寒波が来るとまだ北からいろんな鳥が下ってきます。
まだノスリも到着していません。

f:id:tonji44:20191126113916j:plain

 ハイイロチュウヒは来ていました。

 

 

ツワブキの小径

昔住んでいた町

家の近くの崖の下の小さな小径

小径の脇には小さな水路

綺麗な水が山から落ちてくる

 

今そこはツワブキの小径

f:id:tonji44:20191121232608j:plain

 

よく二人で散歩した道

夏は蛍、秋から冬はツワブキ

今はツワブキそして・・・

f:id:tonji44:20191121222119j:plain

ツワブキと一緒に咲いている白い菊

「この野菊は何?」

「サツマシロギク」

 

野菊の花は伊藤佐千夫  「野菊の墓」 

野菊を手折ってお墓に供えようか?

 

秋の野に花をめでつつ手折るにも迷うことあり人というもの    伊藤佐千夫

 

f:id:tonji44:20191121231926j:plain

 

ツワブキは陽の色

f:id:tonji44:20191121222324j:plain

 

白菊は霜の色

f:id:tonji44:20191121222358j:plain

ツワブキとサツマシロギクの咲く小径は長い

どこまでも続く
冬の日暮れは早い
いつも遠くまで歩き過ぎたあの頃

 

 

 

庭メジロ。 スズメ、メジロ、ロシヤ・・・・・

今、うちの庭に紫の実をいっぱいつけているのはコムラサキシキブ。

その実を食べにメジロがやって来ます。 

 

 メジロたちは10羽位で、あっちの家の庭こっちの家の庭と、食べ物を求めて巡っています。 

f:id:tonji44:20191124150607j:plain

f:id:tonji44:20191124150630j:plain

f:id:tonji44:20191124150650j:plain

こっちでも。

f:id:tonji44:20191124150720j:plain

ずっと留まってお腹いっぱい食べるのではなくて、一人2,3個食べたら行ってしまいます。とても気ぜわしい鳥です。

 

f:id:tonji44:20191124154552j:plain

 

蛇足ですが、スズメ、メジロと来たら小さい頃のしりとり歌を思い出しました。

 

スズメ、メジロ、ロシヤ、野蛮国、クロパトキン、金の玉、負けて逃げるはチャンチャンボウ、棒で打つのは犬殺し、シベリア鉄道長けれど、土瓶の口から吐き出せば、バルチック艦隊全滅し、島津の御紋は十文字、字書きの上手な瀬戸口さん、三種の神器を受け継ぎて、天皇陛下万々歳。

「字書きの上手な瀬戸口さん」とは誰だろう?

 

スズメ

広い広い田んぼの脇を小川が流れています。

その土手の荻(おぎ)にスズメが群れていました。

とても感じがいいです。 

 

 

f:id:tonji44:20191123150342j:plain

 

f:id:tonji44:20191123150400j:plain

 

 先日、恩師のお宅を訪問しました。
恩師の奥さんは、私がバードウォッチングをしいていることをご存じで鳥の話になりました。
そして「私は鳥の中で一番スズメが好き」とおっしゃいました。
うーん、なるほどなるほど。
スズメは日本の鳥の原点です。

 

f:id:tonji44:20191123150415j:plain

 

 『すずめのおやど』


すずめ すずめ
おやどは どこだ
ちっちっち ちっちっち
こちらでござる

 

f:id:tonji44:20191123150445j:plain

 おじいさん よくおいで
ごちそう いたしましょう
お茶に お菓子
おみやげ つづら

f:id:tonji44:20191123150501j:plain

 さよなら 帰りましょう
ごきげん よろしゅう
来年の春も
またまた まいりましょう  

f:id:tonji44:20191123150533j:plain

 私もスズメが好きになりました。

コクマルガラスの白黒

コクマルガラスのパンダ模様がいると教えてもらったので見に行ってきました。

3百羽位のミヤマガラスの群れの中ですから、探すのが容易ではありません。

カラス達は田んぼで餌を採ったり電線に止まったり。

 

電線に止まったとき順番に見ていきましたらいましたよ。

1羽のパンダ模様の小さなカラス。

 右下の2羽もコクマルガラスです。周囲のミヤマガラスに比べるとかなり小さいです。

f:id:tonji44:20191117201534j:plain

 

右はコクマルガラスの真っ黒です。

f:id:tonji44:20191117201604j:plain

 

 パンダ模様が成鳥で、真っ黒は幼鳥だそうです。

真っ黒は10羽ほどいました。 

f:id:tonji44:20191117201715j:plain

 パンダガラスがもう1羽いましたが、それは田んぼで餌取り中。

 

f:id:tonji44:20191117201728j:plain

コクマルガラスの鳴き声はかわいいです。キュゥ、キュゥと鳴きます。


 

 

 

 

クロツラヘラサギとヘラサギがやって来ました。

毎年やって来るクロツラヘラサギがやって来ました。

宮崎市一ツ瀬川の川口近くの池で羽を休めています。

f:id:tonji44:20191121154732j:plain

 

クロツラ「コサギ君今年も宮崎にやってきたよ。よろしく」

コサギ「待っていたよ。賑やかになって嬉しいよ」

f:id:tonji44:20191121154758j:plain

 

下の写真の右側はヘラサギのようです。体も少し大きめです。

宮崎ではクロツラヘラサギよりヘラサギの方が珍しいです。 

左のクロツラヘラサギは足に何かついています。

f:id:tonji44:20191121154832j:plain

カラーリングです。

f:id:tonji44:20191121154856j:plain

 

右足の赤いリングのK03は韓国でつけられたもののようです。

リングの色の組み合わせなどで、いつだれがどこで着けたかなどが分かるのだろうと思います。

f:id:tonji44:20191121154913j:plain

 

もう一つ、下の写真の一番右側はクロツラ?ヘラ?

f:id:tonji44:20191121154943j:plain

宮崎では時々このような目先の黄色い個体が見られます。

 

f:id:tonji44:20191121155314j:plain

クロツラだと思いますが、単にクロツラの幼鳥で黄色い部分は今から黒に変わるということではないようです。
幼鳥は見ますがこれとは違うのです。
個体差なのか、ある特別の地域の地域個体なのか。

 

皆、一冬を宮崎で過ごしたら、来年4月初めには帰ってしまいます。

それまでは他のみんなと仲良くね。