家から2時間くらいかけて、遠くの山に行きました。
最後の集落を過ぎて林道をずっと登って行くと小さな沢がありました。
きれいな水が流れていました。
そこの苔むした石の上に咲いていたのはジンジソウでした。
いい場所を陣取っています。
少しの風でゆらゆら踊っていました。
もう少し登ると道路が壊れていて車が行けなくなりました。
そこに車を置いて歩いて登りました。
見晴らしのいい所に出ました。するとそこにあったのは家でした。
1軒だけの家。手前は畑の跡のようです。
今にも倒れそうな廃屋でした。一升瓶や割れた茶碗のかけなど生活の跡が残っていました。
こんなところに住んでいた人はどんな人だったのでしょう。そしてどんな生活をしていたのでしょう。
下の川沿いの集落から歩いたらどの位?
車のない時代ですから多分1時間以上の坂道。
どんなにか苦労の多い生活だったことでしょう。
だけど自給自足の生活。一軒家・・・案外幸せだったのかも。