山奥に行くと時々廃屋に出会います。
古い石垣でそれと分かります。
昭和40年代から50年代の高度経済成長期に、道路状況の悪い山奥の家は少しずつ街に出て行って、家だけが残されたようです。
先祖代々受け継がれた家を去るのはどんなにつらかったことでしょう。
そんな廃屋の石垣。
今、ユキノシタが咲いています。
閉められた雨戸。もう開けられることはないでしょう。
上から見ると崩れそうです。
ユキノシタはきれいな花です。
上側の3個の赤っぽい花弁3個。そして目立つ下の2個の白くて長い花弁。
とてもきれいです。
昔は人の賑やかな生活があって、笑い声、赤ちゃんの鳴き声のあった家。
今はユキノシタが守っています。
最後に私が郷愁を感じたこの家の竃(かまど)。
私の小学生時代までは こんな竃でした。
懐かしい!