昨年の暮れごろだったか、宮崎日日新聞にギンリョウソウ属の新種だという写真が載っていました。普通のギンリョウソウは白いですがこれは薄紅色でした。
キリシマギンリョウソウと名付けられたそうです。
ギンリョウソウの咲く6月頃になったら見てみたいものだと思っていましたが、天候が悪かったりしてすっかり出遅れてしまいました。
7月になって、もう花が終わってしまうと思って悪天候の中でしたが一人で行ってきました。
場所は霧島連山の大浪池(おおなみのいけ)という火口湖に登る登山道付近ということでした。そこは標高1,000mくらいの所です。
雨の降っている県道1号線を車で登りました。雨が降り続いていました。霧もかかっていて諦めかけましたが、何度も休憩しながら霧の合間を縫って登りました。
何と大浪池の登山口に辿り着いたら奇跡的に雨が止んで青空が見えました。夏日が射してきました。
また降り出すといけないと思って、車を降りて急いで登山道を登りました。
時期が遅いからもう見れないかなと思ったのですが、これも奇跡的にきれいな1本が道路わきに咲いていました。
キリシマギンリョウソウに会えました。ほんとう薄紅色。
これが顔です。
真ん中の黒い丸が雌しべで、周りの黄色いのが雄しべだそうです。
それからもう少し登ってみようと思って歩きました。後3本見つけましたが、どれも盛りを過ぎていました。果実になりかけです。
この顔かわいい子ブタさん。
キリシマギンリョウソウを探している時見つけたのはツチアケビでした。
ツチアケビは平野ではとうに花が終わっているのですがまだ蕾でした。
空が曇って来たので急いで引き返しました。山の天気は変わりやすい。
車に戻ったら土砂降りになりました。
濡れずに好かった日。