殆ど車の通らない山道を走るといろんな出会いがあります。
尾根を走っている軽自動車がやっと通れるくらいの道は、どこまでも続いていて、最後まで辿り着かないうちに日暮れが近づいてきました。
それで、それから先はまたの機会にして引き返していました。
すると前方に大きな鳥が。
大きさからしてヤマドリだと思いました。
遠いし、木の陰で暗いのでなかなかうまく写真が撮れません。
車の中から写真を撮っていましたら、車のすぐ右側の崖下から「ドドド」という羽音が聞こえてきました。
いわゆるヤマドリのほろ打ちです。
見えているのはヤマドリのメスで、ドドドはオスですが、オスの姿は見えません。
そのうちメスも崖下に下りて行き、10分くらい粘りましたがもう上がってきませんでした。
それでまたゆっくり車を走らせました。
50mも走らないうちに右側の草の影に、今度は小さめの鳥。
よくキジバトがいるのですがキジバトではありません。
私は直前にヤマドリのメスを見たばかりでしたから、ヤマドリの幼鳥だと思いこんでしまいました。
こちらは木陰ではないので姿がよく見えます。
この付近の山はコシジロヤマドリとアカヤマドリの両方いますから、どちらかの幼鳥と思いました。
暫くすると幼鳥は左手の崖を登って見えなくなってしまいました。
家に帰り着いたときは午後8時。
今日はヤマドリの幼鳥の写真が撮れたと思って、生き物なら何でも興味がある大学生の孫に、何鳥とは書かずに写真だけを送りました。
すると
「コジュケイの写真が撮れてよかったね」と返事。
「え、コジュケイ?」
直前にヤマドリのメスを見ていましたから、私はコジュケイという考えが浮かびませんでした。
そういわれて調べるとコジュケイです。ヤマドリの幼鳥でブログ書くところでした。
アブナイアブナイ!
そこで冷静に考えてみますと、最初に見たヤマドリのメスというのは、もしかしたらキジのメスかもしれません。メスはそっくりです。
羽がきれいに写っていれば分かるのでしょうが。
場所的にはヤマドリかなと思うのですけど。
まだまだ分からないことがいっぱい。