田舎の道を走ると、このようなハチの巣箱をよく見かけます。
道路脇の崖の上が多いですが、いろんな所に置いてあります。
この巣箱は誰が置いているかというと、おじいさんが多いようです。
ある時、巣箱を設置しているおじいさんとお話ししました。
「農作業の少ない時期に何個か作って置いておくと、ハチが入りだして、それを見るのが楽しみでなあ。そん上蜂蜜が取れていい小遣い稼ぎになっとよ」
と教えてくれました。
そして
「あんたもやって見らんね。1箱あげるから」
「うちは宮崎市の団地だから」
「いや何処でも大丈夫。ハチの入った箱をそのまま持っていけばいっちやが」
人の良いおじいちゃんでしたが丁重にお断りしました。
巣を作り始めると、下の写真のようにハチが出入りします。
8月24日の話をします。いつものことで山道を走っていました。
すると道路脇に置かれた巣箱の外側に、びっしりハチがついているのに出会いました。こんなのは初めて見ました。
何があったのでしょう。
増えすぎたら引越しをするという話を聞いたことがありますが、その準備でしょうか。
拡大しますと・・・。みごとです。
ニホンミツバチのようです。邪魔しない限り襲ってきません。
そこを過ぎてしばらく車で走っていると、今度は道路脇に巣箱が落っこちて中がむき出しになっていました。
左の黒く写っているのは私の車のバックミラーです。
車の中から撮っています。
なんと中に黄色い蜂蜜がいっぱい。
そしてハチもいっぱい。
箱の中を見たことがなかったのですが、こんな場面で見ることになりました。
こんなにいっぱい蜂蜜ができるのですね。
蜂蜜の層が分厚い。
蜂蜜がびっしり詰まっているのが分かります。
だけど流石に車から下りて蜂蜜を舐めてみる勇気はありませんでした。
集団で襲ってきたらどうしようと思って。
いったいこのハチたち何をしているのでしょう。
下の写真、巣穴に残っている赤ちゃんに
「早く出ておいで」
と言っているように見えます。
としたら今羽化したばかり? ?
ちぎれた蜂蜜の塊にやってきたミツバチより大きいハチ。
キイロスズメバチでしょうか。
流石にミツバチがいっぱいいる所には近づきません。
持ち主に連絡してあげたいのですが、山の中で人家もありません。
やむなくそのままにして先を急ぎました。
もともとはハチたちの蜂密だから・・・というのを心の言い訳にして。