【県外編…鹿児島県】
大隅半島にあるというヘツカリンドウ。
もう随分昔に聞いたこと。それは鹿児島県大隅半島の稲尾岳という所にあるらしいということ。
探しに行って会える花ではないということ。
ところがその花に偶然出会ったのです。
友人の車の助手席に乗せてもらって、大隅半島を植物探しの旅の途中でした。
大隅半島の林道を進んでいました。
その林道は随分荒れていて、倒木が道を塞いでいたり、落石があったりで、いつ引き返さなければならないかという怖い道でした。
私はその林道に入ったことを少し後悔していました。
時間も遅くなって、午後5時を過ぎて日も沈みかけていました。
水のしたたり落ちる崖があったので車を止めて、珍しい植物がないか見て回りました。
すると友人がびっくりしたような声で「あった、あった」と叫びます。
何があったのか近づくと指さす前にはなんとヘツカリンドウ。それも満開。
こんなところにヘツカリンドウ。
なんという奇跡。
「君はこんなところで咲いていたのか!」
期待していない出会いだったので、喜びも一入でした。
根っこの方に大きな葉が何枚かついていて、そこから茎が伸びて先の方にたくさんの花を咲かせています。
アケボノソウの花に似ていますが紋様と色が違います。
付近を探すとほかにも何本か見つかりました。
高さは大きいもので50センチ位かな。
花を見終わって、大きな道に出るまで心配でしたが、何とか脱出できました。
一緒に行ってくれた友人に感謝です。