ギボウシランは全国的に数が少なくて、なかなか見る機会がありません。
それでそれを見に友人と鹿児島県の大隅半島まで出かけてきました。
とっても遠い。
ありそうな林道は最近の雨で土が流され石ゴロゴロ。
悪路過ぎるので車を置いて歩くことにしました。
ヤマアジサイが満開でした。きれい。
コクランがたくさんありました。それとオオバノトンボソウも丁度花が良い頃でした。途中イノシシのウリ坊5頭が、人間に驚いて土手を大慌てで駆け登って行きました。
もう誰も通らない林道みたい。
二人で林道の脇や土手を丹念に見て歩きますが、肝心のギボウシランがありません。
3キロくらい歩いたところで諦めて引き返すことにしました。
遠くまで来たのに足取りが重い。
友人は雨が降るかもしれないと傘を持っていました。その傘で時々道の脇のありそうな場所の草を払ったりして見ていました。
随分歩いたところで、先を歩いていた私の方に「この葉っぱはもしかして・・・」と叫びます。
私は駆け寄りました。土手の下に確かにギボウシの葉を小さく丸くしたような2枚の葉。しかし花がありません。
「葉は似ているけど花がないと・・・」
するとなんとすぐ近くに花の付いたギボウシラン発見。ギボウシランに間違いない。
万歳。よかった~。
遠くまで来たかいがありました。
この花の色なんだか独特の色ですね。地味な色。
形も独特。
葉は確かにギボウシみたい。
高さは25センチ位。
近くに花の付いた小さな株。
よく探したら花はついていないけど葉だけが何株かありました。
ということでそれからは軽い足取りで帰路につきました。
人生、あるとないとは大違い!