シーボルトミミズとキバナノツキヌキホトトギス

ここは日向市東郷町山陰(やまげ)の山の中の林道です。

道路脇の崖に、思いもかけずキバナノツキヌキホトトギスがいっぱい咲いているではありませんか。この林道を走るのは初めて。びっくりしました。

キバナノツキヌキホトトギスは尾鈴山系ですが、ずいぶん離れています。

しかし尾鈴山系の続きではあります。

この前見た場所は2分咲き位でしたが、ここは満開に近い状態。

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葉を茎が突き抜いています。

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見とれたり写真撮ったりしていると足元に何か動くもの。

ヘビ・・・じゃなかった。

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大きなミミズ。大きさが分かるようにそばに何かを置きたいのですが、離れると場所が分からなくなりそうだし、とっさにポケットの車のキーを置いてみました。

長さは30センチ位かな。

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青紫に輝いています。

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何回か見たことがあります。シーボルトミミズです。

そうあの有名な、長崎出島のオランダ商館の医師のシーボルトさん。

シーボルトさんはお医者さんですが、博物学者で何でも詳しく、日本の生物の研究をして、標本をヨーロッパに持って帰りました。その中にこのミミズがあったのでシーボルトミミズという名がついたとか。

日本固有種で、西日本だけに生息しているそうです。

見ようと思っても見れません。山道に行くと偶然出会うことがあります。