山の尾根の林道を走っていると、崖の下を渓流が流れていました。
下りられそうなところに車を止めて、その渓流を下ってみることにしました。
その渓流は幅が5メートルから10メートル。水の量はさほど多くなくて、浅いところを歩けば長靴でも大丈夫のようです。だけど時々大きな木が倒れて川を塞いでいますので、その時は崖をよじ登って遠回りしなければなりません。
ヤマメ釣りの人が来るような川でもありませんので、多分人が通るのは初めてかなと思いながら下りました。
小一時間歩いたら、川幅が広くなって、砂地が広がり気持ちのいいところに出ましたので岩の上に座って休憩です。
歩いて下る途中何回も見かけましたが、そこでもミヤマカワトンボが飛び交っています。ミヤマカワトンボというのは大きなトンボです。
普段見るシオカラトンボが5センチぐらいですが、そのミヤマカワトンボは7センチくらいあります。
このトンボの魅力はその体の青緑色の輝きです。ブルーサファイアとグリーンサファイアを混ぜたような色です。両方とも実物は見たことありませんが。
日の光を受けるととてもきれいです。
翅は褐色ですから体の色が引き立ちます。
渓流の宝石というのは、ヤマメのことだし、カワセミのことだし。
だけどまあこれも渓流の宝石に加えてもらっていいのではないかな。
休憩している間中、オオルリが近くで鳴いています。
ヒーリーリーチュチュイ
ヒーリーリーチュチュイ
木の枝に止まって鳴いているのでしょうが、双眼鏡で探しますが見つかりません。
昼前になってお腹が空いてきたので車に戻ることにしました。