これもきょう出会ったチョウです。
これは今の季節、少し田舎に行くとたくさん見ることができます。
何をしているのか道路上で集団で飛び回っています。
なかなかじっと止まらないので、写真の撮りにくいチョウです。
テングチョウという名前は、頭が伸びて、天狗の鼻のようになるからのようです。
頭が伸びているのがわかりますか。
これもきょう出会ったチョウです。
これは今の季節、少し田舎に行くとたくさん見ることができます。
何をしているのか道路上で集団で飛び回っています。
なかなかじっと止まらないので、写真の撮りにくいチョウです。
テングチョウという名前は、頭が伸びて、天狗の鼻のようになるからのようです。
頭が伸びているのがわかりますか。
きょう出会ったチョウです。
割と標高の高い山です。たくさんいるわけではなく、一日山にいても出会うのは数回です。あまり明るい所に出てこないのでなかなか写真が撮れません。
里のほうにはサトキマダラヒカゲというそっくりさんがいますが、そちらのほうが色が明るい感じがします。
いつものとおり、深山を歩いていたら、目の前に絶壁が立ちはだかりました。
これ以上登れないのかなあと思いながら、その絶壁を見ていると、見なれない一枚の葉っぱがあちこち岩にくっついています。一枚の葉っぱというのは何だろうと思って双眼鏡で見るとランのようでした。そこでもしかしてソハヤキトンボソウかと思いましたが、それは私たちにとっては幻の花のはず。そんな簡単に出会えるはずがありません。しかし近づくとまさしくソハヤキトンボソウ。
こういう出会いは何回かありますが、胸躍る瞬間です。
写真を見てください。
2本花がついていますが、それぞれ別の花です。1本に大きな葉は1枚です。
そこは祖母・傾・大崩ユネスコパークのゾーン内の山の中腹です。
このユネスコパークは「急峻な山と深い渓谷」これが売りだそうですが、まさしくそんな所にピッタリの植物です。、下の写真は別な2本です。
そのユネスコパークの基本方針の第1は
「貴重な生態系の持続的な保全」…だったかな。
すごい自然が人知れず残っているという証拠の植物です。
これは大事にしなくっちゃ。
午後、今度は別の来訪者。
台所に行くとガラス戸でパタパタしているチョウ。
縁側の戸を開けていたので、そこから入ってきたようです。
羽に目玉があるのでジャノメチョウの1種です.。この付近でよく見かけるのはヒメウラナミジャノメですからそれかなあと思い、写真を撮ってみました。
あれれ、ちょっと目玉が違います。
図鑑で調べてみましたら、ヒメジャノメのようです。ジャノメチョウでもいろいろあるるのですね。面白い。
ジャノメチョウで思い出すのは私がまだ小学校はいる前のことです。
とっても田舎の、竹林を切り開いたようなところに家が建っていました。
神棚は、薄暗い所にありました。幼い私が神棚の水を替える役でした。
その神棚にいつもジャノメチョウがいました。母はそのチョウを神様のチョウと呼んでいました。薄暗い所が好きなのでしょうか。
写真を撮った後、もちろんヒメジャノメは、ガラス戸を開けてそっと逃がしてあげました。なにせ神様のチョウですから。
きょうは用事があってずっと家にいました。
すると午前中に、庭のほうでケ・ケ・ケと何やら山奥で聞いたような鳴き声。
急いで外を見ると、枯れかけたため幹を切ってもらったヤマモモの木に、アオゲラが。
うちにアオゲラが来るなんて初めてのことです。
慌ててカメラを取り出し、ガラス越しに写真を撮りました。団地の中の狭い庭ですから、戸を開けたら逃げるに決まっています。数コマ撮ったところでどっかに飛んで行ってしまいました。
アオゲラはキツツキの仲間です。枯れかけた木を見つけて、巣でも作ろうかと思ったのでしょうか。
これは、頭の赤さから見てオスのようです。
エビネは園芸屋さんに行くと店頭に並んでいたりします。あるいは家の庭でも鉢植えがよく見られます。
だけどこの花に、深山に分け入ってひょっこり出会うと全く別の感動があります。「え、あなたは本当はこんなところに住んでいるの」と話しかけたくなります。
自然のエビネです。
ここに10株くらい。
100m位離れたところにも10株くらい。
人に見つかったら、掘って採られてしまいそうで、心配です。
来年もここで出会えますように!
深山を歩いてきました。昨日のことです。
とてもいい天気で空気もさわやか。
聞こえるのはキビタキの鳴き声だけ。
林の中を歩いているとフタリシズカがありました。
二人たたずんでいます。静かです。
いい名前を付けてもらいましたね。聞いたら一回で覚えます。
拡大するとこんな感じです。
しばらく歩くとこんなフタリシズカに出会いました。
三人。
子供ができたようです。
私の家のすぐ近くに溜池があります。池の周りは竹林で、そこを通りかかったらタケノコが伸びて大きくなっているのが見えました。大きくなりすぎたらは食べられませんが、小さいのがあるかもしれないと思って中に入っていくと、2~30センチ位の食べごろのタケノコがたくさん生えていました。
この竹林はカラダケとマダケが生えています。マダケは孟宗竹ほど大きくはありませんが、それに次ぐくらい太い竹です。(なお、竹の種類の呼び名は地方によっていろいろで、どれが正しいのかわからないことがありますが、とりあえず私の知っている呼び名で)
上の写真の倒れて朽ちかけているのがマダケです。
きょう採ったタケノコはカラダケのほうです。随分小ぶりです。(マダケのタケノコも生えていましたが、大きすぎて一人暮らしでは食べきれないと思って採りませんでした)
カラダケの竹は昔、物干しざおに使われていました。もうすっかり姿を消しました。
もしかすると田舎に行ったらまだ使っている家があるかもしれません。今度田舎に行ったら気を付けておきます。見つけたら写真を撮らせてもらいます。
上の写真の右側の大きい竹がマダケ、左の小さいのがカラダケです。
きょうは3本だけ収穫しました。
採る方法は簡単です。足で根のほうを蹴飛ばしたらぽきんと折れます。
収穫したタケノコです。
この付近でのタケノコの人気は、1番がダイミョウチク、2番がコサンチクです。カラダケはそれらからすると味が劣るようでイマイチ人気がないようですが、私にとって
はとてもおいしいタケノコです。
アカショウビンの声を聞きながら、森の中を散歩していると地面に何やら白いものが。一つ一つは人差し指くらいの大きさ。
真っ白というより少し銀色が入っているのかな。だからギンリョウソウ?銀竜草と書いてありました。
上から見るよりしゃがみ込んで顔を覗き込むととてもきれいです。白い妖精!
こんな植物があるのですね。腐生植物だそうです。
最初見たときは、こんな鳥がいるのかとびっくっりしました。
とても変わっています。
それほど山奥に行かなければ見られないというわけではなく、少し田舎の山に行けば見ることができます。
鳴き声も面白く、特徴があります。ツキヒホシホイホイホイ…と鳴くのです。
だから月の光、日の光、星の光の三つの光で三光鳥・・・サンコウチョウというわけです。この鳥もアカショウビンと同じく、東南アジアなど南方から渡ってきて日本で子育てをします。
沢の一番上。滝の横。もうそれ以上は登れないというところに変わった植物がありました。サトイモ科のテンナンショウ族の植物ですがとっても淡い緑色をしています。
ツクシテンナンショウ(オガタテンナンショウ)だと思います。
環境省の絶滅危惧1A(CR)になっています。
林道を走っていると鳥の声が。
キョロロローキョロロロローと尻すぼみに鳴く声はアカショウビン。
きょうの目的の鳥の一つです。まず写真を見てください。
林が少し暗いので、あまり赤い色が鮮やかではありませんが、実物はもう少し赤が鮮やかです。しばらく鳴いていましたがどこかへ行ってしまいました。
日本の森にはそぐわないような派手な鳥です。
東南アジアから今の時期に渡ってきます。そしてこの森で枯れ木に穴をあけて巣を作り、ひなが育って巣立ちするのは6月中旬ごろでしょうか。
そして秋になる前また東南アジアへ帰っていきます。雛を育てる時期が日本ではちょうど梅雨時で、木の葉に餌になる虫がいっぱいついているから、餌に不自由しないのだろうと思います。