沢はひんやりとしているうえに岩から時々水滴が頭に落ちてきます。
ネコノメソウが咲いていました。
ネコノメソウにはいろいろの種類がありますが、
これはマルバネコノメソウでしょうか。
その他にもこんな植物がありました。下の写真はチャルメルソウ。
その中でもオオチャルメルソウかな。
宮崎県の北部は祖母・傾山山系など急峻な山が連なっていますが、その中腹に植物を探しに行ってきました。何より自然の中を歩くのは気持ちがいいものです。
山の中に入っていくと、小さな沢があり水が少し流れていました。
少し上ると苔むした林の中に石垣が積まれた跡があり、その昔そこで炭を焼いていた場所だということがわかります。
中央やや左に石積みの跡が見えます、。その手前が窪地になっていてるのです。
少し登るとツクシタニギキョウがあちらにもこちらにも。
この花どのくらいの大きさかボールペンを置いてみました。
こんなに小さい花です。私は山奥の沢でしか見かけません。踏まないように気をつけながら登って行くと日があまり差し込まないため、コケや小さな植物がいっぱい。
沢はこんな感じです。
今は5月中旬。きょうも雨が降っています。
この時期、雨の中を田んぼに行ってみると、シギ類やチドリ類の野鳥が、
渡りの途中の羽を休めているのに出会うことがあります。
田んぼは稲を植えたばっかりで稲は小さいので、その周りで小さな虫をついばんでいるのです。
そしてお腹が一杯になったら、北のほうに旅立ちます。どこまで行くかというと北海道を過ぎてまだずっと北、シベリアまで行って、そこで繁殖するのです。
上の写真はほとんどがハマシギですが、鮮やかな羽のシギもいます。
右はオグロシギです。きれいな赤っぽい色になります。左はアオアシシギです。アオアシシギは赤くなりません。
他にも赤っぽ鳥がいました。
上の写真の右の赤くなった鳥はサルハマシギです。左のお腹が黒いのは、いっぱいいたハマシギです。赤くなりません。もう1種類赤くなった鳥がいました。
下の写真トウネンです。トウネンはとても小さな鳥です。スズメより少し小さいのですよ。
赤いといっても顔付近だけですね。
しかし繁殖のために、こんな小さな鳥が、シベリアまで飛んでいくなんてちょっとびっくりです。
(鳥の名前や説明に間違いがあったら教えてもらうと助かります)