勾配の急な山の道を車でゆっくり登っていました。
すると、すぐ目の前から大きな鳥が飛び立つのがフロントガラス越しに見えました。
サシバなどよりずっと大きい。
車道の上を先の方に飛びます。
助手席の大学生の孫が「何だこれ。止まれ、止まれ」と念じたような声。
すると30m位先の道路の上の木の枝に止まりました。
「止まった」孫は大喜び。
こんな標高の高い山の中にいる大きな鳥って何だろう?
双眼鏡で覗いた孫が「ハチクマ、ハチクマ」と言います。
私も双眼鏡で見てみました。首が長くて頭が小さくてまさしくハチクマです。
写真を撮ろうと思いますが、私も孫も後の座席にカメラを積んでいて、慌てるのでなかなかカメラが取り出せません。今度は私が「逃げないでくれ、逃げないでくれ」と念じます。
間に合いました。車の窓からカメラだけ出して数コマ写すことができました。間に合ってよかった~。
羽が綺麗ですねぇ。
私たちの方を見ています。
「この車の中の二人、何を慌てているのだろう?」
そして飛んでしまいました。
大きかった~。
ハチクマは身長60センチくらい 、羽を広げると130センチくらいありますから。
金御岳でもサシバに混ざって時々渡って行きます。
しかし、止まっている姿をこんなに近くで見たのは初めてでした。
孫との鳥見もいいことがあります。
帰りは孫が運転して、私は助手席でコックリ、コックリ舟を漕ぎました。