最も身近な冬鳥を書いていませんでした。
ジョウビタキです。スズメより少しだけ小さい鳥です。
秋になったある日、キヒッ、キヒッ、キヒッという自転車がブレーキを掛けながら、坂道を下りてくるような音が聞こえたら、それはジョウビタキが家の近くに来たという印です。
まとまって来るのではなくて、神様が天空から豆をばらまいたように、距離間隔をあけてパラパラと、全国いたる所に舞い降りてきたような感じです。
そして人懐っこくて、わりと人を恐れません。
だから見る機会が最も高い冬鳥で、今の時季もいます。
高岡の畑脇にいたジョウビタキのオスです。
ジョウビタキの別名は「紋付鳥(もんつきどり」です。
「紋の付いた袴を着ている」ということですが腰の白がなんとも紋に見えます。
そして頭が銀色。胸がレンガ色。
黒い中に黒い目。
遠目には目が見えません。
こちらはメスです。
これは上とは別のメスです。少し淡い色。幼鳥っぽい。
4月になったらいなくなると思います。
モンゴルとかチベットなどに帰って子育てをします。
うち付近に来るのはメスです。
多分同じ鳥が毎年やって来るのだと思いますが、よく道を間違わないものだと感心します。