宮崎市内ですが、山の方に垂水公園という所があります。
「たるみず」ではなくて「だるみず」と濁って読みます。
冬の山の中の公園は誰もいません。この冬はルリビタキを見ていませんので、そこならいるかなと思ったのですがやはりいませんでした。
コンコンコンコンと木をつつく小さな音。コゲラがいました。コゲラはスズメくらい小さいキツツキですから、音も小さいのです。
そんなに打ち付けたら首が痛くなりそう。
虫が出てきたようです。
別の木にはもう一羽。
木の実を食べています。センダンの実でしょうか。ヒヨドリがよく食べますがコゲラも食べるのですね。
もしかしたら咥えただけ?
コゲラは留鳥です。私の隣の家の庭の木で子育てしたこともありました。
コゲラの珍しい亜種を見たことがあります。
随分昔、沖縄県の西表島に鳥見に行きました。
そこに住んでいる友人に案内してもらって、上原小学校の校庭に行きました。
友人のお嬢さん二人がその小学校の低学年でした。
校庭に着くと友人のお嬢さんが教室から走り出てきました。
すると同級生も何人か。
そして、私の双眼鏡を交代で見たり、教室で保護している怪我をしたヒヨドリを見せてもらったり、オオゴマダラの金の蛹を見せてもらったり・・・して遊びました。
見せてもらったヒヨドリはとても色が濃くて、身近で見たらなおびっくり。別な鳥みたいでした。
その時その小学校の校庭の木に来たコゲラです。
オリイコゲラ。
コゲラの亜種ですがなかなか見れません。
その時はそんなに珍しいということはわからず、友人に言われるままに写真を撮りました。
西表島はとても懐かしい思い出の島です。
その時案内してくれた友人のお嬢さんはもう大学生ぐらいかもしれません。
そんな昔の懐かしいお話です。
帰るときは、港まで見送りに来てくださいました。
ほんの一時(ひととき)の縁。
あの港が目に浮かびます。