海岸林の中の神社の境内です。
ガサガサという激しい音がしました。
何か動いています。カメラを向けると左上のシロハラ。
そして右下に這いつくばっているのはトラツグミ。
トラツグミが怒って膨らんでいます。
ほらこんなに羽を膨らましています。
口に木の実を咥えていますからエサの取り合いでしょうか。
シロハラがどこかに行ってしまいました。
元の静かな森に帰りました。
「アカツクシガモが来ているよ」と教えてもらって駆け付けました。
池にアカツクシガモいました。
首を伸ばさないかなと思っていたらうまい具合に伸ばしました。
なんと綺麗なカモ!
私が以前見たのは10年以上前でした。その時は田んぼにいましたが、今回のように池の中のほうがきれいに感じます。
オスもメスも同じ色だそうです。
中央アジアで繁殖し南に渡るそうですから、日本はコースからすると東すぎます。
ですからめったにこちらに来ることはありません。
今年はアカハシハジロをこの前見て、今度はアカツクシガモを見ることができました。何れもコースを外れた鳥です。3度目の方向音痴君はだれでしょう?
寒波が降りてきました。
昼間はそれほどでもないですが、日が沈むと途端に冷えます。
お天道様は偉い!
浜に行きました。
広い広い浜です。
宮崎は海岸が南北に直線的なところが多いですから、あちこちに広い砂浜があります。
下の写真の真ん中に鳥が並んでいます。
向こう側に大きい鳥、手前は小さい鳥です。
大きいほうは波打ち際です。
ダイゼンでした。
大型のチドリです。
一人でいるときはピューイと鳴きます。
なんだか悲しげな声ですが、今日は仲間が沢山いるので鳴きません。
手前にいるのは嘴を羽の中に入れて寝ています。
ハマシギです。チドリではなくてシギです。
何の夢を見て寝ているのでしょう。
みんな寝ていますが1羽だけ起きて散歩しています。
細くて長いくちばし。
広い海。
きょうの海は凪でいます。
沖を通る船。
何を積んでいるのでしょう。
どんな人が何を考えながら乗っているのでしょう。
落ち葉の中のこのまん丸いもの?
大きさはこの位。
シモバシラの霜柱です。
そうですシモバシラという植物が枯れて、その根が水分を吸い上げて根のところに霜柱ができたのです。
不思議な現象です。
枯れた根っこに霜柱が立つ植物だから、植物の名前がシモバシラになったということです。
今朝は今年一番の冷え込み。
ここは千メートルくらいの山の上です。
着いたら北風がびゅうびゅう吹き上げてきて、車の中で温めていた体が一気に冷えてしまい、5分で車の中に避難しました。温度計はマイナス3度。
シモバシラの霜柱、そこいら一面にできていました。
茎が立派に残っています。その根元です。
いろんな形の霜柱です。
氷の芸術作品です。
付近の地面には霜が降りていました。
霜も拡大するときれいです。
落ちた緑の葉の上の霜です。
自然はとっても面白くて不思議で・・・が今朝は寒かった!
夜明けとともに山に上って、霜柱を見つけて「シモバシラ満開!」のメールを送ってくれた友に感謝感謝です。
トラツグミは冬にやって来ます。
公園とか河川敷とか広くて外敵が隠れていないようなところでエサ取りをします。
ちょこちょこと歩いては立ち止まります。
頭から背中のこれが虎模様?
お腹の白地に三日月模様、これがとってもきれいです。
人が近づくと林の中に隠れますが、しばらく待っているとまた現れます。
夕方見つけに行ったとき、 林の中からヒーヒーツー、ヒーヒーツーという独特の物悲しい鳴き声が聞こえました。今の時季でも鳴くとは知りませんでした。
向こう側のミコアイサを見ていましたら、手前でカンムリカイツブリが暴れていました。
暴れているのはカンムリカイツブリではなくて、口にくわえた魚でした。
大きな魚。飲み込むつもり?
何の魚でしょう?
ボラかな?
やっと飲み込んで後はスイスイ。
カンムリカイツブリはよく見ますが、魚を咥えた所は初めてみました。
森の中をゆっくり歩いていました。
冬の山は静かです。
するとギッ、ギッというコゲラの声。
そしてコンコンコンと木をつつく音。
静かな山だから小さいコゲラにしては大きな音がします。
双眼鏡でのぞくと、コゲラが穴の中に首を突っ込んでいます。
大きな穴!
コゲラはよく木をつつきますが、本当にこんな大きな穴をあけるんだとびっくりしました。
こんな大きな穴を何のためにあけるのでしょう。
今は繁殖の時期ではないし、穴は下向きだから巣にはならない気がします。
しばらく穴あけ作業を見ていましたが、虫を取った場面はありませんでした。
それでコゲラに聞いてみました。
「コゲラ君、穴は何のために開けているの?」
「さあね、枯れた木があったからつついているだけだよ。つついたら穴が開いただけ」
「じいちゃんはこんな森の中で何をしているの」
「歩いているだけだよ。ただ歩いているだけ」
師走に入り、山にはほとんど花がなくなって来ました。
そんな中今を盛りと咲いているかわいい花がありました。
マルバテイショウソウです。
夏の間葉を見つけていて、花が咲いたら行こうと思ったところが何か所かあったのですが、すっかり忘れてしまいましたので、また去年と同じ場所です。
マルバテイショウソウは花満開、丁度見ごろになっていました。
よかった。
マル葉?葉は丸っこい?
葉は卵だよ。
本当は北のほうにはテイショウソウという花があって、花はそっくりだけど葉が角ばって尖った卵型だから、それに比べたら丸いということのようです。
これを見ると正月がやってくるなあ・・・掃除とかしなきゃなあ・・・と思います。