ダイサギが婚姻色になっていました。
目先がコバルトブルー。
小魚を捕まえました。
近くでコサギも魚狙い。
さてチュウサギの婚姻色というのは?・・・明日。
ムナグロと一緒にいた小さなシギ。
オジロトウネンでした。
2羽いました。
こんなに近くでいいのという位近づいて来ましたので、繁殖羽(夏羽)の羽をじっくり見ることができました。
これがA個体。
これがB個体。
いつも遠くから非繁殖(冬羽)らしきものを見ていました。
はっきり繁殖羽を見たのは初めてでした。
濃いですねえ。いいですねえ。
もう田植えが終わった田んぼが多いのですが、まだ耕されていない荒れた田んぼがありました。
その田んぼで餌を採っているシギ。
一番手前はハマシギ、その他の4羽はムナグロです。
ムナグロは色々のタイプがいましたが、下のこれが繁殖羽(夏羽)。
胸が黒いです。だからムナグロです。
繁殖期でないときは黒くありません。
これはまだ繁殖羽になり切れていません。
繁殖羽のムナグロの背の色。
独特です。
下は昨年生まれた幼鳥だと思います。
ムナグロと一緒にいたのはハマシギ。
ハマシギは冬の間はよく見ます。非繁殖羽です。
このような繁殖羽は宮崎ではあまり目にしません。
ムナグロに対してこちらは腹黒、はらぐろ。
シギの繁殖羽が見たいのですがなかなか見れません。
きょうは幸運でした。
今、鳥たちの春の渡りの時季です。
冬の間南に行っていた鳥が北に戻って行きます。
その途中に立ち寄る場所があります。
宮崎では海岸林です。
朝早く行ってみました。
潮騒が聞こえる位海が近い林です。
小鳥達が新緑の葉陰を動き回っていました。
冬鳥夏鳥、そして留鳥・・・いろんな鳥がいました。
これはコムクドリ ↓
これはアオジ ↓
これはアトリのメス ↓
みんな葉につく虫を探しているようです。
新緑の中で元気
カワラヒワ ↓
シロハラ ↓
エゾムシクイ ↓
センダイムシクイ ↓
オオルリ ↓
ヒヨドリ ↓
下に下りてきたクロツグミのメス ↓
元気にに動き回る小鳥たちを見るのは気持ちのいいものです。
爽やかな朝のひと時。
だけど夏鳥達は春の渡りの途中ですから、この林にいるのはいっときことで、すぐ山奥やずっと北の方に行ってしまいます。
山の斜面に咲いていた花。
盛りのシュンランでした。
思いがけない出会いでびっくりしました。
こんなに綺麗に咲いているシュンランは初めて。生き生きしていました。
山奥の又その山奥、昔集落があったところに行ってきました。
今は廃屋が数軒あるだけ。
その廃屋の周りに咲いている花はシャガです。
昔、人が住んでいて今はシャガが住んでします。
草丈50センチくらいです。
独特の綺麗な花です。
シャガという植物は面白い植物です。
以前植物に詳しい人とよく歩いていました。
植物に詳しい人にとってはシャガはどうでもいいみたいなのです。
というのがシャガは帰化植物ということになっていて、日本固有の野草ではないということのようです。
シャガは随分昔中国から入ってきたそうです。。
三倍体のため種子がつきません。
種子で増えないということは、人為的に株を移動して日本国中に広まったということのようです。
そう言われてみると、「車で走っていてシャガが目に入ったら必ず近くに家がある」という法則があるように思います。
廃屋にはこんな植物も繁茂していました。エビネです。
このエビネもあちこちの廃屋にありました。
廃屋も跡がこのような綺麗な花で埋め尽くされたら、昔住んでいた人もうれしいことでしょう。
カンアオイにはいろいろの種類があり、宮崎でも山に行けばいろんな種類に会うことができます。
しかしその中でもとても変わったカンアオイ、それがオナガカンアオイです。
宮崎県の一部の地域に自生する日本固有種です。
ガクの裂片の3枚がびっくりするくらい長く伸びるのです。
下の写真、花から糸のように伸びています。10センチ以上。
以前私が見ていた山のものは盗掘されてなくなりました。
これは別の山です。
自然のものは今ではめったに出会うことはありません。
とても貴重です。
自然のオナガカンアオイを見れて、とても感動した日でした。
この場所は秘密です。
どうか盗掘する人に見つかりませんように。