マガモの色

ここは宮崎市内の海岸近くの小さな川です。

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マガモのオスを近くで見ると感動します。 

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  オスのこの輝き!

それに比べてメスの地味なこと。f:id:tonji44:20191218163119j:plain

 オスのこの輝きは、以前友人に教えてもらった構造色です。
緑色の色素ではなくて、光が反射することによって緑色に見えるのです。

不思議ですねえ。そしてなんと美しいこと。

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光の当たり加減で微妙に変化します。

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 タマムシも同じ構造色だそうです。

サツマイナモリが咲いています。

山道の土手ににサツマイナモリが咲いていました。 

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殺伐とした冬の山で出会うとほっとする花です。

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たくさんあるから見向きもされない花ですが、よく見るととてもかわいらしい花です。

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この花を見た後車で進んでいましたら、コシジロヤマドリのオスが道を横切って飛びました。長い尾をひらひらさせて。写真は間に合いませんでした。

山道も時々いいことに出会います。

カモの水紋

大淀川の中流です。

カモがたくさん遊んでいました。

緩い流れの中を上流に向かって泳いでいます。 

水の流れで水紋ができます。

水紋というより水流紋と言った方がいいかもしれません。

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カモが飛んできました。

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着水。

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ここでも水紋ができました。

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水紋はだんだん大きくなります。

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こんなにきれいになりました。

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予期せぬ水紋のショウが目の前で展開されて暫く見とれてしまいました。

これは一瞬の、その時間だけの神様の芸術作品。

バンのいる蓮の池

宮崎県児湯郡新富町の海岸近くに池があります。

稚児ヶ池という池です。

その池は蓮がいっぱいです。

夏は蓮の花がきれいですが、今は葉が枯れて蓮の収穫の時季です。

時々おじさんが池に入ってポンプで水を汲んでかけながら蓮をとっています。

今日はおじさんが休みのようで鳥たちがのんびりしています。

 

蓮池にはいろんな水鳥がいます。

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バンです。何羽もいます。

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冬でも大人は嘴の先が赤いのですが、そうでないところを見ると子供でしょうか。

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2羽で喧嘩を始めました。

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左の方が棒を口で咥えました。まるで人間の子供の喧嘩みたい。

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 棒を持った方にもう一羽が加勢して相手を追っ払いました。

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おやおや真中にいるのは、バンではなくてオオバンですね。

一回り大きくて嘴が白いです。

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オオバンは額も白いのですがこれは周りに白い縁取りがあるだけ。

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カルガモもいます。

カルガモは地味ですが、青紫に輝くところが腰の両方にあります。

翼鏡・・・よくきょうと言います。

見えるときと見えないときがあります。飛ぶときはよく見えます。

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タシギは枯れた蓮の中を歩きまわって餌を採っています。

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カワセミがツイーと鳴いてやって来ました。

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まだ他にもマガモ、コガモ、ヒドリガモ、コサギ、カワラヒワ、スズメなどなど賑やかな蓮の池でした。

冬・・・イイギリの赤い実

ずっとずっと山奥に行ってきました。何時間もかけて。

人はいません。時々シカの鳴き声が来こえます。

谷に下りる小道に、突然鮮やかな赤い実。

イイギリの実です。

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イイギリの木の下の石の上にチョウがいました。

キタテハ。 

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キタテハは成虫で越冬するのだそうです。

厳しい冬だろうなぁ。

ハクセキレイとタヒバリ

広い牧草地にばら蒔かれたようにあちこちを動き回っている小鳥。

ハクセキレイとタヒバリです。

ハクセキレイはタヒバリより少し大きいし、白が目立ちますからすぐ分かります。

 

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今回写真を撮ったのは、こんなに広い牧草地です。

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多いのは下の写真のような顔がちょっと黄色いハクセキレイです。

今年生まれの第1回冬羽でしょうか。

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ハクセキレイは人を恐れずに近づいてきます。

コンビニの駐車場などでもよく見かけます。
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もう一つのタヒバリは、土の色に近いため目立ちません。

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ハクセキレイより少し小さくて、スズメくらいです。

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胸に黒い斑点があります。
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今、宮崎県内にいる鳥の中で一番数が多いのはハクセキレイだと思います。次がタヒバリでしょうか。3番目は・・・・。

 

 

 

 

コミミズクを獲ったのは誰?

もういくつ寝るとお正月 ♪  の頃となりました。

海を眺めに浜に行きました・・・本当は鳥を探しに。

時々ハヤブサが止まっている浜です。

以前止まっていた漂流丸太の止まり椅子の周りを見てみると羽が落ちています。

ここでカモが羽をむしられたようです。

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近くを探してみると大きな羽がたくさん落ちています。

だけどいつものカモとちょっと模様が違います。そしてカモより大きい羽です。

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 何の羽か現場ではわかりませんでした。それで持って帰りました。

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下の写真の真ん中の空に鉄塔が見えます。ここが鉄塔ハヤブサの鉄塔です。

ここに来るのは鉄塔ハヤブサです。

 

www.nekoton.com

 

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帰ってから羽図鑑で調べました。

コミミズクのようです。

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 ハヤブサがコミミズクを襲うのでしょうか。

場所はハヤブサの場所ですが、たまたまオオタカが来たのかもしれません。

犯人は誰だ?ハヤブサが黒にかなり近いけど。

ヤツデの花

今の季節、山に行ってもなかなか花に出会いません。

しかし今回は目の前に大きな白い花。

手も指も広げて、ここにいるよと元気いっぱいの花。

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葉っぱの大きいこと。直径30センチ位あります。

それの指が8本。八つの手?指に見えるけど、ヤツユビ?

必ずしも8本ではなくいろいろ。多かったり少なかったり。 

天狗のうちわと呼ばれます。

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花も生き生きとしています。冬に負けない花。 

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今時の山の花は貴重です。時々チョウが訪れていました。

マルバテイショウソウ

マルバテイショウソウ咲いていると教えてもらいました。

小さな川が流れている脇の林道の土手です。

川のせせらぎの音が聞こえます。

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マルバテイショウソウはとても写真にとりにくい花です。

葉は地面近くにあって、そこから細い花茎が普通50センチ以上にも伸びているのです。

ですからできるだけ花茎の短いものを探して写真を撮ります。 

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 下の写真。これでも花茎が短い方です。

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 花は独特できれいです。

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私が好きなのは葉です。

探していても花はなかなか目に入りませんが、葉はすぐ分かります。 

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 葉の大きさはこのくらいです。

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下の写真の中に花の咲いた株が何本もあるのですが、見えにくいですよね。

だから葉を探します。 

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 キッコウハグマは殆ど花が終わりましたが、少し遅れて今はマルバテイショウソウの季節です。

テイショウソウというのが本州の方にはあって、鋸葉だそうです。

九州にあるのは鋸葉でないからマルバだそうです。

長葉でも丸葉。

 

カラフトワシ 2019年12月、やっと飛来しました。

 

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カラフトワシがやっと到着しました。

今年はなかなかやってこないので、何かあってもう終わったかと思っていましたので、喜びも一入です。

今年の初認は12月7日のようです。

私が見てこの写真を撮ったのは12月9日です。

6回目の飛来です。

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過去の飛来日です。

あくまでも私が見たり聞いたりした範囲です。

1年目  2014.11.24
2年目  2015.10.12
3年目  2016.10.25
4年目  2017.10.27
5年目  2018.10.10
6年目の今年は12月7日。

 

今年は真っ黒になってやって来ると友達と話していたのですが、まだあちこち白が残っています。

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相変わらず悪いカラスが追い回しています。

人のいいカラフトワシは時々威嚇しますが、逃げることが多いです。 

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 去年はすぐ雲隠れしてめったに見れませんでしたが、今年はどうなることでしょう。

 

 

 

 

 

 

キンクロハジロ

大きな池にはカモがいろいろ来ています。

みんな遠くにいるのですが、近づいて来たこれは何?

君は誰?

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写真撮ろうとしたら逃げようとします。

大丈夫、大丈夫、何もしないから。

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キンクロハジロのようです。

夏ならキンクロハジロのオスが目立ってすぐ分かるのですが。

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下の写真、前はキンクロハジロのメス非繁殖羽でしょうか。オスのエクリプスも似ていますからなかなか分かりません。後ろに子供がいるからお母さんにしておきましょう。

目が輝いています。
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オオバンも来てみんなで遊び始めました。

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池は、暫くカモたちで大賑わいです 。

 

サネカズラ 美男になります。

田んぼの脇の藪の中に、赤い実がちらほら見えました。

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 赤い小さなぶつぶつがいっぱい。

何かに似ています。

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 少し長めのものも。

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 大きさはこのくらいです。とてもきれいです。

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 サネカズラは古くから親しまれている植物です。常緑の蔓性です。

よく知られた歌があります。
  名にし負はば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな
                      三条右大臣・後撰和歌集 

 

私たちは普通これをビナンカズラ(美男葛)と呼んでいます。別名です。

この蔓から粘液を取って整髪料にしたのだそうです。それを髪につけると美男になったとか。

 

鉄塔ハヤブサ

宮崎市の北のはずれ、海の近くに高い高い鉄塔があります。

その鉄塔に毎年ハヤブサがやって来ます。

今年も来ているかなあと双眼鏡で覗きましたら来ていました。

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とっても遠いので豆粒にしか見えません。

一番下のサークルです。分かりますか?

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「おーいいハヤブサ君、聞こえたらいいポーズ作って」

「OK、こうかい」

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「いいねえ、いいねえ、なかなかかっこいいポーズだよ。サンキュウ」

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「また会おうね。寒くなるから風邪ひかないようにね」

「じいちゃんも風邪ひかないようにね」