山に行くとヒヨドリバナが咲き始めていました。
その花にやって来たのはアサギマダラです。
ヒヨドリバナにアサギマダラは定番です。
黒白の体がかっこいいです。
アサギマダラは渡りをするチョウで有名です。
タカの一種のサシバは春に大挙して日本に渡って来て、秋になると南に渡っていきますが、アサギマダラも一緒です。沖縄、台湾、香港まで渡っていきます。それが証明されています。
どのように証明されたかというと、アサギマダラを捕まえて、翅にフェルトペンの黒で日時や場所、捕獲者の名前など書くのです。それをマーキングと呼んでいます。日本でマーキングされたアサギマダラが台湾など南の国で捕獲され、情報が送られてくるのです。
だけど、あんなひらひらしたチョウが海を越えて渡っていくなんて信じられません。
ちょと風向きが変わったらとんでもないところに飛ばされるに決まっています。
そこで考えました。もしかしたら、同じ時期に渡っているサシバの胸にしがみついて渡って行くのかもしれません。この秋にサシバが南に渡っていくとき、サシバをよ~く双眼鏡で見てみます。アサギマダラがしがみついているのが確認できるかもしれません。
だけど、胸の羽の下に潜り込んでいたら見えないなあ。