宮崎県の南部の日南市南郷町には大島という島があります。
最盛期の1950年代には300人以上も住んでおられたそうですから、比較的大きな島です。だけど今はだれも住んでおられないようです。無人島です。
だけど連絡船あけぼの3号が1日4往復しています。不思議?
子供の遊び場やキャンプ施設が作ってありますので、土日になると団体さんが渡られるのでしょう。
乗り場と時刻表です。
島まででは10分少しで到着します。
竹之尻 港と小浜港に寄港します。
私が乗ったのは平日の10時発。
客は私一人でけ。乗務員が2名。
座席のテーブルの上にはこんなポスターが。
アヒルを置きませんか???
私を小浜港に下ろした船は帰ってしまいました。 心細くなりました。
港・・・なーにもありません。誰もいません。自動販売機もありません。 無人島ですから。
港のはずれ。昔の漁業の名残。
歩いて坂を上っていきました。さっき私が降りた港。
新緑がなんと綺麗なこと。
道路わきの古い家。いつまで住んでおられたのでしょうか。
ここにも打ち捨てられた家。
当時の生活の賑わいが脳裏に浮かびます。
悲喜こもごもが繰り広げられたことでしょう。
少し上ると海。太平洋。
海岸に下りてみました。石と海と空だけ。
舗装されていない小道を歩いてみました。
山の上に展望広場がありました。
看板が立っていました。来る人がいるということです。
大きな道を進むとアヒル。
船の中のポスターの意味が分かりました。上陸した子供たちが記念に置いておくのですね。
あっちからこっちまでずらーっと。
草の花や木の花、昆虫などを見て、あっちに寄ったりこっちに寄ったりしていたら16時になりました。島の全部を見ることができませんでした。結構大きな島です。
17時過ぎの最終便に乗り遅れると大変です。早めに竹之尻港の岸壁に向かいました。
西の方が本土です。
船がやって来ました。
良かった。
帰りはもう一人お客さんで2人でした。日南市油津で晩御飯食べて、家に帰りついたのは午後8時でした。
島を歩くことで心の中のいろいろのもやもやが取れました。