秋晴れの日、孫とキリシマリンドウを探しに行ってきました。
行先は霧島山系の高千穂河原。鹿児島県霧島市になります。
随分前の話ですが、高千穂河原から中岳に登る登山道脇にキリシマリンドウがたくさん咲いているのを見ていたのです。しかし、2011年の新燃岳大爆発後高千穂河原も灰が積もって、小さな植物は壊滅状態になりました。
3年前くらい前には行って探しました見つけることはできませんでした。
今年はもしかしたらと思って行ってみたのです。
中岳への登山道はこんなところです。見晴らしがよくてとても気持ちがいいところです。
見えているのが中岳で、その向こうに新燃岳があります。今も中岳には登れません。登山道のずっと向こうには登山禁止の大きな看板がありました。。
私たちが歩いているところは、新燃岳までは直線距離で2.5キロ位のところです。
昔、キリシマリンドウがあったところを探し回りましたがなかなか見つかりません。
やはり駄目かと諦めかけていた時、登山道右側に1本見つけました。「おお、生き残っていた!よかった!」
下の写真、左下にリンドウが1本。向こうに見えているのは高千穂峰
それからも高千穂峰を眺めたりしながらゆっくり歩いて探しました。
すると、登山道から少し入ったところで孫が「あった、あった」と叫びます。
行ってみたら2本ありました。よかった~!。
3本あるということは今から増えます。安心。
キリシマリンドウは、園芸種のリンドウとは違います。いかにも野生という感じで小さくて地味です。
そして、葉に特徴があります。巷で見るリンドウの葉は丸っこいですが、これは細長くとがっています。花が何個も着くのではなくて茎の先に1個しか着きません。
キリシマリンドウがあったのでもう安心。ゆっくり下ります。
ススキが風に揺れてきれいです。