高鍋湿原の小さな池の周りをギンヤンマが飛び回っています。
止まったら写真を撮ろうと思うのですが止まりません。
しばらくするとつながったギンヤンマが目の前に飛んで来て、産卵を始めました。
ギンヤンマの腹部(胸部?)の色はきれいです。
オスとメスはだいぶ色が違います。オスはきれいな空色。メスは緑色。
私が小学生の頃の夏休み、ギンヤンマ釣りをしていました。
飛んでいるギンヤンマを網で捕まえます。そしてそのギンヤンマの胸に、ヨモギの葉を揉んで柔らかくしてくるっと巻きます。そして糸でつないで竿先に着けて飛ばすのです。
すると、オスがやってきてそれにしがみつきますから、糸を引き寄せて捕まえるのです。
あのヨモギの葉を巻くのは一体何だったのでしょうか。
上の写真を見るとメスの胸は空色ではなく緑色です。
飛び回っているのはオスだから、それを網で捕まえて、その空色を緑の葉で隠してメスに見せかけていたのでしょうか。
あの頃はみな貧乏で、昼はいつも蒸かしたサツマイモだったのを思い出します。昭和30年代の初めごろのはなしです。