春は名のみの風の寒さや・・・
だけどその城跡の道を登っているとウグイスがホーホケキョと元気に鳴いていました。
そこの道端に小さな白っぽい花。
やっと花芽を出して咲き始めたばかり。
覗き込むととてもきれいな花。
この色。
雄しべの薄い青、めしべのちょっとピンクがかった色。
これはツクシショウジョウバカマです。
つぼみも。
別の1本。
場所によって花の色もいろいろありますがここのは清楚。
ショウジョウと名前が付くからには猩々緋の赤色が入っていそうですが、九州にあるツクシショウジョウバカマという名前の元になった「ショウジョウバカマ」の花は赤色のようです。
植物名はキュウシュウ(九州)何々という代わりに、ツクシ(筑紫)何々というのが殆どです。これも面白い。
まだ咲き始めで、花茎が伸びていません。こんなに小さい。
伸びきった花茎は2,30センチになります。
葉は冬を乗り切った葉で痛んでいますが、その中から新しい葉が出てきています。
ツクシショウジョウバカマの横には野仏。
手を合わせました。
私は最近、野の仏様に出会う機会が多いように思います。
野の仏様と心の仏様を探す旅。