串間市の海に近いところに、キイレツチトリモチを見に行ってきました。
ツチトリモチは赤くてイチゴみたいな感じですが、このキイレツチトリモチは淡い黄色です。だけど黄色ツチトリモチではありません。喜入ツチトリモチです。
鹿児島県の喜入町で見つかったからだそうです。
南方系の植物で、九州では所々で見つかっていますが、なかなか目にすることはできません。
これも寄生植物です。海岸付近に多いトベラ、シャリンバイ、ハマヒサカキなどの根に寄生します。
今まで何回か見ましたが、茶色の斑点があるものとそうでないものがありました。
今回謎が解けました。
ちょっと離れた場所で斑点のあるものも見ることができました。
下の写真の、白い斑点は雄花だそうです。拡大してよく見るとそんな気がします。
そして茶色の斑点はその雄花が枯れた所。
だから白い斑点の時は花茎があまり伸びていませんが、雄花が枯れるころになると成長して、花茎が伸びてきています。こんな風に。
固まって咲いていますが、そのわけも。
本体は土の中に大きな塊が一個あって、そこから花を咲かせるためにその時期だけ表に顔を出すからだそうです。
知らないことがいっぱいあって面白い。