アオモンイトトンボと・・・

児湯郡木城町の大きな池の水辺、草の葉にイトトンボが止まっていました。

繋がっているこのイトトンボ、何でしょう。イトトンボはいろいろ種類があって、体が小さいのでなかなか分かりません。

これはアオモンイトトンボのようです。

近くには一匹で止まっています。アオモンは尾の先の青色の入り方に特徴があります。

しかし、下のイトトンボは、尻尾の先の白の入り方がアオモンと違います。なかなか難しい。

調べてみたらこれはホソミイトトンボのようです。

現場では分からなくても、今は写真を撮って帰って、家で拡大してみたら分かることがあります。それも楽しい時間です。だけど一人作業ですから間違っているかも・・・です。

コッコッコッと鳴くコシジロヤマドリ

山道の途中、小さなコッコッコッという鳴き声が聞こえました。目を凝らして声の方を探すと鳥が動いていました。ヤマドリです。

全身が出てきました。腰が白い。コシジロヤマドリのオスでした。

尻尾が長い。

体の色がいいです。

私の方をじっと見たあと、山の中へ走って消えました。

暫くその場で待ちましたがもう現れませんでした。

コシジロヤマドリとの、ほんのいっときの出会いでした。

美しいミヤマアカネ

山の上の池の近く、小さな道を登っていくと、とっても感じのいいトンボが止まっていました。

ミヤマアカネです。オスの大人は真っ赤ですがこれは違います。

メスでしょうか。それともオスの子供。

とても上品です。

翅の褐色の班、白い縁紋。

秋になったら真っ赤なオスが見られるかもしれません。そのころまた山に登ってみます。

 

キツネノカミソリにクロアゲハ

田舎の道路脇の土手、キツネノカミソリが咲いていました。

オオキツネノカミソリはあちこちで見ますが、キツネノカミソリにはなかなか出会いません。

クロアゲハが蜜を吸いにやって来ました。

田舎道を帰っていると、きれいな入道雲に出会いました。

暑い!

 

田んぼのアマサギ達

田んぼに行きました。

稲が実って黄金色になっていました。こうべを垂れています。もうすぐ刈り取られて新米に変身します。

こちらの田んぼはまだ実が実っていません。

あぜ道に並んでいるのはアマサギです。

「暑いなあ、暑いなあ」と言っています。

今日の入道雲。暑さ本番です。

 

 



 

ハガクレツリフネソウ

山道を車で登りながら見つけました。

葉の下に隠れてそっと咲くツリフネソウ。葉隠れツリフネソウです。

内気なツリフネソウです。

淡いピンク。色も控えめです。

林の中を歩いていて葉を見つけても、上から見ると花が目につかないことがあります。

 

せっかちなソリハシシギ

水辺に3羽のシギが休んでいました。

ソリハシシギでした。

まだ繁殖羽(夏羽)です。黒っぽいです。

池の周りを元気よく飛び回っています。

ソリハシシギは春と秋に日本を通過する旅鳥のはずです。

シベリア方面で繁殖し、秋に南の国に渡って行く・・・はずですが。未だ8月になったばかり。
早いですね。せっかちなソリハシシギ!

 

 

 

小魚を待つクロサギ

海岸に行きました。波打ち際にクロサギがいました。

いつまでもじっとしていて動きません。

波で運ばれてくる小魚を待っているようです。

突然俊敏に動き出しました。小魚を見つけたようです。

見ている間に何回も捕まえました。

今日の海沿いは、風があって凌ぎ易い日でした。

 

台風後の海岸、ミユビシギ

昨日まで台風6号の影響で雨が降ったりやんだりでした。

今日やっと晴れたので海に行ってみました。波はすっかり収まっていました。

波打ち際でエサを探しているのはミユビシギです。

いつも見る冬のミユビシギは白っぽいのですが、今は繁殖羽ですから色が濃くなっています。

広い砂浜、ミユビシギだけがあっち行ったりこっちに来たりしていました。

暫くすると海の上に入道雲が沸いてきました。夏だ~!

 

 

ヒヨドリバナにアサギマダラ

山に行くとヒヨドリバナが咲き始めていました。

その花にやって来たのはアサギマダラです。

ヒヨドリバナにアサギマダラは定番です。

黒白の体がかっこいいです。

アサギマダラは渡りをするチョウで有名です。

タカの一種のサシバは春に大挙して日本に渡って来て、秋になると南に渡っていきますが、アサギマダラも一緒です。沖縄、台湾、香港まで渡っていきます。それが証明されています。

どのように証明されたかというと、アサギマダラを捕まえて、翅にフェルトペンの黒で日時や場所、捕獲者の名前など書くのです。それをマーキングと呼んでいます。日本でマーキングされたアサギマダラが台湾など南の国で捕獲され、情報が送られてくるのです。

だけど、あんなひらひらしたチョウが海を越えて渡っていくなんて信じられません。

ちょと風向きが変わったらとんでもないところに飛ばされるに決まっています。

そこで考えました。もしかしたら、同じ時期に渡っているサシバの胸にしがみついて渡って行くのかもしれません。この秋にサシバが南に渡っていくとき、サシバをよ~く双眼鏡で見てみます。アサギマダラがしがみついているのが確認できるかもしれません。

だけど、胸の羽の下に潜り込んでいたら見えないなあ。

 

イヌビワの実はこたっの実

台風5号の影響で宮崎も雨。風は殆どありません。

雨が止んだ時を見計らって傘を持って散歩に出ました。

散歩の途中、山際に垂れ下がっている木に実がなっていました。

私の好きなイヌビワです。

なぜ好きかというと実が食べられるからです。

この黒くなった実を食べます。ミニミニイチジクです。

懐かしいのです。子供のころよく食べていました。

そのころおいしかったので、今食べてもおいしいと感じるのです。子供のころはこの実を「こたっの実」と呼んでいましたが、今ネットで調べてもそんな言葉は出てきません。

 

タマカラマツとシギンカラマツ

台風5号が近づかないうちにと思って山の上の花を見に行ってきました。里は晴れていたのに山の上は雲に覆われていて、時々雨が降りました。

タマカラマツがほんの少し残っていて、風に揺れていました。

タマカラマツは葉が爽やかです。

下の写真。近くにはシギンカラマツがありました。

まん丸い実が紫色です。紫銀カラマツ。私にでもわかりやすい。

紫でない実もあります。もしかしてこちらは蕾?

両方見れて好い日でした。

だけど時々雨が降り出して、木陰で雨宿りするのですが、それでも雨粒がぽたりぽたりと落ちてきて、いつ止むのかなあと心配でした。静かな時間でした。

 

オタマジャクシと・・・

林道を登っていく途中の道路脇に小さな池がありました。

トンボでもいないかなと思って車を止めました。トンボはいません。

池をのぞき込むと・・・オタマジャクシ。

いっぱいいっぱい。

足の生えかかったオタマジャクシ。その足には縞々があります。

こんな山の中のオタマジャクシ、多分ヤマアカガエルだと思います。

 

と思って見ていたら、変なのが出てきました。大きい・・・。

アカハライモリでした。オタマジャクシを食べるかと思って見ていましたが、食べずに・・・奥の方に引っ込んでしまいました。

山の中のきれいな水に住むオタマジャクシとアカハライモリ…なんだかいい感じでした。

 

キイトトンボとギンヤンマのつなっげん

私が小さい頃、つながったトンボを「つなっげん」と呼んでいました。

池の脇に小さなキイトトンボのつなっげん。

同じ池の中には大きなトンボのつなっげんがいました。

ギンヤンマのつなっげんでした。池の中に産卵中。

トンボさんたちただいま繁殖中。