タマゴケの極小の緑の風船

西米良村の山に行きました。一ツ瀬川の上流です。

寒くなくて丁度いいくらいの陽気でした。

水が少しばかり流れ落ちている渓流があって、そこの岩の隙間から奇妙な鳴き声。

グエッ、グググ、グエッ・・・

今の季節聞こえるタゴガエルの鳴き声です。なかなか姿が見れません。

その付近の岩にはコケがいっぱいついていますが、中にひときわ目立つ鮮やかな緑のコケの塊がありました。

とってもきれいに行儀よく並んでいます。

目を近づけてよく見ると、小さな小さな緑の風船のようなものが見えます。

帰ってから調べたら、これはタマゴケの胞子体の入ったカプセルだということが分かりました。

小さいこと、直径は1~2ミリです。マッチ棒の先の半分もないくらい。

自然は目を近づけてよく見ると、別の世界があることが分かりました。