以前、植物に詳しい人とよく山に行っていました。
その人に植物の名前を教わっていました。
その時の会話。
「これツルニンジン、別名ジアソブ。バアソブというのもあるけどね」
私にはそのように聞こえていました。
だから私は、ジアソブは「爺さん遊ぶ」で、バアソブは「婆さん遊ぶ」
と思い込んでいました。
しばらく経ってそれが間違いということに気づきました。
ジアソブはジイソブだったのです。私の聞き間違いでした。
しかしバアソブはバイソブではなくてやはりバアソブ。
結局、ジイソブは爺のソブであり、バアソブは婆のソブだったのです。
ソブというのは長野県木曽地方の方言でそばかすのことでした。
下はジイソブの花、本名はツルニンジンです。
花の紫色の斑が爺さんのそばかす。
ジイソブは蔓に釣鐘型の花が垂れています。最近よく道端で見かけます。
つぼみは緑色、可愛いです。
「爺遊ぶ」なら私にぴったりの名前だったのですが。残念。