広い休耕田にシギが1羽。
トウネンやヒバリシギよりは一回り大きいシギです。
なんだか背中の色がとても素晴らしいです。
銀色っぽくくすんだ輝き。渋い!
下の写真、脚の色は黄緑色。
ということはコオバシギのようにあります。
他のシギと一緒なら大きさである程度分かるのですが、1羽だと大きさがいまいち分かりづらいです。
コオバシギでもこれは幼鳥のようです。
それはサブターミナルバンドがあるからです。
サブターミナルバンドというのは聞きなれない言葉ですが、下の写真の一枚の羽を見てください。
一枚の羽は、付け根から殆ど灰色で、先端近くに黒色があって、その先は白色で終わり。
その黒色の部分をサブターミナルバンドと言います。強いて言えば一番外側の白はターミナルバンドで、2番目だからサブです。
このサブターミナルバンドはコオバシギのほかにも、サルハマシギやオジロトウネン、コアオアシシギ等の「幼鳥」で見られる特徴だそうです。
このコオバシギ、幼鳥だから他のシギとはぐれて一人ぼっちなのかもしれません。