台地のはずれの山肌にスミレが沢山咲いています。
花は少しピンクが入ってとてもきれいです。
写真ではそのピンクがあまり出ませんけど。
普通のスミレと全然違う所。
それは葉です。
切れ込みが多い。
宮崎ではあまり見かけないスミレです。
エイザンスミレかヒゴスミレ?
図鑑で調べると、エイザンスミレは葉の基部が3葉に分かれて、ヒゴは5葉。
葉全体を広げると、エイザンは3角形、ヒゴは5角形。
この葉の基部、5枚のようだけど一番茎側は基部からではなく2,3枚目の途中から出てきているようにあります。そして葉の全体を広げた時の形はきれいな5角形ではないと思います。そしてヒゴは葉の裂片がとても細いはず。
そういうことから葉はエイザンかな?
エイザンとヒゴのもう一つの区別点は、花の縁だそうです。
エイザンは波打っていて、ヒゴは波打っていないそうです。
え、ほとんど波打ってない?ヒゴ?
難しいけど少しは波打っているのでしょうか.
ということで難しい。
私の見た感じではエイザンです。私が知っているヒゴの花は、白くて丸っこい感じ。
そして葉が細い。
だから私の判定はエイザン。最後は感覚(笑)
しかし待てよ、もしかするとエイザンとヒゴの中間型と言われるナンザンスミレ?
ナンザンスミレは長崎県対馬特産。それが宮崎に。それは大変。
人間が決めた花の名前。このスミレにとっては「私は私」
ここで咲いているだけ。ただそれだけ。
ここの山に咲いているのを見つけたのは2010年ですから随分前です。
毎年咲きます。見に行くのが楽しみです。
今回現地から、スマホで写真撮って、京都に住む友人に「エイザンスミレですよ」とラインしましたら、「今比叡山が見えるところにいます。エイザンスミレのエイザンは比叡山の叡山で、ここで見つかったかららしいですよ。今朝は比叡山にまだ冠雪がありました」と返信が来ました。なるほど比叡山のエイザンだったのですね。