午後4時ころから、ムクドリの集まる電線の近くでムクドリの様子を観察しました。
ムクドリは夜寝るのは、みんな一緒に集まって寝ます。そこが塒(ねぐら)です。
塒は竹などの生い茂った藪のようなところだったり、木の生い茂ったところあるいは大きな木だったり。
面白いのはその塒に入る前、どこかに集まるということです。そしてある時刻になると塒に移動します。
今回、私が見たのはその塒に入る前の集まる電線です。
田んぼの近くに養鶏場があり、その近くの電線には、昼間から20羽くらいのムクドリがいます。
そこに夕方4時ころから少しづつ帰って来始めました。10羽くらいだったり20羽位だっりの小さな群れがいろんな方向から帰ってきて、電線のムクドリの数が次第に多くなります。
最終的にここに集まるのは300羽位。
こっちにも。
この電線で日暮れになるのを待つようです。
4時30分くらいになると大体メンバーがそろうようです。ときどき下に下りて、草を食べたり、虫を食べたりします。寝る前の腹ごしらえ。
こっちでも。
ホシムクドリも混ざっています。
この日は晴れていました。
この日の「日の入り」の時刻は国立天文台によると17時11分。そこは東も西も見晴らしがいいところです。
確かにその時刻17時11分ころ西の空に太陽が赤く染まって沈みました。それでも西の空は明るいのですがあたりが薄暗くなりました。
下の写真は北方向を写しています。
ムクドリも赤っぽく写ります。
5時15分電線の右側から10羽くらいが飛び立ち北の方に見えなくなりました。
右下の飛んでいく姿。
そして10秒間隔くらいで、10羽とか20羽とか少数ずつが飛び立っていきます。瞬く間に少なくなりました。あと5分の1くらいが残っていましたが少し間をおいて、今度は残り全部一斉に飛び立ちました。
ところがそれまでは北方向でしたが、今度は一斉に西の方角に消えました。
塒が違うようです。
一羽もいなくなりました。17時18分。西の空は夕日。
3分間劇場でした。
近くの住宅に灯がともりました。夕餉の準備。