ヒガンバナ

今日9月23日は彼岸の中日です。

お彼岸というのは仏教の概念ではなく、仏教が日本に伝わる前からあった日本古来の先祖崇拝信仰の名残だそうです。どちらかというとお寺より神社に近いのかなと思います。

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田舎の道を歩いていると、小さな神社の鳥居がありました。

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神社に通ずる小道の脇にヒガンバナが咲いていました。

f:id:tonji44:20210922095900j:plainまだ此岸にとどまっている私は、彼岸に居られるお先祖様に手を合わせました。

ハマニガナ

浜に行きました。海は少し荒れていました。

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砂浜に点々と黄色い花が咲いていました。

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ハマニガナの花です。

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ハマイチョウと教えてくれた人もいました。そのように呼ばれることもあるようです。葉がイチョウみたいだから。

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こんなところにもちゃんと虫が来ています。

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遠くに船。海が荒れているのに急ぎの用があるのでしょう。

道端の花・サイヨウシャジン

土手の草の中から、小さな鈴のような花が下がっています。

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サイヨウシャジンです。宮崎では畑の土手などでよく出会います。

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鈴なりのサイヨウシャジン。

サイヨウは細い葉、シャジンは沙参で咳止めなどの漢方薬だそうです。

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1本だけこんなに青い花がありました。

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風が吹けば揺れる釣り鐘。かわいい花です。

そっくりな花にツリガネニンジンというのがあるようですが、私はまだ見たことがありません。

 

道端のガガイモ

道端のどこにでもある藪。

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よく見ると見慣れない赤っぽい花がありました。

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教えてもらって分かりましたがガガイモです。

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毛深い花のガガイモ。

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やって来たのはアカタテハ。

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つる性で、ヘクソカズラと一緒に巻き付いて藪を作っていました。

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ガガイモ、私は初めて見て感動。まだ見ていない花がいっぱいあります。

ということは感動もいっぱい残っているということです。

 

 

 

アカアシシギ

海辺の近くの湿地にいた中ぐらいの大きさのシギ。

足が赤い。アカアシシギです。

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セイタカシギも赤い。どっちが赤い?

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シギ類のほとんどは、北極圏やシベリアなどで繁殖しますが、その中でアカアシシギは北海道の野付半島で繁殖していました。昔私も見に行ったことがあります。しかし今ではほとんど繁殖しなくなったということです。観光地化と温暖化。

キリアイ

2羽のシギがいました。

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にわかには何かが分かりませんでした。

ヒバリシギかな?キリアイかな?

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上と下は別個体です。

2羽ともくちばしの先が少し下に曲がっているようにあります。

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でキリアイだろうと思った次第です。

頭の模様も独特です。

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キリアイは足が黒いと書いてある図鑑が多いのですが、これは下のように黄緑色。う~ん?

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ネットで足の色を調べたら、足が黄緑色のキリアイもいるというのを見つけました。

この年になると自分に都合のいい情報を何とか見つけます。生きる知恵です。(笑)

 

アカエリヒレアシシギ

海岸近くの水辺の、セイタカシギの足元でエサを捕っている小さめのシギ。

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久しぶりに出会ったアカエリヒレアシシギでした。

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成鳥の繁殖羽なら首付近が赤いので赤襟ですが、これは非繁殖羽だろうと思います。

20センチ位しかない小さめのシギです。

2羽になりました。

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1羽は少し背中に赤みが残っていました。

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水の上を飛んだり、岸に戻ったたり。

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シベリヤを出発してフィリッピン当たりに渡る途中に立ち寄ったようです。

 

ホソバヒメトラノオ

草原の中にところどころ咲いていたホソバヒメトラノオです。

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緑の中の青が目立ちます。

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顔を近づけてみると一つ一つの花びらが綺麗です。

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下のように葉が細いから細葉でしょうけど、細葉でないヒメトラノオというのがあるようです。私は見たことがありません。宮崎にはないようです。

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風が吹くとゆらゆら揺れます。

秋の風が似合うのでしょうけど、まだ夏のように暑い風です。

ダイシャクシギともう一人

川の渚に大きな鳥がいました。

くちばしの長い大きなシギとそれより小さなシギ。一緒に行動していました。

親子のようにも見えますが・・・。

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 大きい左側は腰が白いのでダイシャクシギのようです。

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下は大きい方のダイシャク。

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 下の写真、右のほうは・・・。

ダイシャクシギの子供ではなくてチュウシャクシギでした。 

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この二人で渡っているようです。お互いをなんと思っているのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

ミシマサイコとスズサイコ、そしてスズサイコの花

同じ野原にミシマサイコとスズサイコがありました。

この黄色い小さな点々がミシマサイコの花です。右下の赤いのはヒメノボタンです。

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ミシマサイコは線香花火みたいです。

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野原でミシマサイコの花に目を近づけても、咲いているのか蕾かわからないくらい小さい花です。

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こんなに小さい花です。

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近くにあったのはスズサイコです。ほかの草の間から細い茎を伸ばしています。

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一個一個が鈴です。

スズサイコは昼見ても花が開いていません。鈴のままです。

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夕方になったら開きました。

鈴がお星さまになりました。おみごと~。

だけど小さい。直径は1センチ弱です。

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ミシマサイコもスズサイコもなかなか出会わない花です。

そして出会ってもよっぽど気を付けないと見過ごしてしまうくらい小さな花です。

今回はスズサイコの開いた花まで見れました。よかった。

ヤクシマアカシュスラン

日中は暑いので、朝早く川沿いの道を遡りました。

ヤクシマアカシュスランがところどころ咲いていました。

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ヤクシマアカシュスランは今が見ごろみたいです。

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と言っても花は小さくて、目を近づけてもなかなか見えません。

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両手を広げた米粒。

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朝の谷に日が射してきました。

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輝く水の上をカワガラスが下って行きました。

暑くならないうちに帰ります。

タイワンツバメシジミ

草いきれのする道を草をかき分けながら進んでいると、目の前を小さな白いチョウが飛び回っていました。

シジミチョウですが何のシジミチョウかなと思ってカメラを向けて拡大しました。

しっぽ(と私が呼んでいる後翅の尾状突起)が見えましたのでツバメシジミだろうと思いました。

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帰ってから写真を確認するとツバメシジミではなくてタイワンツバメシジミでした。

上と下は別個体です。少し班の入り方が違うようです。

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よく翅を広げて止まっていました。

なかなかきれいです。

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珍しいシジミチョウチョウに出会えて、いい日でした。