渓谷沿いの道を車でゆっくり走っていました。
この長雨で所々崩落した石がありますから、時々それを道路脇に動かして進みます。
するととっても鮮やかな赤い花がありました。赤というより赤紫でしょうか。
背丈が1メートルくらいです。
マルミノヤマゴボウです。
白い花から黒い実になる途中の赤紫です。
一部黒い実になっています。
花の後期になると萼(がく)の色がこのように赤紫になります。
見事です。 神様の芸術。
最初の頃の花の色はというと下の写真、以前撮った写真です。
白い色です。これがだんだん赤紫になって、そして黒い実になります。
マルミノヤマゴボウは割と珍しい花で、なかなか出会いませんし、ちょうど真っ赤な時期に出会うことはなかなかありませんので、今回はその鮮やかさにびっくりしました。
マルミノヤマゴボウに似た花にヨウシュヤマゴボウというのがあります。
それは低い山でもよく見ますが帰化植物で、花の穂がうなだれていてマルミノヤマゴボウのように花穂が直立していません。
ヨウシュというのは洋種だそうです。